大人の読書感想文:新規事業の実践論

 多分、企業内で新規事業立案とか、経営戦略会議への上程をした人には「うんうん、わかる~!」てな感じの感想を持つと思います。逆にこれからチャレンジする人は必読書と言っても過言ではないです。
 (特に第7章、、、これは目から鱗です!)

 これって、麻生さんは「新規事業を目指す人」よりも「新規事業を必要とする経営層と理解が深まらないミドル層」に読んでほしいと思っているのではないか?と勝手に推測します。

 自分の経験から言っても、新規事業って担当者の内発的動機づけがすべてだと思うんですよね。多分、私が担当から外されたのって、圧倒的な当事者意識が欠けていたんだと、今になって痛感してます。
 本当に「新しいことをしたい!」と思うなら、会社がどう思おうが、上司がどう言おうが突き進んでいたと、読書中は反省しきりでした。

 別の角度からみると、新規事業って上から押し付けるのは絶対ダメ!と思いました。なにせ、最初の一歩なんて超過密労働ですよ。やること、考えるが盛沢山!!。時間はいくらあったって足りません。家に帰ってボーっとテレビ見たり、だらだらとネット検索している時間があったら、少しでもこの事業の事をしていたい、という強い思いがあって、半ば趣味的に仕事をしなければ体か精神を壊してしまうと思います。

 もしかしたら、すべての仕事って、新規であるか既存であるかなんて関係なく、圧倒的当事者意識とそれに対するWILLで成り立っているのかもしれない。(やっぱりキーワードは内発性かな?)

 最後に、自分自身は内発性がないと動かない、動きたくない方の人間だけど、すべて同じ価値観ではない、という事を認識しなきゃ~とも感じました。だって、これを他人に押し付けたら、単なるパワハラ上司になっちゃいますものね。多様性の認識は一番大事です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?