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UberとLyftに変わる新しいライドシェアモデルを提案する企業Dumpling

UberとLyftはライドシェア業界の大手だ。しかし、ギグ法案(AB5)などの規制上の問題により、彼らはビジネスモデルの根本的な変更やカリフォルニアからの撤退を余儀なくされる可能性がある。そこを新たなチャンスとみてギグドライバーに代替手段を提供するためにライド・ハイリングの新興企業が立ち上げられた。

それが雑貨店のショッピングスペースでも事業を展開するDumplingというスタートアップだ。このサービスでは、乗車するたびに高額な手数料を取る代わりに、ドライバーに月額料金を請求するサブスクリプションモデルを導入している。つまり、ドライバーは3%のクレジットカード料金のみが徴収され、残りの97%はドライバーが受け取ることができるのだ。

「カリフォルニア州の規制を考えると、UberやLyftのドライバーに代替手段を提供したかった」と、Dumplingの共同最高経営責任者であるJoel Shapiro氏は語る。

Dumpling は、Uber や Lyft の競合というよりも、UberとLyftを補完するものだ。Dumplingが乗客にドライバーに送るのではなく、単にドライバーが自分で手配した配車料金と請求書を作成することを支援するSaaSサービスを提供する会社といえる。したがって、Dumpling Driveのビジネスを立ち上げるには、他のライドシェアサービスを同時に利用するのが最善の方法だ。

仕組み

Uberやリフトのようなライドシェアアプリではドライバーが決定するのは、運賃を取るかどうかだけだ。それ以外のすべて(乗客とのマッチング、乗客が支払う料金、ドライバーに支払われる運賃の額は、全てライドシェア企業が決定する。乗車が完了すると、ドライバーとライダーは別れることになり、ほとんどの場合、二度と会うことはない。

一方、Dumplingは、顧客の発掘や価格の決定など、ほぼすべてをドライバーに決定権がある。ドライバーがこのアプリでサインアップすると、プログラムは最低料金、1マイルあたりの料金、1分あたりの料金などの料金を設定するように求めてくる。

乗客が旅行を予約したい場合は、開始点と終了点、および乗車のタイミングを入力する。アプリにより過去の交通パターンとドライバーの好みに基づいて料金を見積もられる。ドライバーは、予約の承認、拒否、変更を依頼することができる。


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