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関わる全ての人の笑顔と感動を創る "一般社団法人ルートプラス代表 伊藤 一哉さん"

スポーツを通して社会教育に取り組み、人の可能性を引き出せる教育が広がる環境を創っている、伊藤 一哉さんにお話を伺いました。

プロフィール
出身地:福岡県直方市
活動地域:全国どこでも!主に九州と関西
経歴:福岡大学スポーツ科学部を卒業後、スポーツに関わる様々な仕事に携わる。その中でスポーツの仕事が分野として成り立っていない現状から、スポーツの仕事を創りはじめる。
現在の職業及び活動:一般社団法人ルートプラス代表理事
座右の銘:If you can dream, You can do it !

「みんなで豊かになる」

Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?

伊藤さん(以下伊藤 敬称略):関わる人が笑顔という状態を創りたいです。

一緒に事業に取り組んでいるスタッフや家族はもちろん、そのスタッフが関わっている人を笑顔にしたい。今は新しい教育が必要だと思っており、今の教育の良さもありますが、人の可能性を引き出すことができる本当に教えたい教育ができていません。それを私は得意な仕事で、中でも今は子供のスポーツ事業を通じて行っていきます。

今は核家族化が進み、昔と違い親への負担が大きく、子供がゲームに依存することで、考えられなくなったり、異年齢集団での関わりも減っている為、手加減ができなくなったり、協力を仰ぐ力がなかったり、人と協力し合えない社会になっています。

それをスポーツなら改善していけます。キャッチボールひとつ取っても、ボールが取れた、投げれたと「自分で出来た」と自信を持つことができますし、要点を掴んだり、コツを覚えたり、仲間ができることが大きいと思います。そういう経験を通して子供の可能性を引き出すきっかけを創っていきたいです。

人の可能性を引き出すことができる教育が、関わる身近な人から広がることで人に優しくできたり、声を掛けれる人が増えることで温かい地域ができたり、自然と社会課題は解決していくと思います。

記者:関わっている人達のことを常に考え、実現出来ているのが素晴らしいですし、本当に伊藤さんのされている事業を通して社会課題が解決していくイメージが沸きました。


Q.
関わる人が笑顔という状態を創るためにどんな目標計画を立て、どんな基本指針を持って活動されていますか?

伊藤:うちのスタッフが何をしたいのかで事業計画を立てます。

私は儲かるからビジネスをするようなことはしません。
手で渡せる範囲の身近な関わりのある人達のやりたいことを実現させることが目標であり、計画になってきます。スタッフ教育の中に必ず討論の場を設けていて、今自分がどう感じたのかを発信させたり、自分がどう生きたいのかを考えさせたり、傾聴や発信を強化するセミナーもやっています。

その教育を通して、スタッフが本当に何をしたいのかを聞き、そのスタッフに関わる人達のやりたいことを実現させるサポートをしていきます。その為に、毎月スタッフとは面談をしたり、関わっている家庭には家庭訪問などにも伺います。

記者:
個人がやりたいことではなく、あくまで関わる人達の目線で接している姿勢に責任感と伊藤さんの範囲の大きさを感じました。


Q.そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?


伊藤:
27歳までの5年半は、3つの職場で営業をやっていました。
どの仕事でもトップの営業マンで、目標に対して集中するとゾーン状態になり、トップになるのは当たり前と思っていたので、どんな高い目標だろうと達成してきました。

でも、従業員がみんな辞めてしまうという事件が起こったんです。
私はお客さんの為に集中して仕事をしているだけなのに、評価が高いがゆえに従業員のお客さんも結果的に奪ってしまう形になり、従業員からの嫉妬が多々ありそれが本当に嫌でした。

そんな時に友人から言われた「みんながなりたいと思うトップ営業マンになったあなたは何になるの?」や恩師から言われた「集中するのは伊藤らしさだよ、でももう半分は未来の為に自分らしさを活かさないといけない」という言葉が心に響きました。

その言葉が嬉しくてそこから自分が本当にやりたいこと、昔から大切にしていたみんなで豊かになる道を決断し、まだ未開拓だったスポーツ事業で起業することを決めました。

記者:仕事ができ、お客さんのためを思って誰よりも親身に向き合う伊藤さんだからこその苦しみや葛藤、そして出会いによって今の事業に繋がっている話に共感と勇気を貰いました。


Q.その発見や出会いの背景には、何があったのですか?


伊藤:
みんなで豊かになろうと思ったのは、子供の頃に親から「人は宝だよ」「分け隔てなく周りの人たちを大切にしなさい」というのを言われて来ました。
子供の頃から遊ぶのが大好きで、年代も男女も関係なくみんなに声を掛けて鬼ごっこなどをして遊んでました。
中学に上がった時も、小学校の友達と「団体で強くなろうぜ」と未経験だったテニスに取り組み、県大会ベスト8にまでなりました。
親の教えが今の仕事にも繋がっていると思いますし、だから今繋がっている人達は一生大切にしていきたいと思っています。

記者:
なんで伊藤さんはそんなにスタッフやお客さんから信頼があるのか、その秘密を知りたかったのですが、幼少期からの在り方がそうなっており、伊藤さんにとってはみんなで豊かになっていくことは当たり前のことなんだとわかりました。
今の伊藤さんからは想像もできない苦悩や認識の変化が聞けて、仕事ができるのに何かうまくいかない人や、チーム作りで悩んでいる人達に大きな影響を与える人だと思いました。貴重なお話ありがとうございました。


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伊藤さんの詳細情報についてはこちら↓↓

HP:

【編集後記】

今回インタビューの記者を担当した不知と緒方です。
仕事が得意だった伊藤さんだからこその悔しさや苦しみ、そこから認識が変化し、今はスタッフのやりたいことをサポートしながら、社会課題を解決している伊藤さんの本気さが印象的でした。
スポーツ事業に携わりたい人はもちろん、新しい分野の創造に興味がある人、社会教育に問題を持っている人にも是非お会いして貰いたい人だと思いました。
伊藤さんの今後のご活躍が楽しみです。


この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。


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