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#3 父親時間は何時間?

「Creative Fathers」の発信とコミュニティづくりの目的は、子育て中のお父さんの「父親時間を、実り多き幸せなものにする」こと。


では実際、父親が子どもと過ごす時間ってどれくらいなんでしょう?

データ①父親が生涯で子どもと過ごす時間は29,200時間

あるテレビ番組で紹介された(*1)関西大学社会学部保田教授の研究によると、母親が生涯わが子と一緒に過ごせる時間の平均は約7年6ヶ月(約65,700時間)、父親は約3年4ヶ月(約29,200時間)とのこと。

また、わが子と一緒に過ごせる時間の全体を100%とすると、幼稚園卒園時には32%、小学校卒業時は55%、高校卒業時には73%も過ぎ去ってしまうのだそう。確かに自分が親と過ごしてきた時間を振り返っても、20代以降は極端に減りましたよね。

うちの子はもう中学生!もう半分は過ぎてしまったー。子育ての時間でなく、生涯で過ごす時間のうちですよ。一日一日の時間がなんと貴重なことかと改めて感じますね。

データ②6歳未満の子を持つ夫の1日の育児時間は1時間5分

総務省「令和3年社会生活基本調査」(*2)によると、6歳未満の子供がいる世帯で夫の家事関連時間は、週全体の平均で1日あたり1時間54分(妻は7時間28分)。内訳として「家事」は30分「育児」は1時間5分(妻はそれぞれ2時間58分、3時間54分)。夫婦差は大きいものの、5年前と比べると夫の育児時間は16分増加しています。

総務省「令和3年社会生活基本調査」より作成

まぁ、平均だとそのぐらいかなー、ボクの周りのパパたちはもっと育児時間長そうな感覚もありますが。


データ③夫の1 日の平均育児時間は、平日は1 時間57 分、休日は7 時間3分
国立社会保障・人口問題研究所「第7回全国家庭動向調査(令和4年)」によると、12歳未満の子供と同居している世帯で夫の1日の平均育児時間は平日は1時間57分(妻は8時間44分)、休日は7時間3分(妻は12時間4分)。

国立社会保障・人口問題研究所「第7回全国家庭動向調査(令和4年)」より作成

ん?
こっちはまたずいぶん多いね。。

最年少同居子の年齢別にみると「0-2歳」では、夫の1日の平均育児時間は平日は2時間32分(妻は11時間23分)、休日は9時間4分(妻は14時間18分)。え!ちょっと、妻、多すぎない?

5年前との時系列では、夫の育児時間は平日で31分、休日で101分増加。妻の育児時間は平日で8分減少、休日は44分増加。。。夫婦ともに育児時間が増えているのですね。。


息子が小学生だったつい最近までの自分を振り返ると、

  • 平日は、朝晩のごはん準備と片付けをはじめ家事全般。平均3-4時間。

  • 休日は、土日とも弁当作って少年野球コーチでチームに帯同。これって育児時間?。平均10時間。

データ③に近いかしら。確かに自分の時間は少なめでしたが、忙しいのも楽しみながら充実して過ごしてました。


育児に関する統計データは、育児時間の男女格差や、育児時間の増加=育児負担の高まり、という文脈で取り上げられることが多いですが、その過ごし方の中身について気になります。

子を育てる喜び、楽しさ、充実した時間はどのくらいを占めるのでしょうか?もう少し追っていきたいと思います。

あなたは、1日あたりどのくらいの時間を子どもとの関わりに使っていますか?限りある父親時間(母親時間)をどのように過ごしたいですか?

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【出典】
*1:こどもまなび☆ラボ
母親は「約7年6ヶ月」、父親は「約3年4ヶ月」。わが子と〇〇する時間の短さに涙が出そうーー
*2:総務省
令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果
*3:国立社会保障・人口問題研究所
第7回全国家庭動向調査結果の概要


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