2020/6/15-6/21 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は転換転換がバリバリしています。
とにかく節目感の強いタイミングです。
というのも、18日から水星が逆行を開始し、夏至が来て、更にその夏至の日に日食が起こるからです。
今回の21日の日食は、日本でも晴れれば部分日食が見られます。
詳細はこんな感じです。

まず水星は18日から蟹座で逆行し、7月12日に順行に戻ります。
水星逆行時は物事が混乱するとか、予定の変更が増えるとか、交通機関が乱れるとか、コミュニケーションがアレなどのことが言われます。
一方で、なくしたものが出てくるとか、この時期になくしたものは後で戻ってくるとか、懐かしい人に再会できるとか、などのことも言われています。
過去と現在になにが面白い交流が生じるようなイメージです。
「混乱する嫌な時期」というよりは、「人間にはわかりようがない、ヘルメスの導く道を行く」みたいな感じで、楽しむことができる時期では、と私は思っています。
今回は特に場所が蟹座で、「心の旅路」みたいなイメージもあります。懐かしい場所を訪れるような、心に思ったけれども伝えそびれた思いを伝えるとか、たとえばそんなことが起こるのかもしれません。蟹座は「心、感情」の世界です。私たちは自分自身の感情を、はっきり自覚しないまま生きている時もあります。また、大きすぎるショックを受けた直後など「まだ気持ちの整理がつかない」という表現をすることがありますが、この蟹座水星逆行期は、「気持ちの整理」ができる時期、と捉えることも可能だと思います。

さらに、21日、前述のとおり「蟹座の日食」が起こります。夏至は一年で一番昼間が長く、夜が短い日で、これ以降、だんだんと日は短くなっていきます。一年は太陽の時間で春分・夏至・秋分・冬至と4つのタイミングで区切られます。夏至は春分でスタートした星の時間の、最初のクオーターが終わり、次のクオーターに移動する、その境目なのです。
日食は言わば「特別な新月」で、ロングスパンでの「スタート」のタイミングです。つまり、境目に境目が重なって、さかいめさかいめしているのが、この21日というわけです。
大事なスタートを切る人もいるでしょうし、意外なイベントを体験する人もいるかもしれません。蟹座の最初の度数で起こるこの「境目体験」は、心の一番深い所をぱかっと開くような、エモーショナルな雰囲気を色濃く含んでいます。

冥王星と木星が重なりつつある今、週末に火星がセクスタイルします。ここもすごく濃い形で、とにかくパワフルな、熱量を感じるタイミングだなと思います。客観的論理的な正義、理想論ではなく、あくまで現実の、リアルの裏と表がぶっちがうような、有無を言わせぬ「交流」が感じられる形です。なんか「アウトレイジ」みたいというか、蟹座の食まで含めると「ゴッドファーザー」っていうか、とにかく、浅さや軽さが全くない形だなと思います。力とパッション。エモーションと支配欲。そういうものがボコボコ煮立っているようなイメージがわきます。

今週はそんな感じです。