私の病との付き合い方

私は重度の双極性障害とパニック障害と診断されている。何故重度なのかといえば希死念慮(自殺したくなる症状)が出ているからだ。実際に何度も死にかけた、余りにも危険だと思ったので慌てて病院に行ったほどだ。

しかし今はほぼ週6でフルタイムで働けている。
もちろん合う薬が見つかって症状が収まっているのが一番大きいところではあるのだがそれだけでは足りない。何故ならば「働かなくても別に収入を得られますよ」と役所の人に言われるくらいには危険な障害だからだ。働く必要がないのに働くというのは中々にモチベーションのいる事だと私は考える。

では何故私がこうなのか。書いていこうと思う。
まずネット上でエンターティナーを趣味でやっているから、というのがある。趣味には金が必要だ。障害年金だけでは足りないので働く理由がある。


出会いを楽しめる精神を持っていることも働く理由に挙げられる。
出会いというのは別に人との出会いだけでは無い。物事との出会いも含まれる。働かずにあまり外出しないで療養生活…では中々出会いを得るのは難しい。


自分の心と向き合って自分探しを終えたからというのもある。障害と独力で戦い続けた結果自分の心と向き合い続けることになり自分がどういう存在なのかよく理解できた。この為何かアクシデントやトラブルがあっても少なくとも自分の心の中ではすぐに結論が出せるようになったのだ。
「ああ、またやってしまったか。私は〇〇だからなあ」と納得できるのだ。思考の迷宮に囚われることなくその場を潜り抜けることができる。

これらを武器と防具にして発作が起きてもそれを「ああ、発作が起きているのか」と冷静な目で見られるようになっている。好きを持つこと、楽しみを持つこと、自分を知ること。この三本の矢で私は今日も障害者には見えない障害者として働いている。

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