麻醬包肉葱(マージャンホーローキ)
皆さん、こんにちは。麻醬とは、中国に伝わる調味料のひとつで、いわゆる麻(マー)、つまり山椒を使った味噌。ましょう。マージャンとも言う。嘘です。木賃ふくよし(芸名)です。
嘘なので信じないでください。
ちなみに実在するのは芝麻雀(チーマージャン)であり、名前からするとポンやカンが禁止された麻雀のように感じられるかも知れないが、逆にチーが禁止された麻雀である。
ってのも嘘で。
芝麻醤(チーマージャン)ってのは中華料理で言う所の「ゴマだれ」である。って言うのが本当なんだけど、こんな書き方をするともう、どれが本当だか信じられなくなりますよね。
はい。そんな訳で本日のお話は昔話。
先日、知人Gと話してて、とても懐かしい気持ちになったんですよ。ええ。
(・∀・) 仲の良い友達が
近所に何人かいましてね。
全員、小学校だけ一緒で、
中学は違ったりするんですが、
一番自由のきくA君の家に、
みんなで集まって、
マンガ読んで、
ゲームして、
麻雀やって、、、
その家はアジトって
呼ばれてましたね」
(´Д`) わかる!
今の子供達はどうなのか知らんけど、
(´・Д・)」 この不健全な空気の溜まり場こそ、
(´°Д°)」 健全な中学生!!
ザ・男子中学生! これぞ中学生! まさに中学生! THIS IS THE 中学生ですよ!
不健全こそ健全な中学生の姿! わかるか。わかるだろう。はるかな蠢き。闇の中、魂揺さぶる目覚め始まる。
(´°Д°)」 反抗期!
(´°Д°)」 思春期!
(´°Д°)」 中二病!
仲の良い友人と集まり、その関係が永遠だと思え、小学生では成し得なかった多くの事が可能になり、親からの許可も増え、禁止事項が減り、半端な知恵をつけ、ルールの網の目をくぐる事を覚え、万能感に酔って支配され、同時に反抗期や思秋期を迎える、親の束縛を嫌い、色気付き、現実を知った気になっている夢見がちな時代、
(´°Д°)」 中学生。
隣町へ行くだけで冒険だった小学生とは格が違います。電車にも一人で乗れるしね! 大人料金で!! 親の目がないところで悪い事をしちゃったり、ホントはわかってる癖に、悪いことと思わなかった、って言い訳が通じると思ったり、大人ぶりたい癖に、都合のいいところだけ子供を利用する事を考えたり、
(´°Д°)」 中学生!
ザッツ 中学生!!
わかります。わかりますとも。友達の家に集まって麻雀するとか、もう最高にワルですよ。
わかります。わからないはずないじゃないですか。
(´・Д・)」 ワタクシにも
そんな時期があったんだから。
(´・∀・)」 わかります。
そう。今では、こ〜んなうらぶれたおっさんですが、昔はそれなりに健康優良不良少年に憧れたりした訳ですよ。ええ。
ワタクシの場合、麻雀のルールを小学生の時にパソコンゲームで覚えてたから、ちょっとだけ優位に立ててたし、
とは言え、小学生の時は、なかなか面子が揃わなくて、麻雀する機会が少なかったから、
(´・Д・)」優位性があったのは、
わずか1ヶ月ぐらいだったけどね!
ちなみに、ウチの場合はO岡君の家でした。O岡君の家に、当時はまだ持ってない家さえあったビデオが部屋にあったし、なんと麻雀牌も雀卓も揃ってたのである。
なので、O岡君の家に集まって、マンガ読んだりビデオ観たり麻雀したりしてた訳ですよ。ええ。
TVゲームは麻雀があった所為か、やった記憶があんまりない。
ビデオは誰かが何処かで手に入れたえっちなビデオをみんなで集まって観てた。
ちなみに、観たエロビデオは、とある理由からエロアニメが多かった。その理由とはアニメおたくが多かったたらでも何でもなく、
子供は当然エロビデオを借りられないのだが、近所のレンタルビデオ屋ではエロアニメはエロビデオ区分がされておらず、中学生でも借りられたのである。
そこで「妖獣都市」や「バイオレンスジャック」「うろつき童子」なんかを観てた。当時はエロアニメってのはエロだけじゃなく、流血やスプラッタ、暴力、犯罪など、今で言うゴア表現が色濃かったため、もともとバイオレンス物が好きだったワタクシは大好物だったりする。
夜に家を抜け出して、O岡君の家に集まり、エロビデオを観たり、麻雀をしたりして遊ぶ。
(´・Д・)」 中学生的に許される健全で不健全な遊びのオンパレード。
まさに夢のテーマパーク。
しかし、O岡君の家には恐怖の象徴が棲んでいた。そう。
O岡君の父親である。
O岡君の父親は、典型的に怖いおっさんだったのである。
O岡君の家には何故か裏ビデオもあったし、O岡君に訊いても「何の仕事してるかわからない」し、家と繋がってスナック(と思われる店舗のような離れ)があったし、やたらと印鑑が置いてあったし、中学生にもなれば、
(´・Д・)」 あっ(察し
って感じだったのである。だから、O岡君の家には、夜こっそりと庭から侵入してた(O岡君の部屋は2階)し、O岡君の親父さんに見つかる事は許されないのである。
しかし、中学生はアホなので、
夜中に麻雀牌をジャラジャラ鳴らしてれば、当然見つかる。
鬼のような形相で部屋に怒鳴り込んでくる親父さん。ボッコボコにしばかれてるO岡君を尻目にして、一目散に窓から逃げる僕たち。
(´・Д・)」 捕まったら
殺されるって思ってました。
これぞ中学生って感じがしませんか。
ってな話をしてると、話を聞いてたGが、
(・∀・) あー、わかります。
ウチの場合はS君でした。
そのアジトと呼ばれるS君の家に集まって、皆で麻雀してたんですよ。
そしたら、S君の母親が、S君に用事があって話しかけてきたんですよね。
( *`ω´) S! アンタ、〇〇の件
〇〇しとかんとダメなんちゃうん!?
ちょっとお母さん、おこ状態。
( ´_ゝ`) んー。
しかし、麻雀に夢中なS君は、背中で生返事。
( *`ω´) アンタ、聞いてんの!?
〇〇はどうすんの!?
( ´_ゝ`) んー。
ヒートアップする母上様、しかし何処吹く風で麻雀を続けるS君。当人らはともかく、周囲でそのやりとりを見てる中学生たちに緊張が走る。
そう。他所の家の親子喧嘩など、見たくはないものであろう。しかし、緊張が走った理由はそれだけではない。
そのやりとりが聞こえたのか、母上様の背後に、父上様の姿がのっそりと現れたからである。
( *`ω´) S、話を聞きなさい!
〇〇はどうすんの!?
母上様の我慢が臨界に達する。しかし、背後の状況が見えていないS君は、
( ´_ゝ`) 知らん。あッ
m(´°∀°)m それロン! 5200ね!
と我関せずで上がっていた。御無礼。その時、母上様の背後にいた
父上様が動いた。
(´°皿°)」 S! お前!!
何言うとるんや!!
それ5200ちゃう!
満貫や!!
母上様を除く全員が大爆笑。
母上様、ガチ切れ。
その話を聞いたワタクシも大爆笑。
(´・∀・)」 健全で不健全な中学生って、やっぱこうでないとね!
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。