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「書く」その前に大切なことはメンバーが教えてくれた

こんにちは!note編集部のせがわ(@meijimumu)です。

今回のnoteは「会社で公式noteを立ち上げることになった!」「公式noteをより強化することになり、チームメンバーが増えた!」という人たちに読んでもらえたら嬉しい「公式note×チームビルディング」のお話です。

昨年9月2日に産声を上げた公式note「ウエディングパークの『ン』。」も、あと約1か月で1周年を迎えます。なんだか、あっという間。3人で立ち上げたnoteにも、5月に新メンバーがジョインして4名体制に。ますます賑やかになりました。

チーム内での役割ですが、みんな兼務でnoteを運用していることもあり、各部署の気になる情報を各自がピックアップし持ち寄り、企画会議後に執筆してもらっています。私の役割は「公式noteやりたいです!」の言い出しっぺということもあり、企画判定と編集、執筆のサポートと、みんなの応援団長、いわゆるリーダー的なことをしています。


チームになりはじめた時、リーダーとして取るべき行動って?

先日、メンバーの一人から「チームの人数も増えましたし、9月に『ン』が1周年になりますし、2年目のスタートダッシュをいい感じに切れるよう、メンバー全員で今後の方針を決めませんか?」と提案をもらいました。なんと素晴らしすぎる提案…ありがとう!やろう!と即決。

今後の方針は全員でワークを通して決めていこう、で、どんな内容にしようかな…と考えた時に、ふと気づいたことが。

「あれ、私、今リーダーとしてやっと立ち止まって、今後のことを考えてる?」

立ち上げから走り続けてきたこともあり、お恥ずかしながら立ち止まり俯瞰してnote編集部チームを全体から見ることができていなかったことに気が付きました。

最近、noteを読んでくれた外部関係者の方から「ウエパnoteの運用方法、教えて欲しいです」とお声がけいただいたり、note経由で社員の登壇が決まったり、編集部に新メンバーがジョインしたり。まさに結果も出てきて、メンバーも増え、チームになってきている!と手ごたえを感じ始めていました。

だからこそこのタイミングで、今後のnote編集部を各メンバーひとりひとりが個性を発揮し、会社の良さを発掘し伝えていけるようなチームにしていきたい、いかないと!と内心メラメラ燃えていました。

これからチームをつくっていく過程で、note編集部の課題は大きく2つあるなと思いました。

仕事を通じてのチームメンバーの人となり(価値観)を深く知らない
兼務メンバーで構成されたチームなので、4人で一緒に仕事をしたことがない。
・チームとしてのゴール(存在意義)が決まっていない
コンテンツとしてのゴール(行動及び成果目標)は決めていたが、チームとしてのゴールは決まっていなかった。

「お互いの価値観」そして「チームの存在意義」をメンバーみんなで共有することは、チームづくりで非常に重要なこと。そこで「お互いの価値観を知る」「チームとしての存在意義を決める」、この2つをテーマにそれぞれワークを企画し、やってみることにしました。


価値観まる見え!wevoxバリューカードにチャレンジ

「お互いの価値観」を知り、相互理解を深めるワークを考えた時に、一番はじめに思いついたのが「wevoxバリューカード」でした。

もともとTwitterで友人がシェアしていたのを見て「いつかやってみたいな」と思っていました。詳細はぜひnoteを見てもらいたいのですが、手元にあるカード選び、捨てを繰り返し、最後に5枚残ったカードが自分の価値観で大切にしているもの、というゲームです。オンラインで(そしてなんと無料)できるので、現在オンラインで仕事をしている私たちにぴったり。

特に面白かった特徴が、この2つ。
・メンバーが捨てたカードが見えること。またそこからカードを選べる(拾える)こと
・最後「どうしてこの5枚のカードを残したのか」参加メンバーに伝えること

ゲーム中は「ええ~!そのカード捨てるの!なに、何をそんなに大事にしてるの!」と他メンバーが残したカードが気になり過ぎて疲れるぐらいに盛り上がります(笑)。

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最後の発表で「この人は〇〇より××の方を▼▼という理由で大切に思ってるんだな」と今まで見えてこなかった意外な一面が見れて、相互理解につながります。

ウエパnote編集部メンバー4人の価値観はこちら。

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ただ一緒に仕事をしているだけでは、お互いの価値観は理解しにくいものです。「なんでこうしたんだろう?」「なんでこういう発言をしたんだろう?」なかなか聞けなくてモヤモヤ(ウエパnote編集部の話ではないですよ!)。でもこのワークではお互いの価値観が丸見えだし、しかもご丁寧に最後に選んだ理由を説明しなければならない。ワークを通して、なんとなく「この人はこれを大切にしそうだな?」と思っていた「?」が確信に変わります。何よりみんな「ええ!!!」「う~ん…」「わー!」と楽しそうにワークができたのが非常に良かったです。楽しみ盛り上がれるワークって大事。

