ローカルメディアtory(トリー)を立ち上げた理由-サイトの優位性・参入理由・これからのビジョン
現在「ローカルメディア」はたくさん存在していますが、特にフォーマットがあるわけではないので、ほとんどが具体的な施策なく独自で運用しているのが実態です。
そんな中…鳥取で10年以上ホームページ制作会社として活動してきた弊社「Webもり」が、新たに鳥取の女性に向けた情報メディア「tory(トリー)」を2022年5月に開設しました。
tory(トリー) https://masa-ka.net/tory/
本記事では下記3つの視点でまとめています。
①ローカルメディアの優位性
濃いビジネスへ繋がるチャンスが広がる
②Webもりがローカルメディアに参入した理由
他メディアのサポート経験からユーザーの求めている情報を熟知していた
③ローカルメディアの未来
企業とのタイアップで広報事業の拡大・他媒体とのリレーション効果
ぜひ、「ローカルメディア」運営をされている方はご参考ください。
①ローカルメディアの優位性
娯楽が少なく情報を欲している
鳥取は娯楽が限られていて新しい情報を求めている方が多いと感じています。とくに「子連れで遊べる場所」「女子会に使えるお店」や「かわいいスイーツが食べられるカフェ」など女性向けコンテンツが少ないという現状でした。
そこで、県民とお店や企業の架け橋になるローカルメディアを立ち上げることにしました。
速報性ではなく丁寧な取材でじっくり読んでもらうストックメディア
過去にも補助金を活用したグルメサイト、情報媒体がでてきますが、補助金が切れると採算が合わずに消えていく、、というのを繰り返しみてきました。
末永く鳥取県民に愛されるメディアにするため、一過性ではなく丁寧な取材を掲載することでじっくり読まれるストック型のメディアを目指すことにしています。
トレンド情報も、一時的にアクセスは伸びますが持続性はありません。長期的な目線で安定した集客を見込むために「ストック型の情報」に舵をきりました。
地方という狭いエリアではビジネスが繋がりやすい
鳥取のような狭い地方エリアでは、「地域メディア」というコネクトを1つ持っておくだけで濃いビジネスに繋がるチャンスがあります。
弊社Webもりとしても、ホームページ制作の受注依頼のきっかけとなるケースもありますし、企業から企業へ紹介するパイプ役になることもできます。
さらに、メディアの良い点は全ジャンルにリーチできる有効手段ともなってくれるため可能性は無限大です。
現在のホームページ制作事業とのシナジー効果
HP制作業務以外に「地域メディア」を持つことで、広報の選択肢が1つ増えることにも繋がります。それは、企業との営業面において強力なプラス効果をもたらします。
「地域メディア」が1つのブランドとなるため交渉がスムーズになるのです。
ホームページ制作は「ハードルが高い…」と感じている企業、企業側の事情で自由に編集ができない場合は多々あり、そのようなケースにおいて有効な広報手段として活用できます。
県や市との連携に活用
ローカルメディアは県や市との連携にも活用することも可能です。たとえば、これまで「地産地消」の活動を促進する店舗紹介ページを作成いたしました。(https://masa-ka.net/tory/tottori_chisanchishou/ )
鳥取県の地産地消のお店をジャンル別に一覧にし、ユーザーが検索しやすい仕様を開発。鳥取県公式HPからも紹介リンクを設置していただき、好評いただいております。
このような取り組みは「鳥取への貢献」にも繋がるため、今後も注力していきたい事業の一つです。
②Webもりがローカルメディアに参入した理由
ローカルメディアのサポート経験から強みと欲しい情報を把握
弊社Webもりは、これまで「とっとりリズム」や「鳥取マガジン」をサポートしてきた経験があり、ローカルメディアの強みや課題点を理解していたという強味がありました。
鳥取は娯楽が少ないという問題点があるため、地域の「新しいカフェ情報」や「イベント情報」などを紹介していく地域情報誌的な役目へのニーズがあることは明白でした。
ただ、特に女性向けの情報が少ないことも感じていました。
女性向け団体との繋がり広報のニーズを実感
鳥取で活動している女性団体「tootori mama’s」と事業サポートをする機会があり、女性の働き方に対して広報でできることがあると感じました。
tootori mama’sとは…鳥取県最大の子育てコミュニティで、全国の子育て支援企業、団体で構成された「一般社団法人 ママの夢」の鳥取代表として所属しています。
ラジオ番組で感じた知られざる企業や人へスポットをあてたい
2020年から1年間、FMラジオで番組を持たせていただき、鳥取で活躍するゲストを招いてお話を聞いてきました。
