【漫才.137】情報

井口―はいどーもー、ウエストランドです!

河本―いきなりなんですけど、最近新しい読書にハマってるんですよ。

井口―そうなんだ。どんなの読むの?小説とか?

河本―女性誌。

井口―は?

河本―女性誌を読むのにハマってるんですよね。

井口―あんまり男ではいない気がするけど。

河本―で、女性誌って恋愛に関することもいっぱい書いてあるんですよ。

井口―まぁそんなイメージあるなー。

河本―だから、全然モテないお前に良い情報も沢山載ってましたよ。

井口―若干とげがあるなー。ちなみにどんなのが載ってるの?

河本―最近は、オンラインゲームを通じて出会って、付き合ったりする人多いらしいんですよ。

井口―え?

河本ーそういうのやってみたらいいじゃないですか。

井口ーそんなの絶対嫌だろ。

河本ーなんでですか?ゲーム内で女性プレイヤーを助けたりしたら、優しいって思われますしね。

井口ーなんでそんな事しなきゃいけねーんだよ!いいか、ゲームっていうのは、現実ではできない経験を楽しむもんなんだよ!現実ではできないからゲーム内で好き勝手暴れるんだよ!なんでモテるのを意識してプレイしなきゃいけねーんだよ!現実世界でモテなくて、ストレス発散でやってるゲームの世界でもモテない思いしたくないよ!そもそもモテようとしてやけに女性プレイヤーを助ける奴なんて本当のゲーマーじゃねーよ!ゲーム舐めんな!

河本―何に怒ってるんですか。

井口―とにかくこんなの意味ないから。他にもっと良い情報はないのかよ?

河本―ありますよ。婚活女性に最も人気なのは、29歳年収600万から800万らいしいですよ。

井口―だからなんだよ!それを聞いてどうすればいいんだよ!29歳年収800万円がいいのか、じゃあそうしうってできねーじゃねーか!年収はまだしも、年齢はもうどうしうもねーだろ!そもそもこのスペックの男は出会いに困ってないだろ!無意味な情報を紹介するな!もっとこれからできる情報を教えてくれよ。なんかねーのか?

河本―ありますよ。20代女性の7割が、VIO脱毛する男性に好印象らしいですよ。いわゆるデリケートゾーンの脱毛ね。これならできるじゃないですか。

井口―できるけど、披露する場面がねーじゃねーか!そこまで持ち込めてるならもういいんだよ!そこまで持ち込めないから好印象もクソもねーじゃねーか!初対面の人にどうやってアピールするんだよ!初めまして井口です。あ、僕デリケートゾーンの脱毛してるんですよねーって伝えるのか!一瞬で嫌われるだろ!モテる方法を教えろ!

河本―だったら、モテる男のさしすせそっていうのがあるんですよ。

井口ーは?なんだよそれ?

河本ーモテる男の言動は、察する力がある、仕事ができる、隙がある、積極的、そばにいてくれる。

井口ー当たり前の事しか言ってねーじゃねーか!そりゃそうだろ!察する力がなくて仕事ができなくて隙が無くて消極的でそばにいてくれない人を好きな人がいまいんだから!ってか察する力があるってなんだよ!いきなり無理やりじゃねーか!なんでもかんでもさしすせそにしなくていいよ!

河本ー「モテる男のかきくけこ」もありますよ。

井口ーもういいよ!なんだその芸人の50音ですぐ言う芸みたいなのは!それももう古いから!今オーディションですぐ言う芸やったら即落とされるんだよ!特技聞かれてそれやりだしたときのスタッフさんの地獄のような顔見たことあるだろ。結局見た目だろ!女子はみんな見た目で選んでるだけなんだよ!だから僕みたいな奴はどうしうもないんだよ!

河本ーそんな卑下しなくても。「身長が低いとモテないは嘘!なのに低身長な男性がモテない理由!」っていう記事もありましたよ。

井口ーなに言ってんだよ!なんだそのとんちみたいなのは!ポジティブな事言ってるようで、結局低身長はモテないって言ってるだけじゃねーか!

河本ー理由は、背が低い事をモテない言い訳にして努力しないから。

井口ーそんな事ねーわ!努力してないからモテないんじゃなくて、モテないから努力をやめたんだよ!卵が先か、にわとりが先か!しいたげられてるからどんどんねじ曲がっていくんだよ!お前らのせいでこんな奴が生まれるんだよ!モンスターを生んだのはお前らだからな!ふざけんな!結局良い情報なんてねーじゃねーか!

河本―とっておきの情報がありますよ。

井口―とっておくな!すぐ教えろ!なんなんだよ?

河本―高身長のイケメンがモテるらしいです。

井口―どうしうもねーじゃねーか!もういいよ!




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