2020/6/29-7/5 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
初夏は各種媒体で占い特集が組まれる繁忙期でございまして、私も、今年はスケジュール的にアレだったので少々控えめですが、色々露出(?)させて頂いております。以下にまとめました。

どうぞよろしくお願いいたします!


今週の空模様ですね。

日食直後の「「台風の目』的な週」を抜けて、今週は一気に怒濤の展開になりそうです。火星の牡羊座入り、木星と冥王星のコンジャンクション、土星の山羊座入り(戻り)、山羊座の月食、と立て続けにデカイ展開があるのが、この週なのです。

火星はここから半年ほど、牡羊座に長期滞在します。今回は10月に一番明るくなります。

牡羊座は火星の「自宅」、火星が一番のびのびとアツくなれるのがこの場所です。「闘いの星」が「闘いの星座」に戻るこの半年間は、文字通りの「闘いの時間」です。自分との闘い、障害物との闘い、ライバルとの闘い、大きな社会的システムとの闘い、等々、多くの人が自分自身の闘いを、自分の意志のもとに選び取ることになるでしょう。

今週は土星と火星がすれ違うようにしてセクスタイルを組むのがとても象徴的です。なぜなら、土星もまた「自宅に帰る」ことになるからです。もとい、土星にとっては水瓶座も「自宅」なのですが、ここからもどる山羊座も立派な自宅です。更に言えば、2017年の終わりからずっといた場所に戻る、という動きでもあります。

過去2,3年ほど、ただじっとガマンしてきたことがあれば、ここからは違った対処の仕方、すなわち「対決」ができるようになるのかもしれません。黙っていたなら口出しできるようになりますし、重荷を背負っていたなら、その荷物をひらいてなかをしらべ、要らないものはもう荷物に入れない、といった判断ができるようになります。「裸の王様」に「裸だよ!」と言えるようになる、これが今回スタートする「山羊座土星」vs「牡羊座火星」の構造なのではないか、という気もします。

今週はいろんな意味で「山羊座祭り」です。土星が帰還し、木星と冥王星がぴたっと重なり合い、月食が起こるわけなので、「山羊座大賑わい」の状態です。見た目にもこんな感じです。

2020年も半分が過ぎたわけですが、自分の生活の中で「2020年のテーマ」といえば、どんなことでしょうか。これまでで自分がもっとも見つめてきたテーマは、何か。一番気にしてきたこと、一番考えてきたこと、一番苦しんできたことは何か。その「2020年のテーマ」に、今週、キラキラと強いスポットライトが当たります。そして「こっちを目指していけばいいよ!」というふうに、新しい方向性を指し示してもらえるような瞬間もあるかもしれません。

戦闘開始の狼煙が上がり、立ち向かうべき大岩が示される今週、月食はちょっと味な場所に起こります。天王星とゆるく120度を組むのです。天王星は今年の終わりからお祭りが始まる水瓶座の支配星であり、もっとも「未来的」な星でもあります。「今目の前に起こっていること」と「もっと先に起こること」は、別々のことでありながら、分かちがたく繋がっています。山羊座は「今目の前の現実」にがっぷり組んでいこうとする世界ですが、「その向こう」にもうひとつ、地続きの世界があることを、この月食が照らし出しているような感じがあるのです。目の前のことに注力するのはとても重要なことですが、同時に、「その向こうにある」新しい世界のこともわすれてはいけないよ、と、月が指し示しているようにも見えます。

水星逆行中であり、今週は太陽と重なるため、スピード感はあまりなく、混乱しているような、停滞しているような、ぐるぐるまわっているような気がしている人も少なくないでしょう。でも、そうした「体感」とはうらはらに、既に大きな物語は始まっています。その片鱗がキラキラと、多くの人の周りに飛び交い、気持ちの変容を引き起こすでしょう。

今週はそんな感じです。