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「学び続ければ続けるほど、無知の知を知る。」パラレルに、パワフルに働く育成事業スタッフ 大御悠瑠花の原動力 | 私がWELgeeで働く理由。

大学在学中から育成事業部インターンとしてWELgeeとともにインターナショナルズのサポートを始めた大御 悠瑠花(おおみ はるか)。大学卒業後にもWELgeeの活動を続けながら、もう一つの分野である教育の仕事にも携わる「パラレルワーカー」(複数の仕事を掛け持ちするあり方)としてWELgeeと関わり続けてきました。

育成事業部の現場最前線で、教育の仕事でのノウハウも活かしながら、インターナショナルズと向きあい、コミュニティを作ってきた彼女の原動力とこれから描く未来とは。


コロナ渦で留学できなかったからこそ…

◆ 国際協力に興味を持ったきっかけは?
自分がそもそも国際協力に興味を持ったきっかけは、中学生のときです。社会の授業で戦争を扱っているときに、社会の不条理に素朴な疑問を持ちました。「なぜ、世界はずっと争ってるんだろう?」というのが中学生の私にとっての純粋な疑問でした。そこから海外の文化や世の中の対立とか、そういうものに何となく関心が向いていきました。

しかしキャリアを考えたときに、「国際支援」と言われるとボランティアのイメージが強く、 この分野を「仕事」にするイメージが湧いていませんでした。しかし、高校のときに図書館で手にした本を通して、「国際協力師」という職業があることを知りました。
「国際協力でお仕事できるんだ!」というのが、当時の私に衝撃で、そこから「実際にこの分野を自分の仕事の領域にできたらいいな」と思い、大学では国際関係を専攻しました。

◆ WELgeeとの出会いは?
国際協力を仕事にしたい」という思いをかなえるべく、大学時代はとにかく現場にたくさん行ってみようと思い、NGOや国連にかかわってみました。

カンボジアにて。現地のNGOでインターンもしていた。

様々な現場を見ながら、知識をつけてより現場にコミットできるように、と留学を計画していたタイミングでコロナ渦に。厳しい国境整備・水際対策の中で留学がキャンセルになってしまいました

そうして国内でできることを探す中で、たまたま見たのがWELgee代表理事・渡部カンコロンゴ清花が出演していたTBS「サンデーモーニング」。当時、唯一の若い女性のコメンテータとして、的確なコメントをしている彼女の存在が気になって。
そこからWELgeeを調べてみたら、たまたまちょうどそのときインターン募集中で、「もうこれは行くしかない!」とそのまま申し込みました。

「With internationals」育成事業の仕事を通じてみえたこと

◆ 3年間のインターンの中で記憶に強く残ってることはありますか?
2022年の10月に、私達インターン生が初めて開催した対面のイベントが印象に残っています。WELgeeにとってもコロナ明け初の対面イベント、当時のインターン生にとって、インターナショナルズと対面する初めての機会でした。私にとっては初めてWELgeeの人々を目の前で見る機会だったため、ずっとオンラインの世界で動いていた活動が、目の前の人に届いているんだと肌で感じられた時間でした。

【当時のイベントの様子】
【WELgee Salon –autum festival-①】2年ぶりの対面開催!当日の様子をお届け!

当時のイベントの様子。Sempai のインターナショナルズに自身の就活経験について語ってもらった。

◆ インターナショナルズと実際に出会ったことで自分自身にもたらされた価値観はありますか?

インターナショナルズは、たまたま境遇が違うだけであり、「同じ人」であるという当たり前のことを、教えてもらった時間だったなと思っています。

当時の私は、まだ「難民」に対して、かわいそうな人とか、ちょっとわからない、怖いとかいうイメージがまだ強くありました。

ただ、対面でお会いして、好きな料理の話をしてくれた人や、WELgeeと出会って自分の人生変わったんだよと教えてくれたりとかして、そこで初めて”対難民”ではなくて、”対その人”、ここまで生きてきた27歳のAさんと私が会話するような感覚になりました。それは自分にとって必要な時間だったと思うし、今もインターナショナルズと向き合う姿勢に繋がってるなと思います。

