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ウェルビーイングと私 ぜんじろう

「幸せ」この言葉は、全ての人が追い求める究極の目標であり、僕の人生を大きく変え、そして引っ張っている言葉である。

 社会人6年目。転職を繰り返し、会社は3社目だった。大学生のころから「人の夢をたくさん叶えたい」という夢を持ち、この人材会社にたどり着いた。1社目と2社目は自分を磨くために、不動産営業を行っていた。3社目は、大学生を対象とした新卒採用の事業を行っている会社だった。そのため、学生の夢を見つけるお手伝いや、見つけた夢を叶えるお手伝いができる最高の仕事だった。

 そんなある日、「世界平和が夢だ」という学生に出会った。壮大だけど、とても素敵な夢だと思った。その学生と夢について語り合っている中で、「世界平和ってどうなれば達成されるの?」「人がどんな状態になればいいんだろうね?」みたいな話が出てきた。その時、自分の夢と世界平和を重ね合わせてみた。世界中の人が夢を持って、夢を追って、夢を叶えることは素敵だと思った反面、”夢を持たなくても幸せな人がいる”ということが頭をよぎった。今の生活に満足をし、今いる環境を楽しんでいる状態。これってとても幸せなことなんじゃないかと思った。日本は満足していない人が多い。これだけ裕福で安全な国にいるにもかかわらず、満たされることなく、幸福度も低い。こんなことを考えていると「夢を持とう、その夢を叶えよう」というのは自分のエゴで、全ての人間が求めていることは「幸せ」なのではないかと思い始めた。これが自分と幸せとの出会い。それから「人の夢を叶える」という夢を捨てて、「たくさんの人を幸せにする」という夢を追うことに決めた。

 「幸せ」というとても抽象的なものを追求する生活が始まった。本を読んだり、ネットの記事を漁ったり、学生に対して「今、幸せ?どうして?」と問いを投げていた。幸せについて学んでいく中で、一番影響を受けた本が「幸せのメカニズム(前野隆司)」だった。感覚的に捉えていた幸せが、きれいに言語化された。その時に知ったのが”ハッピーとウェルビーイングの違い”だった。自分の追い求めているものはウェルビーイングだなと強く思った。

 2020年7月1日に会社を創った。ルビーイン株式会社という会社。人の幸せを追求する手段として、起業することが最適だった。コロナが始まった直後ではあったが、個人的には良いタイミングだと思った。「幸せ」に関連した会社名を模索した結果、「ウェルビーイング」の真ん中を取るという発想がふと浮かんだ。幸せを軸に事業展開をしていくという想いが込められている。2022年5月現在は人材事業を行っているが、事業の幅を広げていく予定だ。(独立時に書いたnoteはこちら:https://note.com/senju_zenjiro/n/n0661ed250078
 僕にとって「ウェルビーイング」や「幸せ」は、とても大きな存在である。おそらくこれからの人生のほとんどを人類のウェルビーイングに使うだろうし、人間にとってウェルビーイングは最も大事なことだと思っている。(幸せについて書いたnoteはこちら:https://note.com/senju_zenjiro/n/n62e1f0610007

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