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【国会議員面会プロジェクト】中間報告

3月8日にここまでの面会プロジェクトの活動報告を長崎市役所で行いました。

議員ウォッチは12月中旬から長崎で国会議員面会プロジェクトを展開し、私たちの代表者である国会議員が核兵器問題に対してどのような考えを持っているのか直接聞いてきました。当初、長崎選出の7名の国会議員の方々に加え、次期選挙より長崎から出馬される松平浩一さん(立憲・衆)と九州ブロック選出で長崎に事務所がある秋野公造さん(公明・参)の計9名の方に面会を申し込みました。現時点で4名の方との対談が実現しています。

従来から議員ウォッチでは政治家の核兵器禁止条約に対する賛否を問う活動を続けてきましたが、核兵器禁止条約の発効を受けて日本国内での議論をさらに活発にさせるべく、「はい」か「いいえ」だけでは見えてこない議員一人ひとりのキャラクターや温度感、考え方について当プロジェクトを通して深く掘り下げてきました。

(面会プロジェクトについてより詳しく

報道各種
NHK(長崎)
NHK(愛媛)
NBC
長崎新聞

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今回面会を申し込んだ国会議員
松平浩一さん(衆・立憲)
西岡秀子さん(衆・国民)
加藤寛治さん(衆・自民)
谷川弥一さん(衆・自民)
北村誠吾さん(衆・自民)
冨岡勉さん(衆・自民)
金子原二郎さん(参・自民)
古賀友一郎さん(参・自民)
秋野公造さん(参・公明)

面会が実現した国会議員(面会順)
古賀友一郎さん(参・自民)
北村誠吾さん(衆・自民)
秋野公造さん(参・公明)
西岡秀子さん(衆・国民)
※名前をクリックするとそれぞれの面会ルポをご覧いただけます

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記者会見参加者コメント

山口紗希
これまで国会議員は、私たち市民とは遠い存在というふうに感じていた部分があった。だが、よく考えてみると議員は私たち国民の代表であり、国民の考えを代弁してくれている人々。今回自分が実際に国会議員と面会することで、国会議員というものについて考えるきっかけにもなったし、自分自身この活動を行なっていることについて少し自信がついた。
ただ、私自身全ての思いが伝えられなかったというのが現状で、国会議員に直接意見を伝えにくい雰囲気があるように感じる。このような思いが伝わらない「希望が見えにくい」状況が若者の政治離れに繋がっているのではないかと感じる。
永田真緒
どこか遠い存在と思っていた国会議員と直接対話ができて、議員に対する印象が大きく変わった。一方で、政府の見解をなぞるように発言した議員もいらっしゃったので、個人としての見解を知りたいと改めて思った。
杉岡恭介
今回(西岡さんと)の面会では、同じ目線に立ってお話しができたように感じた。なによりも対話すること、賛成、反対だったり、議員と学生のように、異なる立場であっても、話しをすることが大事だと繰り返しおっしゃられていて、わたしたちの活動にも深く理解を示してくださった。この私たちの活動も今後、長崎以外の地域に広げていく予定なので、そのうえで、とても心強い、背中を押してもらえるような面会だったと感じている。
中村涼香
今回のPJは社会的に大きな関心を集めたように感じる。まだまだ市民と政治の間に距離のある日本において、若者である学生が国会議員の方に直接問うということは象徴的でもあった。個人的にも、また議員ウォッチの取り組みを見てくださっている方々にとっても議員に会い、働きかけを行うハードルが多少低くなった。本来であればこうしたコミュニケーションはもっと積極的に行うべきだが、両者とも(市民と政治家)慣れていない。その点、コミュニケーションツールとしての役割を果たす議員ウォッチの価値はとても大きいと思う。「核兵器」という問題そのものへのアプローチと同時に、日本社会における市民と政治の関係性に一石を投じていきたい。
 面会内容については、与党の方々は基本的に政府の見解をなぞる回答で特別比較するポイントは無かったように思う。今回は与党としてではなく、それぞれの立場や考えを議員ご本人の言葉で聞きたかった。政治的な立場を超えた意見を引き出して行かないと国会はもちろん社会でも議論が活発化していかないと思う。ただ同時に、感情的な部分では核兵器禁止条約を歓迎したいなどのコメントを引き出せたのは大きな収穫だったと思う。根気強い活動の継続が必要になるが、こうした部分が皮切りとなり、核の傘に頼らない安全保障政策の形を模索する選択肢が多くの人の間にできると思う

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コロナウィルスの感染拡大に伴い、面会が難しくなり残念ながら話を聞くことができなかった方もいらっしゃいますが、こうした動きを長崎にとどめることなく今後全国的に展開していこうと考えており、次は愛媛で行う予定です。

(愛媛での面会プロジェクトについては次回の記事で改めて詳しくお伝えします。)

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