2021/8/23-8/29 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。

今週は週明け、太陽の乙女座入りからスタートします。乙女座には今、火星も水星も位置していて、水星は今週海王星とオポジションから冥王星とトラインを組み、とてもパワフルです。ものすごく「働き者!」という雰囲気があります。山積みの雑用がざくざく片付いていく気分の良さ、忙しくした一日の終わりにお風呂に入ってさっぱりする、みたいな気分の良さが感じられます。もちろん、いまはそれどころでは無いほど疲れ切っている医療関係者、エッセンシャルワーカーの方々がいらっしゃるわけですが、自分自身のコンディションを保てないような状況が、この乙女座の「実務」の雰囲気の中で少しでも改善されれば、、と祈るばかりです。

乙女座は「役割分担」と関係が深い世界で、太陽は「意志・意識」の星です。ゆえに今週は、誰もが「自分の役割・自分にできること・自分の管轄」について、強く意識することになるのかもしれません。私たちは社会的な存在なので、周囲を見渡しては自分と比較したり、罪悪感を抱いたり、怒りを燃やしたりしながら「自分のありかた」を頭の中に形作っていくわけですが、「周りを見ながら自分を規定する」分、「自分と他人の区別がつかなくなる・境界線が曖昧になる」という現象も起こりやすいのだと思います。今週はそこで、ひとつの線引をすること、自他の違いをなんらかのかたちで規定することができるのではないかと思います。また、乙女座は「ケア」の星座でもあります。そこにイニシアチブの星・太陽が入ることは、今の社会の状況に照らして、嬉しい動きだなと感じられます。これまでもケアの場は戦場のようになっているわけですが、そこに太陽という「助っ人」、あるいは「新リーダー」が入ってくる感じになるといいなと思います。

天秤座でパワフルな金星は、土星とトラインから天王星のインコンジャンクトに向かいます。土星も天王星もバキバキとした論理の星で、金星とはもともと、そんなに重なるところがありません。ただ、天秤座金星も水瓶座土星もオウンサイン、ここのトラインはかなり強力です。たとえば、優れた美術品には「黄金比」のような法則が見られる、などということがありますが、美や平和、協力体制には、ひろやかなロジックがぴったりはまり込むところがあるのではないかと思います。

「正しさ」は、多様です。でも、「正しさ」を多様なままにしておけない状況というものも、あるのだろうと思います。今週はそうした状況において、なんとかひとつの正しさが合意の元に選び取られる、という瞬間がおとずれるのかもしれません。

今週はそんな感じです。