2021/5/17-5/23 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。

今週はアスペクトがバリバリ組まれます。まず太陽と冥王星の120度、金星と土星の120度、さらに太陽はイングレスをはさんで木星の90度、海王星と水星の90度と、強い形がぽんぽん出来ていきます。

特にこの中でも、太陽と冥王星の120度からの、木星との90度に、私は少々注目しています。この2つの形は、色々な意味で「積み重ねられてきたもの」のピークからのピークアウトを示している感じがするからです。マンタンになっている水風船が弾けるような、内側に金属疲労を溜め込んできた鉄棒がぽろりと折れるような、そんなイメージの形だという気がするからです。太陽が21日に入っていく双子座はクールで知的な星座という印象が強いのですが、実は反抗と対抗、荒ぶる嵐の星座でもあります。「壊れることを恐れない」、とても純粋な破壊力を秘めているのが双子座なのです。ここに入った瞬間、魚座の木星と90度を組む太陽は、ある種の先鋭的な感じ、非常にとんがった感じを醸し出しているようにも思われます。何かを守るために曖昧にしたりすることがない、増幅されて突き抜けるメッセージ、という雰囲気を纏っています。

金星と土星のトライン、海王星と水星のスクエアは、少し抑制的な感じのある形です。金星は明るく陽気な星ですが、土星はそれを「静かにしなさい、落ち着きなさい、もうちょっとちゃんと考えなさい」とたしなめるようなところがあります。双子座水星は理知と言論の星ですが、魚座海王星は限りないイマジネーションの星であり、このスクエアはどこまでも文学的、詩的な形と言えます。この2つのかたちは、解りやすいこと、単純なこと、表面的に終始しやすいことなどへの、深いツッコミが入るような、そんな動きを感じさせます。

アスペクトは、物事の「展開」と「奥行き」、複雑な事象の読み解きに役に立つものだなと思います。現実に起こる出来事はみんな、色々なものを含んでいてとても複雑です。星の組み合わせを見るとそんな複雑さを「解きほぐせる」感じがするのです。……気のせいかもしれませんが。

今週はそんな感じです。

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