理想の価値

人は誰しも【理想の自分】を無意識に持って生きているだろう。そしてそれには及ばない自分にガッカリしたりイライラしたりすることもあるだろう。しかし私はこの世界に無駄なものは一つもないと考えている。そこで理想の価値について考えてみる。

まず【理想】とはこうあればいいのに、こうならいいのにと願う状態であると定義する。
その上で前述の通りであればデメリットが大きいもの、現実を見た方が建設的であると考える方もいることだろう。
そこで見方を変えてみよう。理想をこうあるべきものではなくこうなりたいと目指す目標だと考えてみることにしよう。
これだけでまず冒頭のストレスとは無縁になる。あくまでも目標に変わるからだ。
しかしまだ足りない。なかなか目標に辿り着かないストレスというのもあるからだ。

そうなると更に理想の見方を変えることを試みてみることにする。理想とは辿り着く場所ではないと考える。どういうことかと言うと理想とはあくまでもその胸に熱く夢として燃えているからこそ尊い物なのだと考えるのだ。
この考え方を取り入れた場合、そもそも【理想の自分】にならなくても良い、ただ近づく努力さえしていれば良いということになる。
勿論万人がこれで納得できるとは思わない。
しかしこういう考え方もあるということを知るだけで少しは心が軽くなると思うのだ。

最後にタイトル回収をしておこう。
私が考える理想の価値とは、生きる上でのモチベーションそのものである。人は何か目標が無ければ抜け殻のようになりどこに向かえばいいのか何をすれば良いのか道を見失ってしまう生き物だと私は考えている。その上で無意識に作り出す理想というのは生きていく為に必要に迫られて作り出しているものだと思うのだ。
理想そのものは本当に尊く価値のあるものだというのが私の結論である。

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