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ギルドマスターが選ぶ、ギルドハウス十日町『2019年の10大ニュース』

みなさん、こんにちは。

住み開きの古民家「ギルドハウス十日町」の設立者、ギルドマスターの西村です。初めてのひとに自己紹介するとき、よく言うのですが、名前が治久(ハルヒサ)なので、まわりからは「ハルさん」と呼ばれています。

よかったらみなさんもそう呼んでもらえると、とてもうれしいです。


さて、2019年も残り1ヶ月という時期。毎年12月の恒例となった企画「アドベントカレンダー」のためにこのnoteを書いています。

アドベントカレンダーはこちら
https://adventar.org/calendars/3983

アドベントカレンダーでは、ギルドハウス十日町に住んだり訪れたりした25名の記事を読むことができます。

今回の2019年版で4回目ということで、過去3年間(2016年・2017年・2018年)で25×3=計75個の記事がたまりました。ということは2019年版も合わせると、ちょうど100個になる!というわけですね。


そもそもアドベントカレンダーがあるのは、ギルドハウス十日町の情報発信が独特であるがゆえです。

というのも、わたしの場合は情報発信を積極的に行いません。

場の雰囲気や魅力をふんだんに伝えるような写真や動画は多用せず、それでも気になり山を越えるほどの情熱あるひとだけ訪れるような導線を張り巡らせています。

そうした本質的な理由は...

それはこの記事のまとめに書くことにしましょう。


とにかく、年末だけは特別にアドベントカレンダーでふだん表に出ないギルドハウス十日町の詳しい様子をお伝えできれば、というわけです。

毎回とても貴重な体験談ばかりなので、ぜひ2019年版はもちろん、過去の分も見ていただければと思います。


というわけで、2019年版アドベントカレンダーの初日である12月1日は、わたしが書きました。

題して(毎回同じですが)

ギルドマスターが選ぶ
ギルドハウス十日町
『2019年の10大ニュース』
です。

それでは、いってみましょう!


1. マチコちゃんが赤ちゃんを産みます!

令和元年となった2019年の最大の話題は、なんといってもこれでしょう。

出産予定日は2020年1月8日。

令和最初の冬。

東京オリンピックの開催年。

わたしの妻であり、ギルド住人みんなのお母さん的な存在であるマチコちゃんが赤ちゃんを産みます。

妊婦さんというのはたいへんで、妻にとって精神的にも体力的にもたくさん辛いことがあったと思います。それでもギルドに関わるみなさんのおかげで無事に出産のときを迎えようとしています。

元住人たちが助っ人として家事を手伝いに来てくれました。

現住人たちも買い物などたくさんサポートしてくれました。

ベビー用品などのお祝いを届けてくれたひとたちもたくさんいました。

ご近所さんをはじめ地元の方々も妻の体調をしばしば気にかけてくれたり。

ほんとうにたくさん...。

みなさんに感謝ですね。

ほんとうにありがとうございました。


2. 元住人たちの令和婚&ベビーラッシュ!

妻のマチコちゃんだけでなく、実は元住人たちも...。

まずは2019年5月1日の令和元日に、元住人のカップルが婚姻届けを提出しました。しかも2組も!

ギルドで出会い、結婚に至ったのは、これで計4組となります。

そのなかには2020年に結婚披露パーティーを予定している夫婦が。

そしてさらに元住人たちに赤ちゃんが続々と!

12月2日以降に書かれるアドベントカレンダーの記事にも、そのことが触れられるかもしれませんね。

とにかくギルド周辺では結婚と赤ちゃんのラッシュ!!

わたしにとってこのうえなくうれしい、幸せな出来事であります。


3. 控えめな場づくり

妻の妊娠が判明してからというもの、2019年のギルドハウス十日町に対する場づくりは、とても控えめに徹しました。

もともと住まいとしての日常を大切にしているため、年に1~2回程度しかイベントを開催しないギルドハウス十日町ですが、2019年は毎年5月の周年祭を開催せず、夏のギルドキャンプ(期間限定の住人募集)も行わず。

ギルドハウス十日町では妻の存在はとても大きなもの。

だから妻の状態ひとつでギルドの雰囲気がだいぶ変わります。

そのためにも妻の妊娠のサポートにわたしの時間をかなり割いてきました。

おかげでいろんな意味で勉強になったし、妊娠期の思い出がたくさん出来ました。

ギルドに集うみんなもほんとうによく協力してくれました。

ありがとうございました。


4. 過去最多の住人たち

控えめな場づくりにもかかわらず、それでもたくさんのひとがギルドハウス十日町にやってきました。

そのなかでもギルドハウス十日町に住んだひとの数は、この4年間で過去最多となりました。

その数なんと17名。

この1年でそれだけのひとがギルドで暮らしました。

なかには外国の家族も。

高校教師も。

看護実習生もいました。

2020年も、どんなひとと暮らすことになるか、楽しみです。


5. 知名度がさらに向上!?

(くどいようですが)妻の妊娠のため控えめな場づくりに徹していましたけど、それでもいろんな場にお呼ばれされました。

有名な社会学者である上野千鶴子さんとの登壇。

公益財団法人による起業セミナーへの登壇。

テレビの全国放送への出演。

そして2020年のことになりますが、国内だけでなく(なんと)海外の書籍にもギルドハウス十日町の掲載が決まっています。

実のところわたしはほとんどの依頼をお断りしています。

ギルドでのつながりからの依頼だけ快諾するようにしています。

それは、じぶんの時間と、つながりからの展開を大切にしたいからです。


6. 嘱託員を務めました!

