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【マガジン追加記事ご紹介】研究者のリアル 女性編①

インタビューを通じて先輩研究者の皆様から感じることは、「研究が好きで続けたい」という想いは共通しつつも、ご経験や向き合い方は人それぞれ違う、ということです。

幼いころから研究者しか考えていなかった方もいれば、人との出会いやきっかけで研究者になった方、果敢に海外に飛び出す方、今の研究にこだわらないことで幅を広げていく方までいたり、本当に様々でした。「研究者」と枠に当てはめてしまいがちですが、正解は1つじゃないと感じています。

研究者を目指す方、今悩みつつ研究している方のモヤモヤを和らげ応援するためにできることは、できるだけ多くの方の体験談をお届けし、皆様それぞれの価値観に近いロールモデルを見つけていただくことなのかもしれません。

「こんな考え方もあったのか」、「この方にお会いしたい」、と思うような方にこのnoteで出会っていただけましたら幸いです。もしピンときた方がいらっしゃいましたら、ご連絡をとってみることも1つの手段です。正解はないものの、行動の先にしか結果がついてこないことは事実です。

「若手研究者を応援するnote」ではnoteを始めるにあたり、事前にSNS上の若手研究者の方々の声を読み込みました。「何か自分たちにできることを始めたい」と強く想ったことを今でも覚えております。今リアルに悩んでる、かつて悩みを乗り越えた体験談、そして匿名だからこそ表現できる本音を集めることも、インタビューに負けず劣らず有意義だと考え、マガジン形式での紹介を始めることにしました。

お断り
個人のnoteの紹介になります。「若手研究者を応援するnote」が賛同または批判する目的で掲載するものではありません。多様な価値観の読者の励みになることを願って、様々な記事を取り上げていければと思っております。

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case1『「女性として理系に進学する不安」について』

 理系の先輩社会人女性、先輩の女性研究者が近くにいるかどうかで、不安の感じ方は大きく変わっているようです。頼れる先輩が近くにいないという方に、note等でたくさんの声や体験談を届けていくことで、少しでもお役に立てたら嬉しく思います。

理系に進学することに不安を感じていた理由としては、理系に進学してやっていけるかどうかという不安から、女性としての人生設計についてまで、様々な声がありますね。逆に不安を感じていなかったメンバーからは、周囲に理系の女性が多くいたため理系に進学することに抵抗がなかったという理由が挙げられました。
理系進学前に不安を感じていたメンバーも、大学入学後に様々な経験を通して不安が解消された人が多いようですね。このように、実際に経験してみることで、不安が解消されるということはよくあることかなと思います。また、大学内には、理系の先輩社会人女性の話を伺う機会や、理系の女子学生、研究者のサポートを行う制度もあり、このようなことを背景に不安が解消されるという人もいます。

case2『リケジョの生き方③(私が研究職に就くまでの経緯-その3-)』

ライフイベントがあって、一度研究職を離れられて、もう一度研究職に戻られたようです。与えられた状況をチャンスと捉えて楽しんで挑戦してきたからこそ、研究職への復帰のお声掛けがあったのかもしれません。ポジティブな「リケジョの生き方」のヒントになりそうです。

女性の場合は、ライフイベントを機に考え方が180°変わり、それまでのこだわりをあっさり手放してしまう(手放さざるを得ない)ことは多いのではないかと思う。
思い通りにいかない状況をポジティブにとらえるか、ネガティブにとらえるかは自分次第だ。自分に与えられた状況をチャンスととらえて楽しみながら日々やっていけばいいのかな、と今のところは思っている。

case3『雑談:がんばらないワーママになる』

確かに、メディアで大きく取り上げられるような方は、大きなマイナスの状況から、がむしゃらににやり続けることで、大きくプラスに転換した方が多い印象があります。しかし、実際には「多様な考え方、多様な生き方」の研究者が大勢いらっしゃいます。がむしゃらは必須でなくても、グラデーションがあっていい、自分のペースでいいと著者は語ります。

もともと、「ワーママ」っていろいろグラデーションがあると思うんですよね。バリキャリで子どもよりも仕事優先したい人もいれば、仕事はそこそこでいいやって思う人もいる。(ママだけじゃなくてパパも)
わたしはどちらかというと、子どもが小さい時は「仕事はそこそこでいいや」派(でも家計は支えないといけないのでそれ相応の給料は必要)なのですが、そういう人は研究界だと「怠けてる」「やる気がない」とみられがちなんですよね…。
研究も教育活動もやる気はもちろんありますが、子どもや家族との時間を大事にしたいというのは贅沢なんでしょうか。もし研究界でそれが認められないとしたら「女性活躍」というのもなんだか薄っぺらいスローガンのように思えます。(産前産後で体調が悪くても、家事育児負担が多くても、トップで走り抜けてくださいというのは本当に辛い。今も血を吐く思い(というかほんとに吐いてる)でやってるのに。涙)
そしてそんなスーパーウーマンばかりを求めるかぎり、女性にとって研究の世界は遠いものになってしまいそう。

皆様素敵な記事をありがとうございました。必要としている方に、きちんと情報が届くことを願っております。

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