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吉永監督、ありがとうございました

【ALB Link Vol.37 -2020.12.2 新潟vs栃木ー】

前節の敗戦により、リーグ戦5試合を残した時点でアルビレックス新潟は今シーズンJ1昇格の可能性がなくなりました。最大の目標を失った中で戦う残り試合は辛いものがありますが、ブレることなく目の前の試合に選手もサポーターも全力を尽くすという姿勢で臨んでいきたいですね。


さて、この時期になると来シーズンに向けた動きも徐々に発表されるようになってきます。先日アルベルト監督の契約更新が決定したわけですが、引き続き共に戦える喜びとともに、寂しい別れも受け入れなければならない時期です。

クラブからリリースがあったとおり、前トップチーム監督である吉永一明アカデミーダイレクター兼U-18監督が今シーズン限りで退任することになりました。

2019年、前年にアルビレックス新潟シンガポール監督として公式戦無敗での国内全タイトル制覇という偉業を成し遂げてアルビレックス新潟のアカデミーダイレクターに就任。それから数か月で監督交代に伴うトップチームの監督就任という重責を担うことになりました。

残念ながらJ1昇格を達成することはできませんでしたが、リーグ2位となる得点力を備えたチームを作り上げ、確実にチームの底上げがなされました。

そして2020年はU-18監督として再スタートし、4月からはアカデミーダイレクターを兼務。この2年間、目まぐるしく役割が変わる中で最後までアルビレックス新潟のために尽力してくださったことには感謝しかありません。


この記事は、2019年に吉永監督がトップチームの監督に就任する時に書いたものです。前年の2018年にシンガポールでアルビレックス新潟シンガポールの練習見学をした際吉永監督と会話できる機会に恵まれたのですが、語られる内容に説得力があり、引き込まれるように話を聞かせていただきました。今このタイミングでぜひもう一度読んでくださると嬉しいです。


その時に感じた理路整然としたサッカーにおける考え方、そしてシンガポールにいながらにして注がれていた新潟への熱い想い。アルビレックス新潟が本当に厳しい時期だったので、この人が監督になってくれたら…と強く思いました。

その願いは現実となりましたが、トップチームの監督としてJ1昇格に導くという夢までは叶いませんでした。そして育成の場で今後のアルビレックス新潟を支えてくださることを望んでいましたが、このタイミングで退任ということになりました。


サッカーの世界では出会いもあれば別れもあります。今回の別れは寂しいものではありますが、また再会できる機会があるかもしれません。

吉永監督、2年間ありがとうございました。また新潟でお会いできる日があることを信じて、今後もアルビレックス新潟を応援していきます。アルビレックスファミリーとして共に過ごした日々を胸に、これからの活躍を願っています。


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