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2021 Tour de France プレビュー 1週目

いよいよ本日開幕の第108回ツール・ド・フランス!

毎年、グランデパールが近づいてくるワクワク感は本当に特別なものを感じますね。

今年のグランデパールはブルターニュ地方のブレスト
ブレストは2008年以来のグランデパールです。
ブルターニュ地方はツールを5勝したベルナール・イノーの出身地でもあります。

東京オリンピックが直後にある影響でツールを回避する選手もいましたが、ツールを目標に定めている豪華なメンバーが揃いました。

それではまず第9ステージまでの第1週目をプレビューしていきましょう!


第1ステージはブレストからランデルノーへの丘陵ステージ。
今年のグランデパールはTTでもスプリントステージでもありません。
最後は3級フォス・オ・ルー(登坂距離3.1㎞、平均勾配5.6%、最大勾配14%)への山頂フィニッシュ。
明らかにパンチャー向きのステージで、今年最初のマイヨジョーヌを着るのはジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)でしょうか、マチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)でしょうか。

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第2ステージはツールではおなじみの激坂、ミュール・ド・ブルターニュにフィニッシュする丘陵ステージ。
ミュール・ド・ブルターニュは登坂距離2㎞、平均勾配6.9%、最大勾配12%。
前日に引き続きパンチャー向きのフィニッシュで、激しい登りスプリントが見られそうです。

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第3ステージはロリアンからポンティヴィーへの平坦ステージ。
ピュアスプリンターが活躍できそうなステージではありながら、細かいアップダウンがあって一筋縄ではいかなそうです。

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第4ステージはフジェールへの平坦ステージ。
前日よりさらに平らなプロフィールで、間違いなく集団スプリントに持ち込まれそう。
前半のマイヨヴェール争いは、この第3、第4ステージで見えてきそうです。

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第5ステージはシャンジェをスタートする27.2㎞の個人タイムトライアル。
TTスペシャリスト向きのアップダウンの少ないプロフィールで、距離も比較的長く、総合有力勢もタイム差がついてしまいそうなステージです。

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第6ステージはトゥールからシャトールーへと南下する平坦ステージ。
ピュアスプリンター同士の激しい集団スプリント必至のステージです。

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第7ステージはヴィエルゾンからル・クルーゾへ、249.1㎞という非常に長くハードなステージ。
ただ週末の山岳ステージのことを考えると総合勢は静観しそう。
逃げ切り濃厚のプロフィールで、ステージ優勝を狙うチームは絶対に逃げに選手を乗せたい。
こういう日はレースの最初から見るのが楽しいんですよ。

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第8ステージはル・グラン=ボルナンへの山岳ステージ。
3級、4級と山岳ポイントを通過した後は、1級モン・サクソネ峠、1級ロム峠、1級ラ・コロンビエール峠と3つの1級山岳が続き、下りきってのフィニッシュ。
ロム峠(登坂距離8.8㎞、平均勾配8.9%)とラ・コロンビエール峠(登坂距離7.5㎞、平均勾配8.5%)のセットは非常に破壊力の高い登り
マイヨジョーヌは本格的に総合有力勢へとシフトしていきます。

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第9ステージはティーニュに向かう山岳ステージ。
ティーニュは2019年大会にもフィニッシュに設定されながら、雹が降る悪天候でたどり着くことができませんでした。
序盤に2級、1級と通過して、中盤には超級プレ峠(登坂距離13.1㎞、平均勾配7.4%)を登り、2級を挟んでから21㎞もの長い登坂のモンテ・ド・ティーニュ(平均勾配5.6%)の頂上でフィニッシュ
登りの調子の良くない選手は大きなタイム差がつきかねない、ツールらしい登りの長いステージです。
休養日前、このステージを終えてマイヨジョーヌを着ているのは誰でしょうか。

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ここまで、第1週目をプレビューしてきました。
序盤はマイヨジョーヌを着る選手がステージごとに変わりそうな感じです。
そして第8ステージからは完全に総合有力勢同士のマイヨジョーヌ争いが見られそうですね。

プレビューの記事を書いていると観戦のモチベーションが高まるんですが、読んでくださる方にも伝わっていると嬉しいです。


第108回ツール・ド・フランスはJSPORTS4JSPORTSオンデマンドにて毎日ライブ中継されます!

初日の今日はどちらも無料放送されるそうなので、普段サイクルロードレースを見られない方もぜひご覧になってみてください。美しいフランスの風景と色とりどりのジャージを着たプロトンの、きっと虜になりますよ。


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