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Us -アス- ~ワタシル大学オリジナルキャリア小説「ストーリーズ」~採用担当・桃子(28歳)の場合 Vol.10


あらすじ


美咲とのリモート飲みの日から数日後、
正式に、シンジからプロポーズをされた。


桃子はそれを承諾すると同時に、
正直にまだもやもやした思いがあることを打ち明けた。


彼は寄り添いながら、真剣に話を聴いてくれた。


同じ目線に立って将来を考えてくれるパートナー。


伝えてみてよかった。
心から、彼と一生を共にしたいと思えた。


会社には私の代わりはいくらでもいるけれど、
シンジのパートナーは私しかいない。


それが桃子の答えだった。
しっかり悩んだから、この判断に後悔はない。


そう決めたらなんだかホッとして、
しばらくは現地で英語を学びながら
ボランティア活動等にもチャレンジしてみたいな。


そんな前向きなプランもむくむくと湧いてきた。


ただ…これからのキャリアのもやもやが晴れたかというと、そうではない。


3年〜5年後は帰国することがわかっている。
その後についてどうするか、…白紙なのだ。


また働くことになったときには、
今度こそ、心から自分らしいと感じられる
”本当にやりたいこと”にチャレンジしたい。



休憩がてら、ショッピングモールのお気に入りのカフェに入り
いつものようにスマホからSNSにアクセスする。


すると、前職の同期、美咲が「ワタシル大学」に入った
ということを投稿していた。


貼ってあるリンクをクリックして、ホームページを覗いてみた。



「ワタシル…「私を知る」かぁ。どんなことやるんだろ。」


「へぇ、全部オンラインなんだ。
 ボストン在住のワーママがメンター!?
 新しい時代って感じ!」




世界中どこにいても学んだり
仕事ができる時代になってきているんだ。
吸い寄せられるように、桃子の指先がスマホのタッチパネルで動く。



”どんなことやるの?
私も興味ある!シンガポールにいても受けられるの?
今度教えて!”



投稿すると、
すぐさま美咲から「♥」マークが返ってきた。


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