殺意の屈折


 【問題編】

 石毛与四郎。52歳。身長185cm。体重102kg。独身。血液型A型。死因。殴打による頭部外傷。
 うつ伏せに倒れた死体は、頭がばっくりと割られており、脳味噌こそ見えないが、髪の毛で隠れていても手の施しようがなかっただろう事は明確だった。多量の流血があったと思われるが、昨晩降った雨で相当洗い流されていた。むしろ、雨が降ったことにより、流血の跡が川のように長く思える。
 凶器は現場に捨てられていた鉄パイプ。廃業したディスカウント・リカーショップの駐車場。犯行時刻はまだ不明だが、おそらくは昨日の深夜。
 正確な所は鑑識の報告を待つしかないが、おそらく、一撃で頭蓋骨の陥没骨折で死に至ったと思われる。
 石毛は「絆ホーム」という純民間の更生保護自立支援施設の所長だ。
 更生保護自立支援施設などと言うと大仰だが、簡単な話、孤児ではない子供達のための孤児院だ。
 基本的に、金はあるが、親から見捨てられた子供たちが預けられる。元々は、少年院や少年鑑別所から出てきた迄はいいものの、その頃には親が離婚していたり、見放されたり、行き場をなくした子供たちを、無事に社会へと送り出す、という目的の施設だ。
 しかし、実際には子供の側に問題がなく、親にのみ問題があって施設送りにされるケースも少なくない。簡単な話、金で解決するネグレクトだ。
 金で解決している場合も、送金が続くとは限らない。子供を預けたまま、送金が打ち切られるなんて事も少なくないのだ。そうせざるを得ない親や子がいる事もわかるが、中には悪意を持ってそうする奴もいる。
 ざっと目を通しただけだが、資料によると石毛の実家が相当に「太い」らしく、資産は相当なものだ。雨に濡れて残念な事になっているスーツも、どれだけケチを付けようと安物ではない。その資産があったから出来たのか、なくてもそうしたのかはわからないが、送金がなくなった子供の面倒も見続けている、と近所でも評判らしい。
 その人格者が鉄パイプで撲殺された。頭部を後ろからガツンと一撃。状況はこれから調べるが、パッと見たところ、物盗りの仕業だ。石毛の持っていたセカンドバッグが奪われ、現金を除く中身が、側溝に捨てられていた。
 近頃、この近辺で起きているという強盗事件と関連があると見てもいいだろう。ただし、こちらは管轄が違うので、後で情報をもらいに行くしかない。
 「世も末だ」
 と俺がひとりごちたのを、木崎は聞き逃さなかった。
 「世も末だなんて言って世界が終末を迎えた事ァねェよ。地獄の沙汰が現世の常なんだよ」
 持って回った言い方で、ねちねちと独り言に絡まり付いてくる。
 木崎和也。俺の相棒の刑事だ。禁煙用のプラスティックパイプを唇の端で弄んでいる。
 恐ろしく勘のいい男で、出会った瞬間に「あいつが犯人だ」と言い当てたり、逃走犯の先回りをして捕まえた事が何度もあるのだ。無論、頭が良い事は否定しない。本人曰く「勘ではなく頭脳」らしいが、その頭脳を働かせる以前の目星の付け方を見る限り、やはり勘がいいようにしか思えないのだ。
 「で。お前はこの地獄の沙汰を、どう見てるんだ?」
 俺には見えない何かが、いつも木崎には見えている。犯人像か、事件の経緯か。俺には単なる強殺に見えるが、木崎にはどう映っているのだろう。
 石毛の死体をつまらなさそうに眺める木崎は、忌々しそうに禁煙パイプを噛みながら、告げた。
 「現金目当てに、知らないおっさんを背後から殴って殺すのが地獄の沙汰ってェんなら、ブッ殺して恨みが晴れたのは天国の沙汰かい?」
 「どういう意味だ?」
 「見たまんま、強盗致死じゃねェよ。怨恨による殺害。物盗りはカモフラージュ」

 そう言った木崎は、現場をキョロキョロと見回し、また何かを退屈そうに考えている。まだ現場に来て5分も経過していない。わずかに被害者の遺体を見たぐらいだ。
 「何故そう断言する?」
 「簡単だろ。路上強盗の手口じゃねェよ。お前が犯人なら、どうやって金を奪うよ?」

 「いや、そりゃ背後から忍び寄って、殴って、荷物を奪うとか」
 「お前は相変わらず人の良いデスクワークだよ。逆。せっかく忍び寄ったんなら、荷物を奪うのが先だ。抵抗されたンなら殴ればいい」