学び続けたい。その思いがかなうWELgee。

◆ 3年という長い期間、何がモチベーションになり続けましたか?
「学び続けたい」
と思ってるのが一番のモチベーションです。まだ何も経験がない自分が国際協力の現場で働けるとは思っていなくて。自分には経験もなく知識もなく、自分の体制がまだ整っていない。だから、その三つを自分が学べるような場であるといいなと思い、活動はハングリーに続けていました。

特に、学び続ければ続けるほど、無知の知を知るという感覚が強くありました。自分が知らなかった世界、自分がわからない事柄、概念、仕組み、社会のいろんな決まり事を知りました。自分はもっともっと知らないといけないし、もっと勉強したいと思う機会が多々あり、その「無知の知」に出会うことが自分の中では大きなモチベーションの一つでした。

24年6月に開催した「世界難民の日 アイデアソン」にて。

◆ これからどんな未来を描いていきたいですか?
自分の強みは、教育に関わりながらWELgeeに携わっていることだと思います。
教育に携わる中で、大きな流れの中で「人の変化」に触れる機会が多いです。どのような環境で、どのような言葉がけ、仕組みがあると人が成長していくのかというのを、いろんな現場を見て学んできました。教育の現場だからこそ得た経験や知恵を、WELgeeのインターナショナルズに向けた育成事業部に還元できたらいいなと思っています。

「人」というところにスポットを当てたら、インターナショナルズも、日本の若者だって子どもだって同じだと思います。 人が何と出会い、どのようにして成長するのかを考えながら、これからもインターナショナルズに向き合い、ポジティブな方向に持っていきたいです。 

【WANTED!!】あなたの経験が難民の未来を創る

WELgeeではともに未来を描く仲間を募集しています。

ここ日本へも、戦争・紛争や迫害から逃れてきた人たちがいます。
「難民」という言葉の背景には、恐怖から逃れ、夢や希望を持って日本にやってきた一人一人の人生があります。
WELgeeはそんな一人一人に寄り添い、彼らを受け入れる社会と向き合い、「人生再建」を創る活動をしています。

今回2つのポジションでWELgeeの継続・拡大を支える仲間を募集しております。
【WELgeeの組織を支える土台】事務局(経理/総務/人事 等)フルタイムスタッフ
【現場最前線で難民のキャリアに伴走する】育成事業部 フルタイムスタッフ

また、今回の採用にあわせてイベントも開催いたします。
「そろそろ転職してもいいかな…」
「転職はまだ考えていないけど、キャリアを考えてみたい!WELgeeの人の話聞いてみたい!」

という方、お気軽にご参加お待ちしております。

〇【キャリアを通じて社会課題に向きあう】やりがい、面白さ、葛藤とは。

10万時間。 これは人生で一般的な人が働くといわれている時間数です。 人生の多くの時間を占める仕事。皆さんは仕事とどう向き合っていきたいと考えていますか? 日々「難民」という社会課題に真正面から向き合っているWELgeeにも、メガベンチャー企業やPR会社、他NPO等、それぞれ個性豊かなキャリアを歩んでここにたどり着いた人たちがいます。 何を考えて、何を感じて仕事に取り組んでいるのか。社会と、難民と、組織と、向きあいつづける日々には、最高のやりがいや面白さもあります。それだけではない、一筋縄ではことが進まない苦労もあります。 WELgeeのメンバーという立場から「社会貢献×キャリア」をカジュアルに、赤裸々に語ります。 これを機に自分のキャリアを、働く意味を少し考えてみませんか?ぜひご気軽にご参加ください!

■ 申し込みはこちら ■

〇【WELgee採用説明会】あなたの経験が難民の未来を創る

「WELgeeで働くと、実際にどんな活動や日々を送ることになるのか?」 「どんな風土・カルチャーなの?」 「実際、給与や待遇はどんな感じ?」 求人票では伝えきれないことも、すべてお話いたします。 少しでも今回の採用に興味をお持ちの方はぜひご気軽にご参加ください!

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ウェルジーマガジン
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