■2)保育士のいじめ

前回は、業務的な面のブラックさをお話ししましたが、今回は私が虐められていた話について。
私も社会人として未熟だったのも多いにありますが、結構その時のことは印象に残っています。笑
(今ではホワイトな保育園をみつけて、楽しく仕事をしています。)

私は学生時代に実習園にスカウトされ、
そのまま就職。実習で計4週ほどいましたが、
その時大変よくしていただいたので、
あまり入社してからの心配はしていませんでした。

しかし、初めての職員会議で3年目の先輩が
全員に詰められていました。
主任「どこで日本語習ってきたの〜?笑
(周りもクスクス
先輩「すみません…」
その後も結構長くその先輩が叱られていました。
というより、虐められていたに近いです。

その時は、うわあ、書類とか厳しいんだ、、
気を付けよう…と思っていました。

そんなある時、はじめての誕生会担当になりました。1ヶ月前から過去のを見て計画書を作成し、
いろんな人に聞きながら作っては何度も主任に直され、やっとの思いで完成し、花紙や風船、装飾などの準備やピアノの練習をして、いざ当日。

朝出勤すると大御所のS先生がすごい剣幕で
S「ちょっと!お花はどうしたの?!
私「花紙は準備してあります」
S「違う。生花はどうしたの?まさか用意してないわけじゃないわよね?」

(なに??生花なんか計画書になかったはず…)

私「いや、あの、生花は、聞いてなくて…」
S「聞いてないは言い訳にならないから。なんでもっとちゃんとしないの。毎月、園長先生と理事長先生の机の上には生花おいています。どうするの?」

(なにが必要かは入念に聞いて確認したつもりだったけど誰も教えてくれなかった。どうするって…どうしたらいいの?もう当日だし…子どもたちもいるから買いにいけない)

S「今から園庭で摘んできなさい。
私「、、子どもたちはどうするんですか?」
S「そんなの自分で考えなさい」

パートの先生に子どもたちを頼んで私は
誕生会が始まるギリギリだったので急いで園庭に出ました。でも、園庭には花なんて本当に少ししかなかったんです。本気でどうしたらいいのか焦って頭が回りませんでした。
今考えたらあのほんの少しの時間のために机に置く花のことであんなに必死で泣きそうになってたのが馬鹿らしいですが…本当にその先生が怖かったんです(笑)

園庭で放心している私を、先ほどのパートの先生が呼びました。「私の家はすぐ目の前で、みんなどの先生も誕生会のときは生花を私に頼んでくるのよ
(??…そうなんですか?じゃあなんで園庭で摘んでこいなんて言われたんだろう?)
「今月はなにも言われなかったから、どうしたのかと思ってたけど、先生だったのね。今から持ってきてあげるから、待ってなさい」

私「いいんですか?!ご迷惑おかけしてすみません、ありがとうございます!」
今からなら、まだギリギリ間に合う。すぐにS先生にそのことを伝えパートの先生に持ってきてもらおうとしました。
するとS先生が私の保育室にきて大きな声で
S「本当に失礼な人間ね!平気でそういうことできる人間が同じ職場にいると思うと、ゾッとするわ!」
そう言ってすぐに立ち去ってしまいました。

、、今なに言われたんだろ私。クラスの子どもたちもその場にいたものですから、みんな大きな声にびっくり。2歳児だったので良くないことを言われてることぐらいは分かり、「せんせい?だいじょうぶ、?」ときいてきました。

私「ごめんね、大丈夫だよ。」

なんとかパートの先生のおかげで間に合い、
無事に誕生会は終えたのですが、
そこからいじめは始まりました。

何をするにも悪く言われ、朝礼でピアノをどれだけ完璧に弾いたって「なんかあのピアノだと歌いづらいよねえ」と聞こえるように言われたり、
会議の時もわざと知らないであろうことをみんなの前で質問され答えられないと笑われる。
食器洗いをしている時「次の会議は覚悟しておいてね♡」なんて今考えると昼ドラみたいで笑ってしまいますが、その時は背筋が凍りました。

昼はノートや日誌を始める前に急いで各先生たちの好みに合わせてカフェオレの分量を聞いて調節し、作るのが私の仕事でしたが、ある日突然「全然美味しくない」と言われてそのまま返されることもありました。

園庭掃除を1人でしていると園舎から大きな声で私の悪口を言ってるのがきこえてきます。

どのエピソードをあげたらいいかわかりませんが
その頃からストレスが溜まっているのを自分でも実感し、毎月高熱を出す、胃腸炎を年に3回、インフルも重症化し、5日では熱が下がらなかったので10日近く休まなくてはならず、毎日電話がかかってきて「まだ下がんないの?」と言われていました。最終的に突発性低音性難聴になった時に、「この園やめよう」と思いました。

正直、保育士やめようかなと何度も考えましたが、逆にその教訓を生かし、今の保育園を見つけて続けられています。

保育学生の皆さんや、就活中の人は
どのような基準で探せばいいのか難しいですよね。

次回は私がホワイトな保育園を見極めた方法をお話しします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?