[作り手は語る]どうしてping-tと教科書で解説範囲が違うんですか?

本日もメンバーシップに問題を追加しましたが、さすがに作業報告だけで連続更新を稼ぐのも申し訳ないので温めておいた話をしたいと思います。
ちなみに本日の追加はG1.3に18問、G1.4に10問、G2.1に24問です。これらのセクションも独立させました。

さて、ping-tというこの界隈の試験ではほぼ必ずお世話になると言っても良いサイトがあります。ほぼ唯一のe-learningなので使うと効率が爆上がりなわけです(ほぼ唯一と言ったのは自分のメンバーシップのおかげで唯一では無くなったからです)
あくまでも問題集なので問題に対する解答は載っていても説明自体があるわけじゃない。理解もれがあるかが不安だったり単純に傾向と対策だけで試験に受かることを良しとしなかったりで、大体の場合は参考書を買うことになると思います(自分のメンバーシップは問題集と一緒にテキストもついてきますよ!)

本題ですが、そのような時にみなさんこう思った経験があるのではないでしょうか。

「「あれ?範囲微妙に違わね?」」

そうです、なぜかping-tに載っていて教科書に載っていない内容、教科書に載っていてping-tに載っていない内容が存在するのです!どういうことでしょうか、まさか意図的に範囲をずらすことで勉強時間を伸ばそうとするサブスクの卑劣な陰謀なのでしょうか!?!?!?!?!?!??!!

今回はこのような陰謀論渦巻くバミューダ・トライアングルにOSS-DB Goldテキスト問題集業界(3種類)最安値で提供する私Wataryが飛び込み、その苛烈な実態をリポートしようと思います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

実態

結論から申し上げますと、「我々も細かい範囲は知らない」ということです。
いや、なんかLPI-JAPAN認定かなんかのマークついてたろって?えーっとですね…

あのマークは確かに認定教材のマークですしLPI-JAPAN様から認定を受けているのですが、実はあれ、試験範囲を7割以上網羅していれば通過できるんですね。ただ、「網羅」の基準はわからないので、製作者が教材を作るときに手に入れられるのは、公式サイトに載っている試験範囲と同じやつだけです。
加えて、あのマークをつけた教材の制作者は作問者と繋がりがないことが条件の1つなので、もちろん試験内容を知る術などなく、もし知りたければ自分で試験を受けに行くしかありません。(NDAがあるので他人に聞くのも無理)

ということで、教材制作サイドとしては

・公開されている試験範囲

・自分で受けたテストから推察した試験範囲

をうまいことマージして試験範囲を考え、教材を作っているわけですね。

また、教材製作者で模擬問題を作成している制作者は、

あまりにも問題が類似していると修正しなければならない

という枷を背負っています。本質的な学習を妨げるからです。

もちろんテキストが試験範囲を満たしていないことは不安で仕方がないことなのですが、どの教材制作者も学習者の負担を最小限にするためにできるだけ余計なことを省こうとしています。そのため、教材の内容で、試験範囲の解釈としてあり得る範囲で微妙な誤差が発生するわけです。

ここまで色々と言ってきましたが、
認定教材が最低でも試験範囲の7割を網羅している性質上、どのテキストを選択してもテキストの内容を全て暗記していけば、落ちることはあり得ません。

複数のテキストを買って範囲を確認するのもありですが、1つの教材をやり切るのもまた1つの答えかと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?