 俺は言葉に詰まった。確かにそうだ。
 「俺が路上強盗なら、人っ気のない場所を通りがかった標的を取り囲んで脅すね。そうすりゃ暴力を使わずに済む。単独犯でも脅迫した方がマシ。逃げられても恐喝だけで済む。背後から忍び寄るなんて真似はしない。寂れた場所を夜中に1人で歩いてりゃ、忍び寄ってくる奴がいてもバレっバレだし、警戒はするさ。まして、強盗事件が多発してるんだぜ。警戒して当然」
 木崎は、逃げた所を殴られたとするなら、袋小路の廃墟には逃げ込まないだろうこと。更には、服装がまるで乱れていないことを指摘した。
 「着衣に乱れがない、って性的暴行じゃないだろ」
 「そういう話じゃねェよ。見りゃわかるが、害者は肥満型だ。こういうおっさんが走って逃げたら、シャツはズボンからせり出すし、靴下もずり落ちる。そんな乱れがねェんだよ」

 面倒臭そうにではあるが、丁寧に説明をする木崎を見ると、確かに「勘が良いだけではない」のがわかる。ぶつくさした口振りは「勘が良いだけ」なのを密かに否定しているのだろうか。
 「つまり、顔見知りの犯行だと?」
 「バッグを奪ったのも、害者が死んだのを確認してからだ。だから抵抗してないし、服装が乱れてない。物盗りでも通り魔でもないなら、怨恨と考えて然るべきだろ。それに、この服装だぜ。何をしに外出したのかは知らないが、わざわざスーツを着て深夜に出掛けるか? 誰かと会うために着替えて外出したんだよ。逃げて背中を向けたんじゃない。背中を見せても大丈夫な相手だ」
 「よくもまあ、5分でそんな推理が出来るもんだな」

 俺の言葉に、木崎は禁煙パイプを嚙み潰しながらニッと笑い、
 「勘が良いからな」
 と答えた。

 署まで戻った俺は、木崎の「勘」が当たっていた事を思い知らされる。まだ、鑑識からの正式な報告が回ってきた訳ではない。同期に仲のいい鑑識がいるので、現時点でわかっている情報を仕入れただけだ。
 また、現場付近の聞き込み(こちらは警官に任せた)や、「絆ホーム」周囲と、「絆ホーム」関係者からの聞き込みを行った。署が取り寄せた「絆ホーム」と石毛の資料もある。
 この中で、いくつか妙な話が出てきた。
 石毛が同性愛者だという噂だ。地元の小中学生を中心に、石毛に性的な悪戯をされた、卑猥な交渉を持ちかけられた、といった噂があるらしい。「絆ホーム」が男児しか預かっていない事がその偏見を生んだのかも知れないし、あくまで近所の子供達の噂でしかないが、その噂が子供達の保護者にまで回っている点から見ても、相当昔からある噂だと言える。
 この噂を確かめるには時間が必要だが、石毛の身辺を洗う際に、実家の方に情報提供を要請したところ、「絆ホーム」設立前に男子中学生への性的な悪戯をしたという話が出てきたのだ。
 事件は26年前で、被害者との示談が成立し、告訴は取り下げられている。実家が相当な資産を持っているらしい事も間違いなく、事件以降、石毛は逃げるように地元を離れ、「絆ホーム」を設立したという事か。
 そう考えると、この「絆ホーム」も倫理的、教育的、設備的な問題から10歳から16歳(入所時点で16歳から18までの2年が最高齢)の男児のみしか預かっていない、という点は、どうにもキナ臭いものを感じる。
 木崎のいう怨恨が正しいなら、石毛に性行為を強要された入居者が犯人という事も考えられるだろう。
 そう考えると、頭蓋骨を陥没させる程の一撃は、相当な恨みだったのかも知れない。
 凶器はステンレス製のパイプ。何処のホームセンターにでも売ってるようなステンレスパイプだ。出自もはっきりしている。
 廃業したリカーショップの駐車場の案内看板に使用されていたものだ。看板自体は木製の骨組みだったが、腐食して朽ちかけていた物を、そのパイプで補強していたそうな。再び看板がぐらついていたため、発覚した。現場の警官が通行人から得た情報で、パイプと骨組みを括り付けていた針金の痕跡から、まずこれに間違いないだろう。
 なお、凶器となったパイプは数日前から犯人が確保していたと思われる。これも数日前から再発した看板のぐらつきから推測されるものだ。
 凶器のパイプは90cmのステンレス製。かなり硬いが、被害者の後頭部を殴った際に、見事に中央で「くの字」に折れ曲り、現場に捨てられていた。
 被害者は頭部外傷による即死と見られており、見事に頭頂部を背後から殴られている。
 外傷はほぼ頭頂部。やや後部、やや右寄り。ほとんど真っ直ぐに打ち下ろしているが、やや袈裟斬り気味になっている。
 第一発見者は通行人の男女2人。被害者の死体は道路からは見えない場所にあったが、事件後に降った雨で、外傷部の血液が道路側に流れ出ており、不安に思った女性が周囲を見回すと、転々と落ちている被害者の財布の中身や、側溝に捨てられたセカンドバッグを発見。躊躇しているところを、通りがかった男性が「何かあったか」と尋ね、敷地内に入って死体を発見。
 2人に面識はなく、おそらくは事件に無関係と思われる。
 今のところ、事件との関連が深そうな容疑者は以下の6人。

