最近の良いこと悪いこと

人生は良いことだけでも悪いことだけでもないので併記する、そんなnoteにしようと思う。


○良いこと

昨日のお昼ごはんに食べたパスタが美味しかった。豚ひき肉とマッシュルームのソースのねじねじパスタ。写真はない。

お腹をすぐに壊すのでずっと鶏肉と魚ばかり食べる生活を送っていたけど、血液検査の結果、腸に異常ナシとのことだったので自信が付いたのがひと月ほど前のことである。

弱気な腸に対して腸内細菌を増やすべくスパルタ教育を行うことにした。具体的に言うと、どんなに下痢をしようがめげずにハードな食材を食事に取り入れつづけたのである。

ちなみにお腹がくだると体力がないからめちゃくちゃつらいしめちゃくちゃ痛い。でもがんばる。なぜなら食に対する情熱がすごいから。

脂肪の少ない豚ヒレ肉から始まり、豚挽き肉まで食べられるようになった。これは大変に嬉しいことで、鳥挽き肉と豚挽き肉では料理のコクが全然違うからである。

今日食べたマッシュルームソースのパスタはジェイミーオリバーの番組で見たレシピをアレンジしたものである。本来はポルチーニ茸とトリュフソースを入れてコクを出すらしいが、そういう非日常な食材はうちにはないので、代わりに豚挽き肉を入れた。

フライパンにオリーブオイルとにんにくを擦り付ける→豚挽き肉を炒める→皿に取り出す→マッシュルームを手で適当に割り入れて炒める→タイムと共にパスタの煮汁でちょっと煮る→フードプロセッサーで細かくする→フライパンに戻して豚挽き肉と煮汁と合わせる→パスタをからめる

本当はおリボンの形のパスタで作るとかわいいみたいだが、そういうのはうちにはないので、ねじねじパスタで作った。作ったっていうかレシピを調べるのがわたしで作るのは母ですよ、毎回書くの面倒くさいけど。

パスタにはいろいろと種類があるらしいが、確かにこのソースなら麺の形はこうした方が舌触りが良いだろうとか、味がよく絡むだろうとか、そういうのを考えているとかなりイタリア人に近い気持ちになる。イタリア人になったことないけど。

ねじねじパスタの溝に挽き肉が入り込むと味が絡むのでかなり美味しかった。


○悪いこと

毎日イライラして堪らなくて頭がおかしくなってしまったんかなと怖くなる。毎日毎日毎日毎日、本当に恐ろしいほど毎日同じことの繰り返しで、もう一回だって同じことは言いたくないし頼みたくないのだけど、看病してくれている人はなにしろ一人しかいないのでミスも多く、そのたびに気でも狂ったかと自分を疑うほどに腹が立ち、癇癪を起こす。

古い洋画を観ていると「Temper / 癇癪(かんしゃく)」という言葉がたびたび出てくる。今はほとんど使われない表現だろう。今なら「Emotion / 感情」とかを同じ文脈で当てはめるんじゃないだろうか。

昔の洋画(1940年前後)の人たち、めっちゃすぐ癇癪を起こす。2020年の今では癇癪を起こすなんて非人間的な恥ずべきことであるという認識がどこかにあるのではなかろうか。だからアンガーマネジメントなどという考え方が生み出されるのではなかろうか。

でもわたしは思うのである。人間である限り感情から逃れることはできないと。昔の洋画の人たちはのびのびと癇癪を起こし、泣いて謝り、抱き合い、なんだかわからないけど劇的で人間的な感じがした。あの姿は昔の現実の人たちの写し鏡なのだろうか?

昔の人たちはきっと今の人間以上に理不尽なこと、苦悩、苦痛、悲劇、たくさんのことを経験していたはずだ。抑えられる感情にも限度がある。彼らはきっとその限度を越えた苦しみを味わっていたのではないだろうか。だから癇癪を起こしていたのではないだろうか。

つまりわたしの癇癪もまた、あまりにもつらい経験と日常から発生しているものであり、わたし自身やわたしの内面にはきっと否はないはずだ。ないはずなんだ。そう願いたい。そう信じないとやってられない。それくらいには自分が嫌いになってしまうのだ。

なんて、自分が癇癪を起こす理由をこじつけで正当化してみるのであった……


ちなみに生理が来たら狐が落ちたみたいに癇癪の源が消えていった。たぶんまたいつものPMDD(月経前気分不快障害)だったのだろう。病気で体調が悪いせいか生理の間隔が2ヶ月とかあるので、その分症状も倍になり酷いものである。

病気で寝たきりの期間が長すぎて、運動もできず外にも行けずで日の光も浴びる機会が少なくなり、PMDDを発症したようにしか思えない。事実、病前は生理前に体調の変化などなかったのだ。

生理が来るとお腹が痛くなるけど、痛いのは病気で慣れっこだ。だけどPMDDは本当につらい。自分が嫌いになる。なんでこんなに汚い感情が溢れ出てくるんだろう……と不思議になるくらい、世界中を呪いで滅ばせたくなる。もちろん実際には世界平和を望んでいるし、美しい物語が大好きなのに。


意味がわからなくてつらい。つらいので毎朝アルプスの少女ハイジを観る。ハイジはかわいい。ハイジを観る前は、きっとハイジという少女には不思議な魅力があって、それがおじいさんの偏屈な心を溶かしていくのだろうと思っていた。

しかし実際は、いや、確かにハイジは魅力的な少女なのだが、単純に「自分の孫はかわいい」という、そういう問題もめっちゃあるのではないか?と、おじいさんを観ていて思った。おじいさん、ハイジの前でだけ人が変わったかのように優しい目をしている。


なんでこんなにかわいいのかよ
孫という名の宝物

口笛はなぜ遠くまで聞こえるの
あの雲はなぜわたしを待ってるの

おしえておじいさん
おしえておじいさん

わたしにはもうなにもわからないから……


HAPPY LUCKY LOVE SMILE PEACE DREAM !! (アンミカさんが寝る前に唱えている言葉)💞