身体からのアプローチ、心からのアプローチ

「自分をいい状態にしておくんだよ。」
これは、私が大好きで尊敬していた、メンタルヘルスグループのリーダーが言っていたこと。
彼女自身も、精神病院に入院した経験がある人。どうにかして向精神薬を止めたい、この精神的な苦しさからも逃れたいと思って悪戦苦闘していた私に、何度もそのことを伝えてくれた。

渦中にいるときには、自分をいい状態にするというのが、なかなか理解できなかった。というより、毎日の生活が悪い状態だと思っていたしね。

いい状態っていうは、身体が健康で、何かに異常にとらわれていない状態。心はニュートラルで、苦しさ、楽しさ、喜びなど感じていて、自分で感じていることがわかっていることなんだと思う。

私はずっと心理カウンセリングをしていて、感じていることをすべて出してしまって、そこから気づきを得て、それで前に進んでいけると思っていた。

でも、最近はちょっと考え方を変えたの。
感情は、いまこの瞬間に感じること。嫌だなと思ったときには、すぐに切り替えた方が健康的だと思う。嫌なものをいつまでも抱えている必要はないしね。その嫌な気分を断ち切るには、身体を動かすのがいいのよね。人間は一度にひとつしかできないから、動くことに注目すれば嫌なことは忘れちゃう。忘れたら、わざわざ思い返す必要はないのよ。

そして、もうひとつ、今は身体をできるだけリラックスした状態にしておくようにしている。リラックスって、ほげーとしているゆるゆるの状態ではないの。ニュートラルでいつでも、どの方向にもさっと動ける状態だそうです。身体をニュートラルにしておくというのは、演劇で学んだこと。思い描く表情や、声のトーンや、身体表現をするには、ムダな力が入っていてはできないのね。

そして、ほどよく鍛えていれば、身体のストレスがなくなって、心にもいい影響があるって実感している。全身がこっていたり、足がむくんでいたりすると、それも自分の気分に影響するのよね。

私は心理カウンセリングの重視してきて、身体のこと考えてなかったなぁ。
こういうことは、ダンスをしようと思って、自分の身体が全然思うように動かなくて、トレーニングするようになって気づいたこと。
（ちょっとこじつけ）

身体がノビノビ伸びると、メンタルも安定するようです。
いまはそんな気がしています。

●本日の練習など
ストレッチ（首、背中、お尻、下半身）→ 今日は短め
ボクワ（ダンスエクササイズ）レッスン　50分
体幹トレーニング（ヒップホップバージョン）20分
骨盤呼吸 3回