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小山田圭吾のすくらっぷ・ブック


 皆さん、こんにちは。小山田って言ったら小山田いく木賃ふくよし(芸名)です。
 はい。そんな訳で、実は本日分のnote記事は書き上げていたのですが、小山田圭吾が過去のイジメ問題を追求され、オリンピック・パラリンピックの役職を辞任したという事で、急遽、予定を変更して差し替え記事を書く事にしました。

 ぶっちゃけ、時事ネタは嫌いなので、書くつもりはなかったんですが、時事ネタを取り上げたら読む人が増えるのも事実なんですよね。

 まぁ要は、読む人が増えたら¥100払ってくれる人も増えるかも知れないので、生活が掛かってる無職としては、興味がなくても書くしかないのである。

 で。

 まず最初にコレだけ前提にして欲しいんですが、小山田圭吾、コーネリアス、フリッパーズ・ギターともに、まるで興味がない。その点で、ファンだから擁護するなんてつもりはまるでない事をハッキリさせておきたい。

 さて。まず、今回白日の元に引きずり出されたイジメに関するインタビューだが、ワタクシの個人的な感想を言わせてもらうなら、


 (´・∀・)」 ウソくさ。


 いや、イジメをやってないって意味じゃないよ。小山田圭吾を擁護する気もない。

 なんかね、小山田圭吾の事はあんまり知らないから、今回の記事を書くために、小山田圭吾の発言とか色々読んでみたんだけど、


 (´・∀・)」 お調子者のニオイがプンプンするのよね。


 ジャイアンと言うより、スネ夫と言うより、道具を持ったのび太。
 ハットリくんで言えば、ケムマキじゃなくて影千代。
 美味しんぼで言えば、中松警部じゃなくて富井副部長。

 いませんでしたか? 自分はヤンキーになる度胸さえ持ってなかった癖に、何ならヤンキーを怖がってたし、軽蔑もしてた癖に、中年になってから誰にもバレないと思って、


 (^_^) 「いやぁ、オレも昔はやんちゃしてたよ。懐かしいな」


 とか言っちゃう系。
 そーゆー空気を感じる。なんか発言の内容に薄っぺらさを感じるのだ。率先してイジメをやってたタイプには思えないのである。

 これまた誤解しないで欲しいが、率先してやってないから無罪なんて言うつもりはない。
 実際のところ、知り合いでもなければ見た事もないから真相は不明だ。記事が粉飾されているとしても、まるっきりの出任せでもないらしいから、関与は間違いないのだとしよう。

 率先してイジメてたのか、指示してイジメさせてたのか、便乗してイジメてたのか、自分がイジメられたくなくてイジメたのか、関与しなかったのか、見て見ぬ振りをしたのか、それは知らない。

 しかしどうあれ、イジメられた当人が許さない限り、許される事はなくていいと思う。


 被害者と加害者ってのはそーゆー関係でいいと思う。


 ただ、よくわからないのは外野である。ワタクシやあなたを含む、小山田圭吾を叩いたり、擁護したりしてる人達だ。

 まず、擁護してる人。
 ファンだから擁護してるって人もいるだろうが、そりゃ違うだろ。好きな人ならどんな犯罪でも無罪ってのはおかしい。どんな罪を犯そうともファンである事をやめないのは好きにしたらいい。むしろ、その姿勢には感服する。

 自分にも後ろ暗い過去があるから擁護するってのも変だ。別人の話だ。自分の中で勝手に擁護するのは自由だが、個人的な感情は、極力排除すべきである。
 別に、自分に後ろ暗い過去があるからと言って、他人を責める権利が剥奪された訳ではない。もっとも、無闇に他人を責める輩よりはよほどマシではあるが、聖人君子以外は他人を責められない世の中も問題である。問題は問題として取り扱わねばならない。

 悪くないから擁護するよ派。


 (´・Д・)」 いや、悪いだろ。


 特殊な学校という環境だったとか、あの時代は〜、とか、あの文化は〜とか、今とは多少違うセッティングかも知れないが、大きな情状酌量の余地があるレベルではあるまい。


 で。叩いてる人。

 まず問いたいが、小山田圭吾はキミをイジメたのか?


