見出し画像

ノドから手すさび短歌集(第203首~209首)

短歌7首です。
ちょっとさぼっていました。
テーマは「忍ぶる恋」です。


<忍ぶる恋>

【第二百三首】
南極の太郎次郎は健気だね健気さだけの愛が置き去り
-極地-


【第二百四首】
下着ごとずり下ろされし安ホテル劣等感ごと剥き出しにされ
-バジェットな夜-


【第二百五首】
玉の緒よ絶えねば絶えね言うじゃない切ってやろうかほつれた愛も
-玉の緒-


【第二百六首】
明かさねば秘すれば花と映うものを競いてあかす愚かものかな
-秘密-


【第二百七首】
君知るか祭りの後のやるせなさ帰路の違いし朝帰りかな
-帰路-


【第二百八首】
廃とは捨てるすたれる止める破れる 愛車は廃車 愛人は何
-廃-


【第二百九首】
しがらみを越えてゆけども信楽よビードロ釉よ燃え滓の愛よ
-旅の果て-



マガジンもよろしくお願いします。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

ルンルンです!(*´ω`*)
42
読書やコラム、記事、見聞したものに対して徒然に書いてきたいです🙂。omnivore(雑食動物、乱読、広く興味を持つ)なるままに。現代詩好き。茨木のり子、吉野弘、石垣りん、高橋順子、馬場あき子、河野裕子等。歌は洋楽AOR系が好き、青春はMTV、渡辺美里、大江千里。

コメント3件

第二百四首に、歌人道浦母都子さんのわかいころのむき出しさを連想しました。うろたえてしまいました。
雪江様、道浦母都子さんに対比いただけるなんて幸いです。恐れ入るばかりです。道浦母都子さんの短歌では<こみあげる悲しみあれば屋上に幾度も海を確かめに行く>が好きです。ありがとうございます。
第二百九首は、
しがらみと、甲賀の信楽をかけているのですね。
釉、はなんと読むのかわからなかったのですが、うわぐすりと読むのですね。
短歌を詠む中で、言葉の勉強もさせていただいております。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。