 坂本みのる。35歳。身長165cm。体重70kg。妻子あり。血液型A型。所長の他に3人いる職員の1人。この日の「絆ホーム」の宿直である。なお、石毛邸は「絆ホーム」と同敷地にあり、建物も廊下で繋がっている。つまり、石毛は実質「毎日宿直」だ。
 また、判明している限り、石毛と最後にコンタクトした人物であり、証言によると「コンビニに買い物に行く」と言い残して、外出したと言う。
 なお、所長が戻らない事を不審に思わなかったのか、という質問に対しては、石毛邸は反対側に玄関があり、そちらから帰って寝たものだと判断した、とのこと。
 周囲からは、所長との折り合いは悪かった、とされる。

 高村あくと。15歳。166cm。体重51kg。血液型A型。少年鑑別所を経験している入所者の1人で、小学校時代、いじめを受けた報復で小学校卒業後、いじめた首謀者を含む8人を刺すという事件を起こしている。
 ただし、このうちの6人は大怪我には至らず、また、一人一人を長期間に渡って刺し、脅して口止めした事で事件の発覚が遅れた。
 事件が発覚したのは、最後の1人だ。同じ中学に進学しており、いじめはまだ続いていたらしく、学校朝礼の際、衆人環視の中で派手に刺したのである。
 幸いなことに致命傷にはならなかった。
 教師に取り押さえられ、残る1人の首謀者が廃屋に閉じ込められている事が判明したのだ。
 この後の調査で、他に被害者がいる事、被害者の裸や性器の写真を撮り、口止めの材料にした事、また、この復讐計画が高村のノートに綿密に書き込まれていた事から、いじめの被害者である事を考慮しても、鑑別所に送られる事となった。
 当日のアリバイは裏も取れているが、近頃の石毛の「お気に入り」だったという噂がある。確かに少女のような可愛らしい顔立ちをしているのだ。そんな噂が出るのも不思議ではない。

 宮藤義一。15歳。身長162cm。体重54kg。血液型B型。入所者の1人で、深夜に施設を抜け出している。明確なアリバイがない。深夜2回の見回りの時点で、どちらも姿が確認されていない。なお、確認者は坂本である。
 また、剣道の有段者であり、環境さえ恵まれていればもっと上を狙えただけの実力はあると言う。
 特に目立って素行が悪い訳ではないが、次第にガラの悪い連中との付き合いが多くなっていると言う。

 服部せいる。17歳。身長170cm。体重61kg。血液型O型。宮藤と同じく、入所者の1人で、宮藤が親の育児放棄なのに対し、服部は少年院上がりである。
 相当な数の暴力事件を起こしており、このうちの一件が傷害致死となった。ただし、事件としては傷害致死になっていない。死亡の経緯は、被害者が入院の後、安静状態を守らず病院を抜け出した先で容態が急変し、死亡したためである。
 なお、服部は反省した態度を見せてはおらず、少年院内でも暴力沙汰を起こしている。
 深夜二回の見回りでは姿が確認されているものの、朝礼を欠席しており、その後、帰宅する様子を他の入所者に目撃されている。

 島田賢吾。18歳。身長189cm。体重81kg。血液型A型。入所者の1人。宮藤と同じく、親のネグレクトにより入所。
 他と違いアリバイはあるが、このところ所長と言い争う姿が目撃されているため、捜査線上に浮かんできた。
 二度目の見回りの際に、リビングで坂本と遭遇しており、その点で明確なアリバイはある。
 ただし、事件の起きたタイミングがおそらく見回りと見回りの中間地点である可能性を考慮すると、事件現場との往復を計算しても間に合わない時間ではない。

 下原秀樹。28歳。身長161cm。体重50kg。血液型A型。独身。「絆ホーム」の出身者であり、半職員。正確には職員の扱いではなく、他と掛け持ちのアルバイトである。少年院出所者でもあり、また、軽犯罪での前科もあるため、正職に就いていない。
 「絆ホーム」の清掃は基本的に入所者によって行われるが、ゴミ処理や特殊清掃、また、設備の修繕などを担当している。
 事件当日は出勤日ではないが、事態を知らせようとしたところ、連絡がつかず、まだ明確ではないが失踪した可能性が指摘される。

