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なぜ今まで使わなかったのか:HBの早焼き機能

 日本のご家庭の多くは、パンを朝食のために焼かれることだと思う。HBをお持ちの方なら、前日にタイマーを設定して、朝はパンが焼ける香りと共に起きる……なんてことをされているのだと思う。

我が家の場合、朝食を摂らない生活が長いので、パンを焼くのは昼食か夕食用、またはスナックとして頂くということになる。

その選択肢の中では、ランチ時にパンが焼けているのがベストだとは思うのだが、「あ、今日のランチはシチューにして、パンもちょっと添えたいな」と思っても、そこから焼き上がるのは4時間後で、間に合わないということに気づくことが多々あった。

12時にパンを食べたいならば、朝の8時までの段階でそれを決定しておかねばならない。

恨めしそうにHBのメニューを眺めていて気づいた。

早焼きメニューがある。セットしてみると2時間38分と表示された。

What!!!!!

そういえば、かつて一度使ってみたことがあったが、どういう理由かは忘れたが、私はそのメニューをその後一度も使わなくなっていた。

それが脳裏から外れた理由が無性に知りたくなった。

取説を読む。

どうやら、混ぜて寝かせる部分の時間が短縮されている。

作り方を見てみる。

同じ一斤を焼くのに、早焼きは若干強力粉が多めで、イーストは5割増しである。他の調味料に大きな差はないのに、なぜかバターは少なめである。

味に差があるとすれば、このバター分なのかしらん。

よくわからなから実際に焼いてみた。

我が家で使っているHBはこちら。

ちょうど「春よ恋」がなくなって「キタノカオリ」を開封したところなので、これを使う。

要するにイーストを多く使うから、コスパが悪いとは言えるのかもしれない。

が、我が家の冷凍庫にはこれがある!!

何回焼いても、まだまだある!!!

ちなみに、元々は白神こだま酵母派であった。今でも冷凍庫に確保してある。

が、ドライイーストの安定感にはびっくりする。

パン屋さんでパンを買うくらいなら、HBでサフのドライイーストを使った方が、圧倒的にコスパがいいのよねぇ。焼きたても、温め直しても美味しいしね。粉もバターも富澤商店さんだから間違いないし。

ということで、9時に早焼きコースを見つけてスタートさせたので、ランチには無事間に合った。

そして、フツーに美味しかった。なぜ4時間もかけて作っていたのか不思議に思うレベルで問題ない。次回から全部早焼きでもいいかもと思うレベル。

前回作った時は、もしかすると白神こだま酵母を使ったのかもしれない。それで膨らみ方が安定しなかったというのは考えられなくもない。いずれにしても早焼きコースが脳裏に焼きつかなかった理由は、はっきりとは分からなかった。

ところで、早焼きとそうでない場合のドライイーストの差分を計算したら、一斤につき2.2円ほど早焼きが割高ということになる。

つまり私の1時間20分差(通常4時間、早焼き1時間38分)のうっかりのコストは、2.2円である。もう無視していいかと。コストコオンラインで買っているキッチンペーパーは、1シートが2円弱なの!!それを私はバンバン使ってるから!!

でもね、HBには電気代もかかっているから、その1時間20分の間の電気代を考えたら、もうイーストを多少多めに入れたっていいよね。

もちろん誰も「あ、今日のパンは早焼きコース使ったでしょ?」などと気づくはずもないし、「今日のパンはちょっと美味しくないんだけど」と言われることも一切なかった。

なんだ。朝の九時に気づけばランチに間に合うということね。

ということで、Alexaさんに覚えてもらうことにした。

Amazon Alexaアプリにメッセージを登録。朝の8時55分にリビングに配置してあるEcho Show 5に読み上げてもらうことにした。

その他→定型アクション→右上のプラスマークをクリック

定型アクション名「パン作りアラーム」
実行条件「時間、月水金の午前8時55分」
アクションを追加→Alexaのおしゃべり→カスタム→「好きなメッセージ」→デバイスを指定


私は、以下のようなメッセージを読み上げてもらうことにした。なぜかアラビア数字は読んでくれないので、いつも漢数字を使っている。

もうすぐ九時です。ランチのパンを焼くなら、今から早焼きコースでセットしましょう。もう一度繰り返します。パンを焼くなら、今すぐセットしましょう。

文章が短いと、リビングにいない時に聞き忘れることがあるので、ある程度長めの文章にするようにしてある。

ちなみに1週間後くらいに、カナメから「毎日毎日パン焼けってうるさいんですけど」というクレームがつきそうだなと思って、毎日から月水金曜日だけに変更した。時々思い出してランチにパンが出て来ればいいなという程度なら、これでいいかな。


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