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大人の読書感想文:はじめてのkintone

 久々の読書感想文です。なんだかオンラインイベントだったり、本業の多忙さだったり、本を読まない時間が多かったのですが、久々の眼科検診だったので、この後紹介する「職場の科学」とともに一気読みしちゃいました。(東京医科歯○大学で、待ち時間が4時間もかかる!!)

 最初っから辛口になっちゃいますが、こちらの書籍、kintoneを使いこなしたい!!と目的意識を思っている人には、あんまりおすすめいたしません。だって、kintoneってネットで検索すると、使い方は山のようにヒットするんですもの。

 本当に読んでほしいのは【うちの会社、無駄な事やってない?】と感じ始めている社員全員です。

 この本の中ではITにあまり詳しくはない若手社員が、業務改善担当になり、その対応ツールとしてkintoneを使って【業務ハック】をしていくのですが、実は重要な部分はkintoneというツールではなく、「無駄を改善したい」という想い、マインドだったりします。

 kintoneなどのノーコードで作れる業務ツールの良いところって、情シス部門しか使えなかったツールを業務部門が使えるようになったことだと思います。昨今、「データの民主化」とか「AIの民主化」などと言われていますが、ノーコードって「プログラムの民主化」だな〜と感じてます。

 いくらノーコードといったって、プログラミング的思考は重要なんですよね。そのあたりが、ただの業務改善ではなく、業務ハックと言われる所以だと勝手に解釈しました。

 この業務ハック、前でも記述したとおり、重要なのは「変えたいと思うマインド」だと思っています。それに「システム的思考」を付け加える事で、業務ハックとしての素質と武器を手に入れられる、と解釈してます。

 正直、システム的思考って、うちの小学生の娘でもプログラミング学習で学んでいるんで、大の大人が本気で勉強すれば出来ないはずはないんです。(すでに小学校で授業になってますしね。)

 そうなると、本当に必要なのはマインドの部分。。。

 ただ、ぶっちゃけて言うと、通常の会社員って文句は言うけど、自分から変えてやろう!って意欲がある人は思った以上に少ないんですよね。ただ、この本を読んだら、「ま、ちょっとはやってやろうかな?」という気になるとは思います。だって、kintoneは無料で試せちゃうんですもの。。。

 私自身はサイボウズ社の回し者でもないし、kintoneを使い始めてもいないので、なんとも言えませんが、「まずはやってみる」この思想が先が読めない現代社会にピッタリとマッチしていると思います。

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 ホント、「うちの会社、無駄なこと一杯やっている気がするんだよな〜」と思っている人は、一度は読んだほうが良いと思います。

 何かを変えることの起点は、誰にだって始められます。情シス部門じゃなくても、上司じゃなくても、社長じゃなくても、、、「やろう」と思ったときが変革のチャンスですよ♪


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