 そうでないのなら、まず感情的に行動すべきではない。キミにイジメられた過去があるのか、イジメた、見て見ぬ振りをした後ろ暗い過去があるのか、悪が許せぬのかは知らない。だが、その断罪は公正でなければならないはずだ。

 無論、イジメは卑劣で撲滅すべき悪だと言える。

 しかし、被害者はキミではない。裁判官もキミではない。ならば、その罪の重さを誰が測るというのだ?

 それは被害者であり、法に携わる者である。ただ悪戯に、感情の赴くままに加害者を叩くのはリンチに過ぎない。私刑である。集団私刑。それはイジメとどの程度の差があると言うのだろう。

 私刑ではない、理由なきイジメと、理由なきイジメに対する報復は別物で、理路整然とした理由があり、正義の執行であるとの宣う人もいる事だろう。
 ならば、敢えて問おう。

 小山田圭吾は何をすれば許されるのだ?


 謝罪会見か?
 被害者に対する謝罪か?
 五輪の役職辞退か?
 刑罰か?
 それとも許されぬ罪なのか?


 あなたはこれに即答できたか? よしんば即答できて、その理由まで明確に説明できたとしよう。
 だが、あなたと同じく小山田圭吾に向けて正義の鉄槌を振り上げている全員の意見は一致しているのか?


 答えは、否だ。


 個々の見解がバラバラ。つまり、それは感情に任せた私刑に過ぎない。

 では、どうすればいいのかと言われると、正直、このリンチも含めて、それが民意という答えだと思っている。
 ワタクシは気に入らない芸能人がいたとしたら、関わらぬだけだ。不買運動とか、そーゆー話じゃなく、単に観ない、聴かない、買わない、話にも出さない。それでいいと思っている。
 どうせワタクシの人生には1㍉も関係のない人だ。事実関係のはっきりしない過去のイジメ問題に対する報復を課せるとするならば、部外者であるワタクシ個人は、絶対に買わない。それぐらいでいいと思う。
 被害者側が裁判を起こす機会を得たり、許されなくても、加害者側が謝罪の機会を得たり、忘れ去られず、ちゃんと陽の下に引き摺り出した。部外者が関与してするべき事は、もうここで終わったというのがワタクシの考えである。
 あとは被害者が裁判を起こすも起こさないも、加害者が謝罪するもしないも、当人らと法務関係者だけで充分だろう。
 無論、コレはワタクシの個人的意見で、それでも許せぬと叩き続けるのも個人の自由だし、何処かで許したり、気が晴れたり、風化したりして忘れるのも個人の自由だ。
 
 あるいは、擁護するのも個人の自由なのだ。

 他人の心身や権利や財産を脅かさぬ限りは。

 ここでハッキリと言うが、ワタクシは小山田圭吾を擁護する気はさらさらない。

 しかし、小山田圭吾を叩いてる人が、当然の報いとして小山田圭吾を叩き続けるのは、心身や権利や財産を脅かしている可能性を一考してほしいだけである。

 しないとは思うけど、もし本件で小山田圭吾が自殺でもしたら気が晴れますか?

 多かれ少なかれ叩いた人は、小山田圭吾の親族から報復を受けても、当然の報いと甘んじて受けますか?

 いざ、そうなってから後悔するのは勝手ですが、それぐらいの覚悟を持って叩いてますか?

 法務者でも当事者でもない人物に、それをする権利があるのか。何のために法務者がいるのか。


 そこだけを一度、じっくり考えて欲しいのです。


 と、まあ、説教くさい話はここまでにしよう。こーゆーのは好きじゃない。

 そこでいつものオチに行こうと思う。



 小山田圭吾が辞退した事により、拳の振り下ろし場所を失った人々は、




 イジメの主犯は、


 小沢健二の方だった!





 とか言ってそっちに飛び火していく、に428ボリバル・ソベラノを賭けよう。


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 なお、この先には、ちょっと説教っぽい空気を台無しにする話が書かれてます。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。