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今年も懲りずに『激坂』に挑んだ話

いよいよ秋のマラソンシーズン到来!
まだまだ外は暑いですが、がんばって走ってまいりたいと思います。

ジョギング、ランニングに特化した、ようじろうのどうでもいい話のスピンオフ『ようじろうのどうでもいい走り』もこれから活気づいていくことでしょう!
そんな9月の『どうでもいい走り』は、昨日行われた『たいない高原マラソン』を走ってのあれこれをおしゃべりしています。

今年で3回目のチャレンジとなりました、この大会。
なにせ、高原の山の中。スキー場発着のコースは坂、坂、坂…
過酷な上り坂のつづくこのレースに、今年も懲りずにエントリーしたのです。
ちなみに、1年前の記事がコチラ

そして2年前がコチラ

今年のコースは距離が短くなったのですが、その代わりに激坂度がかなり高まり、例年以上に上る上る。そしれ過酷な坂を勢いよく下る下る。
それでも昨年までは、高原の木々の木漏れ日、夏の名残のセミの声、涼しげに感じられる沢の音…なんて自然を満喫できるような場面もあったのですが、今回に限っては、そんな風光明媚な新潟の自然を目で、肌で感じることは少なく、ただもう、坂を上る、坂を上る、そして坂を下るの繰り返しでした。

坂のキツイコースであることは過去の経験から自分でも理解していたつもりでした。
普通のマラソン大会と同じようにスタートすると、絶対ふくらはぎを攣る。
慎重に入り、慎重に坂を攻め、そして笑ってゴールするのだ!
と心に決めていたんですが、ムリです。想像以上に過酷すぎました。

とかく、人生をマラソンに譬えてみるのですが、今回坂を上りながら思ったのは、
「決して楽な上りはない」
「坂を上り切ったところには、すばらしい景色が待っている(そう思って走るしかない)」
「平坦な道の時は心を落ち着かせ、次の坂に挑む心を持つこと」
「下りは急で危ない」
そして、
「延々と続く坂を見上げて心が折れるのであれば、足元を見て、一歩一歩足を前に出すこと」
高い目標を立てれば、それが遠く、霞んで見えることもあるでしょう。
ひょっとしたら目標を見失ってしまうこともあるかもしれない。
そんな時は、足元を見よ。
ほら、ゆっくりでも着実に一歩一歩、足を踏み出しているじゃないか…。
いつかきっと、この坂は終わる。その先には目指すゴールが待っている。

坂を上っている間はずっと下を向いていたので、周りの風景を眺める余裕などありませんでした。
それはそれで、ちょっと残念なことだったけれども、高原の風を浴びながら、息を切らしながら、半開きになった口元からはよだれを垂らしながら、なんとか坂を上り切りました。

すごい坂を上るコース。覚悟して挑め!というそのマインドはあったので、とりあえずは途中歩くこともせずに走り切ることができました。
例年、走った後は「もう2度とこの大会は出るもんか!」「こんな過酷なコースは2度とごめんだ!」と思ったりもしたのですが、今年はそんなこともなく、このコースはこのコースで走り甲斐があるなぁ…とそんな思いを抱いておりました。
これは自分自身の成長なのでしょうか?それとも感覚がマヒしてしまっているのでしょうか?

スタートは曇り空、途中から雨も降ってきました
スタート地点でのワタクシ。このあとの過酷な現実が待っていることをこの時はまだ知らない

何はともあれ、ケガ無く無事にゴールでき、最後はラストスパートまでしてフィニッシュできたことで、楽しく走れた『たいない高原マラソン』なのでした。

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