アルビを胸に新潟から高知へ
私がアルビと出会ったのは3歳の時です。
無料券をもらってきた祖父に連れられ、家族みんなで試合観戦に行ったことがはじまり(とのこと)です。
それから高校卒業までの15年間。週末家族で行くところと言えばビッグスワン、良くも悪くもアルビの試合結果が我が家の雰囲気を左右する…そんな家庭で育ちました。
私は現在高知県の高知大学に在籍しています。高知大学への進学理由…それは「J・JFLクラブの空白県だったから」です。
「応援の楽しさをもっといろんな人に知ってもらいたい!」「『こんなところもあるんだ』という、その人にとっての何かしらの選択肢のひとつに入れてもらいたい」と考えたからでした。
そこで「Jリーグがあるところ、発展しているところよりも、まだあまり文化として成り立っていないところに行って、何か自分ができることをやりたい」と想い、当時J・JFLクラブ空白県の4県から選んだのが高知県でした。
高知で生活を始めて2~3週間が経った頃、最初に「スポーツ文化」について寂しさを感じたのが週明けの県内ニュースで県内スポーツがほとんど取り扱われないことでした。新潟にいた時は家族で各局のアルビニュースを横断笑…ですが、横断どころかスポーツニュース自体がほとんどなく、心にぽっかり穴が空いたような感覚になったのを今でも覚えています。
そんな高知県で、入学当初から私が関わっているスポーツが「四国アイランドリーグplus」という四国の独立リーグに所属する「高知ファイティングドッグス」と高知初のJクラブ誕生を目指す社会人サッカーチーム「高知ユナイテッドSC」です。
高知ファイティングドッグスでは、ボランティアスタッフとしてグッズやビールの販売、球場の盛り上げとして ちびっ子チアのアテンドを行っております。
また、高知ユナイテッドSCではボランティアの他、サポーターリーダーズの一員として選手のチャントづくりのお手伝いをしたり、試合当日に観客席から声を上げて応援したりしています。
(ここでは野球よりもサッカーメインで書いていきます)
関わり始めた3年前初めて試合に行った感想は「お客さん、あれだけ!?」でした。お客さんも少なければ、選手との距離も近くピッチ上の選手の声も聞こえる。ビッグスワンで育った私は衝撃が隠せませんでした。
しかし、3年経った今着実にサポーターは増えてきていると感じます。
先日の香川でのアウェー戦での出来事。レプユニを着ている人が中心サポエリアだけでなく、メインの方にちらほら座っているのを目にしました。これまでのアウェー戦は声を張って応援する人がメインでしたが、アウェーに来てくださるサポーターさんも徐々に多様化していると感じた瞬間でした。
高知で活動していると「サッカーと野球の対立」が根強く残っていると感じる場面が多々あります。私は競技関係なく、応援の楽しさを知ってもらったり、試合会場でしか味わえない雰囲気を味わってもらったり、この街にクラブ・球団のある幸せさを感じてもらったりできたらいいなと思っています。
高知ユナイテッドSCが今目指しているところは「JFL昇格」です!11月にその昇格を決める決戦が始まります!アルビサポの皆さん、応援よろしくお願いします!笑
そして私の最終的な目標はビッグスワンを再び4万人のオレンジ色サポーターで埋め尽くすことです。そのために様々な地域の「スポーツ×地域」を肌で感じて勉強し、新潟に帰りたいと思っています!
アルビは私の…新潟の誇りです!
アイシテルニイガタ!
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text by 野水 愛
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