2019年の令和元年度から、わたしが集落の市政事務嘱託員を務めることになりました。

よそ者というか移住者であったわたしを、集落の方々が推してくれました。

ギルドハウス十日町の玄関に「市政事務嘱託員」の看板が掲げられたとき、ほんとうにうれしかったものです。

だからわたしなりに精いっぱい務めてきました。

各種団体の総会に出席したり。

敬老会のお手伝いをしたり。

市報などを配布したり。

選挙の投票所の立会人を務めたり。

ほかにもけっこういろんなお務めがあるのだなあと思いました。

そして、地域のことを少しでも知ることができて、なおかつ地元の方々とよりいっそう親密になれて、ありがたかったです。


7. 起業家精神をますます育む場に!

わたしはアメリカのシアトル発祥で世界的に展開されている起業家コミュニティ「Startup Weekend」の認定ファシリテーターです。

そして、そのコミュニティの新潟県版「Startup Weekend Niigata」の発起人であり、代表でもあります。

そう言うと、ふだんのわたしのまったりとした隠居姿からは、あまり想像できないかもしれませんね。

なぜ起業家を生む活動に参画しているかというと、それがじぶんの人生を豊かにするからです。

起業家精神を持っているひとたちは、自らの成長に貪欲です。

とても刺激的なひとたちです。

アイデアを形にしようと高い行動力を発揮します。

そうして行動し、つながりを広げて、愉快な仲間たちに恵まれています。

そんなひとたちといろんな物事を起こしていきます。

そこにはたくさんの失敗があります。

つらいこともあるでしょう。

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でも、成功の反対は失敗ではありません。

なにもしないこと、です。

行動による失敗が成功につながります。

そうして得られる成長は、人生を豊かにします。

それはギルドハウス十日町の生活でも同じこと。

ただ漫然と楽しいばかりではない。

そういう意味でギルドハウス十日町は仲良しクラブではありません。

2019年もひきつづき、ギルドハウス十日町には実業家はもちろん、起業家精神の旺盛な中高生などがやってきました。しかしそれ以上に、妊娠中の妻を抱えたわたし、妊娠期の妻、そして前述のとおり過去最多の出入りの激しさも相まって、とりわけ”身内”に多くの失敗と成長があったと思います。

さらに2020年、まだ詳しくは言えないけれど、Startup Weekendにおけるわたしの肩書が増えます。それはとても光栄なことです。

2020年も、刺激的で愉快な仲間たちと一緒にいろんな失敗・経験をし、その仲間たちと”成長の喜び”を共有していけたらと思います。


8. ギルドのアプリが飛躍!?

2019年はギルド発のアプリがちょこっと飛躍した年でもありました。

プロジェクトの公式Webサイトをリニューアルし、大きな柱のひとつであるわたしの個人開発アプリもいくつかのメディアで取り上げられました。

なかには5,000万円で買い取るという交渉も!?
その顛末はギルドに来たひとにだけこっそり話しています。

「まちかどギルド」
「まちかどルート」
「ギルドハウス十日町」

この3つの柱で構成されるプロジェクトの今後は未知数です。

急成長かつ大量消費型のアプリとは違った、ギルド発のソーシャルな展開に、これからもどうかご注目・ご支援いただければ幸いです。


9. 外国人たちとのコラボ!

ギルドハウス十日町には外国人もやってきます。

彼らは観光客ではありません。

ここで暮らすためにやってきます。

過去にもたくさんの外国人がやってきましたが、そこからいろんな展開が生まれてきました。

たとえば住人が共同で宿を運営することになったり。

2019年、その外国人が古民家レストランを新規開業することになり、ホームパーティーにお呼ばれされました。本人いわく「ギルドハウス十日町にはとても影響を受けた」そうです。

さらにほかの外国人がギルドの住人とカップルになり、そのお相手が今冬、ギルドでランドスケープデザイン(景観設計)の企画展示をしてくれるそうです。

で、はたまた別の外国人のご厚意によってギルドのことが海外の書籍に掲載されることになったり。

そういえば外国の家族がやってきてしばらく暮らしたこともありました。

ギルドハウス十日町は宿でも民泊でもありません。

あくまで「住まい」です。

住まいならではの展開が起きます。

2020年もいろんな外国人たちと暮らし、いろんなコラボがあるのでしょう。


10. 2020年で5周年!

一緒に暮らしたあともコラボしてくれる外国人はもちろん、結婚や出産に至る元住人、そして現在ともに暮らしている住人は、わたしにとって「家族」のようであり「親せき」のようなものです。

それらはギルドハウス十日町があくまで「住まい」だからこその展開です。

つまりは単発の派手なイベント発信よりも日常的で持続的な暮らしでの展開をとにかく大切にしています。

それが冒頭に挙げた本質的な理由です。

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そのギルドハウス十日町が、2020年の5月で5周年を迎えます。

2019年が控えめだった分、5周年記念パーティーは2020年のゴールデンウイーク期間中に盛大に開催したいと思います。

その際は、ぜひお集まりくださいね。

わたしと妻の赤ちゃんも一緒にお迎えしますよ!


というわけで、2019年もいろいろありました。

あ、そうそう。
小さなことかもしれないけど、ギルドのガスコンロが新しくなったり、茶の間にエアコンを設置しました。

少しずつではありますが、住環境が年々良くなっています。

なんだかんだ一年一年いろいろあるもので...。

ギルドハウス十日町は相変わらずです。


それでは2019年もありがとうございました。

2020年も、みなさんにとって良い年となりますように!

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よかったらサポートをお願いします。もしくはギルドハウス十日町へ遊びにいらしていただければうれしいです。