 石毛は基本的に施設と自宅を行き来するだけで、外部との接触は少ない。実家の線も、かつての猥褻事件以降は「臭い物モノには蓋」とばかりに、資金援助以外の接触がないらしい。
 入所者に関しては、相部屋などでアリバイが確定しているケースが多く、隣室の音などで裏も取れており、それらは容疑者から外した。
 大人は2名。あとは未成年だと言っていい。未成年が捜査線上に上がると、何かと厄介だ。少年課との兼ね合いがある。それに、情報も手に入りにくい。
 だが、未成年とは言え、「前科」があるお陰で大きな目星は付けられた。
 石毛が少年らを毒牙にかけていた屑だったとしても、事件は事件だ。しかも、殺人事件。
 何としても少年捜査課がしゃしゃり出てくる前に、犯人を絞り込みたいところだ。
 噂が本当だとすると、石毛に恨みを持つ人間は少なくないだろう。6人全員がそれなりに怪しい。あるいは、共謀の可能性もある。
 捜査室を出た俺に、木崎が近寄ってきた。が、どうにも冴えない表情をしている。
 「どうした? お前の勘じゃ犯人が特定できないか?」
 という俺の言葉に、木崎はとんでもない答えを返した。
 「いや、少年課との遣り取りが面倒そうでな。話を通せる知り合いもいない。お前、少年課にコネはあるか?」
 俺は目を剥いた。
 「はァ!? その口振りじゃ、犯人が未成年だと決まってるみたいだな」
 「ああ。調べないと詳しくはわからんだろうし、共謀者がいるかも知れんが、少なくとも殺人犯は確定した」

 木崎は、事も無げにそう言った。
 「確定って、お前」
 まともに顔を合わせて話をしたのは坂本だけで、少年らとはろくに話してもいない。一応、関係者ほぼ全員に顔合わせはしているし、便宜上、それぞれの住所氏名年齢を書かせてはいるが、そんな状態で、何故そう言い切れるのか。下原に至っては会ってもいない。
 この物言いだと、実行犯は少年の誰かなのか。それとも、共謀者の方が未成年なのか。
 「とりあえず、少年課に首を突っ込まれると厄介だ。その前に抑えられる所は抑えちまうぞ」
 木崎は、面倒臭さを隠そうともせず、背を向けて歩き出した。


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 なお、この後はエピローグ部分が書かれていますが、犯人当てに興味がない人はこのままお読み進みください。当てたい人が読んでも問題ありませんが、当てた後に読んだ方が時系列順になります。
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 【エピローグ】

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 結論から言うと、木崎の推理は当たっていた。
 噂はある程度、真実を語っていた模様で、犯人もまた、石毛に性行為を強要された過去があった。
 新しく施設に預けられた少年が、同様に毒牙にかかるのを見て、もはや我慢の限界を迎えたと言う。
 彼自身は同性愛者ではなかったが、石毛に性行為を強要されたことから、後天的に男児に興味を持つようになってしまった。と犯人は告白する。新しい入所者に惚れてしまったと、守りたかったと。
 近頃起きている路上強盗に便乗すれば、と思い付いたらしい。石毛を呼び出し、後ろを向かせて殴り殺した。
 犯人は、後に、石毛に強要された行為は屈辱であり、汚名であり、憎しみや殺意の根源だったと言う。
 だが、それは同時に、親に見捨てられた自分にとって、自分を見てくれる、抱き締めてくれる存在でもあったと供述している。
 殺人事件の半数以上は血族であり、動機の上位は、暴力団の抗争などを除けば、激情、報復、痴情のもつれ、被害者からの暴力への抵抗だ。本件はそういった意味では、まさに数え役満だろう。
 成長に伴って、自分から興味をなくしていった石毛。それは解放であり、同時に放棄された事も意味していた。
 何人もの新入所者が被害に遭う所を、見て見ぬ振りをしてきてしまった。
 間違いなく、石毛は許されざる存在だっただろう。
 だが、犯人にとって憎しみの対象である石毛は、親や恋人という側面も持っていたのだろう。
 木崎の先読みのお陰で、事件はスピード解決した。
 どうにも後味の悪い事件だったが、その最大の貢献者である当の木崎は、すべての手柄を少年捜査課に譲り、本人はまた、つまらなそうな顔を浮かべて禁煙パイプを噛んでいる。
 「ひとヤマ解決だ。飲みに行こうぜ」
 どうにも引っ掛かりのある俺を、安い居酒屋に誘う木崎。
 そういう「勘の良いところ」があるから、俺は木崎が頭脳派だと認めたくないのである。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。