たまには風の音を聞いてみようよ

今日は、たまには自然の息吹を感じてみようよ。都会でも生きてる実感がわくよ!って話です。

今日も仕事、明日も仕事。スタジオに向かうため電車に乗る。

乗り換えの駅でホームに立って驚いた。向かいのホームにいる人のほとんどがスマホを見ている。しかも電車を降りて階段を下りる時でさえスマホから目を離さない人が沢山いる。

SNSやゲームとほぼ無縁の生活をしている私でも好奇心だけは旺盛なつもりだ。歩きながらチラチラ隣の人の画面を覗く。みなゲームかTwitter、LINEをしている。そんなにゲームや情報収集、連絡事項で忙しいのだろうか。

情報収集など会社に着いてからやればいいのに。ゲームなら家で時間を決めてやればいいのに。歩いている時など効率が落ちるし、なにせ危ない。先月は転んだ人を見た。突然立ち止まったり速度を緩めたりする人もいる。特にブツかったわけではないので文句を言うわけでもなく避けながら歩くのだが。情報収集やストレス発散だとしても移動の効率を下げてまでやる作業ではないと思うのは私だけでなのか。

今日は肌寒く小雨が降ったり強く降ったりと1日中暗い雰囲気だった。

風の音と冷たさで完全な夏の終りを実感し、風に混じる小雨を浴び、天気予報で見た低気圧を想像する。夏の太平洋高気圧はたぶん南下したんだな。

この水は下水に流れて何時間くらいで海に着くのだろう。今降ってる雨は何メートル上空で雨粒になって落ちてきたんだろう。低気圧の中心は今どこでどのくらい風を集めているのだろう。などと考えてしまう。

雨の日も決して悪くない。むしろ大好きだ。道路脇の花壇が濡れてツヤツヤしている。花や木々は雨水を吸って生き生きしている。その他の景色も濡れているせいかテカテカしている。曇り空なのにツヤがある。人は嫌がっても都会の少しばかりの自然はとても喜んでいるように見える。 私も今日は派手な仕事でなくしっとりと丁寧な仕事をしよう。冷たいし濡れるが見惚れるほど色艶がいい仕事を。

みんな、歩きながらのスマホは止めようよ。危ないからだけじゃない。季節の音、都会でも自然息吹を感じてみるといいよ。

季節を告げる風の音を聞き逃すのはもったいない。曇と雨の一体になった艶のある街を見逃すのは勿体ない。電車が入ってくる音も晴れの日とは違う。都会の中でも自然と共に生きている事を感じられるはずだ。私はそれを常に感じていたいから歩く時はヘッドフォンをしない。スマホも見ない。自然と地球の営みに目を向ける。

学生の頃、学業対して有意義な答えを見出せず悩んだ時、その時と同じ雨の匂い。同じ肌寒さ。そんな事を思い出す。あの頃よりは成長したかな?そんなに変わってないかもね。でも答えを見つける作業はずっと続けてるよ。気づいた事はいくつもあるんだ。

押入れから羽根布団を出そうかな。あの頃より気分良く寝れるようになっていると良いのだが。

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