ワークで気づいた、メンバー全員で「意義目標」を決める意味

元リンクアンドモチベーションの取締役で現People tech Studios代表の麻野さんの書籍「THE TEAM」には、こう書いてありました。

”目標には3種類ある。メンバーが取り組むべき具体的な行動の方向性を示す「行動目標」。チームとして手に入れるべき具体的な成果を示す「成果目標」。そして、最終的に実現したい抽象的な状態・影響を表す「意義目標」だ。” type「チーム作りの参考書の決定版『THE TEAM 5つの法則』を要約」より

先述したとおり、ウエパnote編集部には「行動目標」「成果目標」はありましたが「意義目標」が決まっていませんでした。

ただチームの雰囲気も非常によく、「行動目標」「成果目標」は達成していたので、「意義目標」をきめたらもっと本質的に素晴らしいチームになれるのでは?という期待がありました。

そこで、メンバーで全員で「意義目標」を決めるワーク(2時間)を行うことになったんです。

題して「ウエパnote編集部の意義目標を決めよう!」(そのまま笑)

ワークの内容はこんな感じでした。

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2020年9月2日(ウエディングパーク会社としての誕生日)、「ウエディングパークの『ン』。」は1周年を迎えます。1周年は、更に社会そして会社に貢献し、ウエパnote編集部として豊かで成長できる1年にするために、チームの意義目標を決めます!そのあと、1周年でチャレンジしたいこと(組織・個人どちらでも〇)も教えてください。

ワーク「ウエパnote編集部の意義目標を決めよう!」

①はじめに/経緯とゴールの説明
②広報宣伝の意義目標
③『ン』の存在意義の再認識(20分)
「自分たちがやっている事は広報宣伝チームにどんな意味がある?」
「自分たちがやっている事は会社にどんな意味がある?」
「自分たちがやっている事は社会にどんな意味がある?」
「仕事(note)を通して実現したい世界は何?」
④「意義目標」に入れたいキーワードは?を書き出す(10分)
⑤カテゴリにまとめる(15分)
⑥コピー制作(15分)
⑦1周年でチャレンジしてみたいこと(15分)
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メンバー4人で2時間みっちり考え、議論しました。嬉しかったのが、メンバー全員出すキーワードが似ていた事。事前摺合せなんてもちろんしていなかったのに、自然と同じ言葉を言っていた…なんてことも(不思議!)。そして、議論もサクサク進み…ついに決まった、ウエパnote編集部の意義目標は…

社員の想い・ストーリーを編み、
誇りと憧れをつくるプラットフォームになる

ウエディングパークグループで日々生まれているプロダクト、サービス、機能、制度、活性化などに込められた想いやストーリーを発掘し、引き出し、編み、ストーリーをつくり、社会に届ける。そして、noteを通じて、誇りと憧れをつくっていくプラットフォームにしたい。そんな願いがこの意義目標には込められています。

ワーク終わりには全員一致で「最高の意義目標ができた!!!」と感動…。リーダーがひとりで意義目標を決めるのではなく、メンバーみんなで考え、一つの答えに一緒に辿り着いていくプロセスにこそ、今回のワークの意味があったと気づかされた貴重な瞬間でした。


チーム「ウエパnote編集部」として大切なことは、メンバーが教えてくれた

公式note「ウエディングパークの『ン』。」を立ち上げ、約1年に渡りチームでnoteを運用し続け、さらに今回の2つのワークを通して、note編集部がより力強くいいチームになったと確信しています。

価値観ワークを通して相互理解をすることで、チームとして信頼し尊敬し合える関係ができました。意義目標ワークを通してゴールをともにつくることで、力を合わせて向かうべき未来が明確にすることができました。

そして、私自身も気付かされたことがあったんです。

それは、noteを「書く」その前に大切なことがあるということ。

企画力、ライティング力、編集力…。どれも公式noteに携わる立場として、もちろん大切だし、伸ばしていきたい能力です。でも小手先のテクニックだけではなく「noteを通して、メンバー全員で、どんな世界を実現していきたいのか」、一番大切なのはそこだと気付かされました

そして、その答えは紛れもなくチームメンバーみんなが出した答えであるし、私に教えてくれたことでした

9/2に1周年を迎える「ウエディングパークの『ン』。」ですが、

社員の想い・ストーリーを編み、
誇りと憧れをつくるプラットフォームになる

を胸に、更にパワーアップしたnote編集部全員で、これからも「企画者・制作者の想い」を発信し続けていきたいです!

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