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サッカーとネット

近年、サッカー系のYouTuberが増えた。
細分化すると種類は多岐にわたる。その中には、戦術や試合内容を分析したりするようなチャンネルもある。サッカーの動画を観ていると、関連動画として目にすることもよくある。
いろんな議論を交わしたり、自分の考えを主張するのもサッカーの楽しみ方の一つだ。そういった事を誰でも発信できるというのも、良いことだと思う。もしかしたら、それで日本サッカーにおいての、大きな変化や成長があるかもしれない。
ただ、もちろんその中にもルールはある。誹謗中傷の類いはもちろんアウトだし、選手や監督を初め、サッカーに関わる人へのリスペクトは忘れてはいけない。
批判するときこそ、注意深く言葉を選んで発信する必要がある。
公に発信している人の多くは、もちろんそこに配慮していると思う。が、そこについているコメントや、それを受けの感想は、必ずしもそうでないように見える。もちろん全員がそうではないけど、サッカー関連の事を調べていたら、嫌でも不快なコメントを目にしてしまう。
それだけならまだマシだが、純粋に応援している人たちに対しても、食ってかかっているときがある。
例えば先日の、日本代表VSブラジル代表の試合、0-1で日本代表は敗れたんだけど、それに対して『惜しかった!』と発信したら、『あんなのは何も惜しくない!あれで惜しいとか言ってるから成長しないんだ!』と、言われてしまったりだ。実際僕も応援しているという動画を出すと、日本代表下げるようなコメントがきたりする。
さっきも書いたように、分析したり議論を交わすのは楽しみの一つだ。ただ、純粋に楽しんでいる人に割り込んでまで苦言を呈する権利はない。
批判している人も、とにかく悪く言いたいわけでなく、日本サッカー界を良くするために言ってきるという気持ちなんだと思う。それが危うい。大義名分があるときこそ、お互いに正義と思いぶつかりあってしまう結果を生むからだ。
そしてなにより、サッカー楽しんでいる人にを不快にさせて楽しみを奪うのは、どう考えたって日本サッカーのためにはならない。マイナス以外のなにものでもない。
発信している人からしたら、自分の考えに賛同してくれている人が沢山いるという、いい状態に思えるだろう。しかし、それは誰かを傷つける刃になってしまう危険性もある。発信者は、リスペクトを持って冷静に批判していても、過激に便乗してコメントする人が多く出てきているのが、リアルな現状だ。
もちろん、そんなコメントをする人はよくない。ただ、影響力のある発信者は、やはりそこに対して注意喚起をすべきだと思う。これは強くお願いしたい。
忖度なしに批判しないのは世界のサッカーから見たら遅れている、という前に、誹謗中傷が許されるなんてことは、時代に逆行してしまってる行為だ。
サッカーを好きになる人が増えることこそ、日本サッカーのためだと思う。

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