緊張しなくなった理由

私は一切緊張しない。
どんな大物が相手でも、どんな人数を相手に何を話すことになろうとも緊張しない。
それは何故か、それについて書いていこうと思う。

私は昔はあがり症だった。
スピーチ一つとっても吐きそうなほど緊張し前日には眠れなくなる始末だった。
しかし学生時代にとある事に気付いたことから緊張しなくなった。
それは【人はあまり人の緊張に頓着しない】と言うことである。
ガチガチに緊張し喋りもかみかみ、そんなひどい状態でも聞き手は内容が興味深ければ聞く努力をし聞き取れなければ質問をしてくれる。

件の発表会が終わったあと拍手を貰うことができたのも大きい。ある種の自身を持つことができたのだ。
また賢い人ほど細かい事は気にしない事も分かった。
もちろん話の内容の細かいところは気にして詰めて来る。しかし所作や噛み、不手際などは気にしない。そんな事より内容を早くよこせという態度の方々が多かった。
緊張しているのは見れば分かる、大切なのは話の内容でありそれを聞くためならば緊張を解く手助けまでする有様である。

要するに緊張しても良いと確信したことが逆説的に緊張しない事に繋がったのだ。
私が緊張しても話を届けるべき人には関係が無い。開き直りにも似た感覚が私にあった。

慣れと言うのもあるかもしれない。
場数を踏むことで緊張しなくなる人もいるかもしれない。しかし私の様に気付き一つで別人の様になる者もいるのだ。いくら場数を踏んでも駄目な方の参考になることを祈りつつ今回は締めさせて頂く。

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