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心理士はコミュニケーション術をこう使え! (臨床心理士の経営を考える会)


①病院、学校など他職種と一緒に働く場合のコミュニケーションのポイント、心がけを教えてください。

②オンラインを使うために必要なコミュニケーション技術はありますか?

③質問:ビジネスシーンで必要なコミュニケーションを教えてください。自分を売り込む、というのはどのようにステップを踏めばいいですか?

④労働者の場合、VRIOをどう使えばいいでしょうか?

⑤相手から買いに来るビジネス展開のためのコミュニケーションを教えてください⑥ビジネスコミュニケーションの王道・「自己受容」「他者理解」「社員育成」「自他理解」などをわかりやすく教えてください

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質問:病院、学校など他職種と一緒に働く場合のコミュニケーションのポイント、心がけを教えてください。

回答:
① 「負けるが勝ち」の精神です。

例えば、学校においては、児童・生徒の安全・安心が最優先の目的です。教師のやり方が正しい、臨床心理士の知識が上回る、などという議論は児童・生徒のためになるでしょうか?

「ここはちょっと納得できないけど、チーム学校のために飲みこんでおこう」という心構えは必要でしょう。議論に勝った、負けた、は結局、何を生み出さないことが多々あります。

② “伝える”と“伝わる”を意識します。

“伝える”というのは「自分」が主人公です。「なんで相手が理解しないのか?」とテクニックを駆使して、相手を変えようとします。しかし、テクニックは想定が崩れたら使えません。「外国人なので英語ができると思い話しかけた」場合に、その外国人が英語を話せない場合、「英語」というテクニックは使えません。

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