「鳥取で気になるお店、あの人」にスポットをあてた企画をしたところ、こだわりをもった会社や人(ラジオでは敬意を込めて沼と言っていました笑)に出会えて、私自身も楽しみながら番組をすることができました。
同時に、鳥取にはユニークな活動をしているところが沢山あるのですが、知られていなくて勿体ないなと感じていました。もっといろんな企業を知る機会がもてる場所を用意したいと思ったのもメディア立ち上げのきっかけです。
10年間の活動と経営団体の活動から企業とのコネクションを構築
弊社Webもりは、これまで10年間鳥取を基盤にホームページ制作事業を通して、多くの企業や県や市の公的機関と関わりを構築してきました。
その結果、地元企業が多数参加している鳥取商工会議所、鳥取ロータリーにも所属することとなり、企業とのパイプが広がっています。
転職サイトを15年にわたり運営
Webもりは自社メディアとして「転職サイト リアコミ」を運営していて、これまで3万人以上の転職を後押ししてきました。
ウェブで確認できる求人をみると、都市部は多く人材が循環している一方で、地方は少ない点が気になっていました。ただ、鳥取で活動していると多くのところで求人を募集していて人材不足の会社やお店が多く、労働者と雇用主の結びつきがうまくいっていないところがあります。
今後は転職サポートの経験を活かし、地元求人の紹介も視野に広げられると考えていて、人材紹介事業の免許を取得など準備を進めています。
③ローカルメディアの未来
アドセンスにたよらないローカルメディアの運用
アドセンスや広告依存のサイトはPV至上主義になってしまうのと、コンテンツに関係ない広告が目立つところに掲載されてしまうので、読み手の満足度が下がってしまいます。
「tory」は、クリック型広告である「アドセンス」に頼らないローカルメディアの運用を目指していてアドセンス広告を掲載していません。
メディア認知の向上と企業とのタイアップ
情報の蓄積により「tory」が認知された後は、広報したい企業とタイアップを進めて、地元の方や鳥取に関心がある方への広報を進めていきます。
広報するにあたり、ホームページ制作や、アフィリエイト事業で培ったマーケティングスキルを活かして企画からサポートをしていきます。
広報・求人など接点を増やす
今後、企業求人も多く取り上げていきたいと考えています。
ハローワークなど大手求人情報機関にはない、鳥取の地元企業の雇用促進を応援したいのはもちろん、潜在的に「転職したい」と感じている県民によりマッチした企業を見つけてもらいやすくする効果も期待できます。
訪問者の方に適した広報事業の展開
女性が興味のある分野・ライフスタイル・美容・ビューティー関係のお役立ち情報の提供と、アフィリエイト広告による収益化を図ります。
産後パパママが活動できるサポート
産後のお母さんがスムーズに社会復帰できるよう仕事とのマッチングにも力を入れていきたいと考えています。
その他、子連れパパママにとって役立つ情報の発信もしていき、子育てしやすい環境づくりの手助けになればうれしいです。
他媒体とのリレーション
Webサイト意外にも広報媒体は様々あり、広報したい内容により効果的な手法が変わってきます。
「フリーペーパー・テレビ・新聞・ラジオ」など他媒体とのリレーションも念頭においています。
包括的広報
地方の中小企業は大掛かりな広報をする予算がなく、広報側も少額でできないサービスがあります。
ホームページ制作、SNS運用、求人、イベント告知など、包括的にサポートする箱として事業を進めていきます。
まとめ
今後も各企業とタイアップしながら地方企業の魅力をPR発信していく予定です。地域で頑張っている人を取り上げる「箱」を用意し、1人1人が輝ける手助けが少しでもできれば、これ以上うれしいことはありません。
また、すでに別の有名メディアがひしめき合っている現状でも、差別化と方向性を打ち出すことで、運用ができることを実践レポートとしてまとめていきたいと考えています。
これからローカルメディアを立ち上げたい方や、運用している方の参考になれば幸いです。
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tory(トリー): https://masa-ka.net/tory/
公式Instagram: https://www.instagram.com/tory_spot/
株式会社Webもりでは、集客と売り上げにこだわり、サイト制作からその後の運用、広報まで一貫したサポートをご提供しています。
Webもりホームページ: https://masa-ka.net/
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