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オリンピックと時差

連日、オリンピックを観戦するのが楽しい。Twitterのワタヌキワタルアカウントの方では毎日お騒がせしている。競技の感想なんかは皆さまそんなに興味はないと思うので、こういった海外からの中継では切っても切れない時差について考える。
2021年に東京五輪が開催されたが、2021年より間違いなく今年の方が競技を観戦している。もっとも、東京五輪のときはまだ鉄道乗務員+YouTuberの二足のわらじで忙しかったというのもあるが、それでも時差がない方が観戦しやすいイメージがあるだろう。
今年のパリオリンピックは現地時間で9時~23時頃にかけて競技が行われている。これを日本時間にすると16時~翌6時だ。そう。意外とこっちの方が見やすい説がある。オリンピック期間に何日か動画撮影にも行ったが、16時前に切り上げて帰って来るという行程を3日間行った。そうすることによって、睡眠時間は多少犠牲になるものの、中継を全て見ることができる。

思い返せば、私が競技の観戦に熱中するようになったのは中3の頃、2005年の世界陸上ヘルシンキからだった。ガトリン選手の二冠、ラドクリフ選手の大会新、イシンバエワ選手の世界新…、織田裕二さんの熱い実況を聞きながら観戦を楽しんだのを今でも覚えている。その2年後、世界陸上大阪が開催されたのでこれは現地で見るしかない、となり18きっぷと野宿という限界な行程で観戦に行ったのもいい思い出だ。
そしてこの2005年の世界陸上ヘルシンキ、今回のパリ五輪と同じくヨーロッパでの開催で、時差は6時間。パリ五輪と競技時間が同じくらいとすると、15時~翌5時の開催となり、見やすい条件の時間帯にあてはまる。
私自身、このヘルシンキ大会から毎回、夏季冬季五輪と世界陸上は観戦するようにしているが、とても印象に残っている回と、そうでもない回がある。
特に2022年の世界陸上オレゴンは気づいたら終わっていたという印象だった。オレゴンとの時差は16時間。競技の開催時間は午前1時~午後3時だ。正直、これが一番見るのが難しい。競技は早い時間帯は主に予選で、遅い時間が主に決勝だ。これだと、予選の時間帯は見られるものの、決勝の時間帯は昼間で、仕事や学校などがあったらなかなか見られない。そんな状況だろう。では、2005年から今年まで、また今後の決定分はどのような開催時間だろうか。夏季冬季五輪と世界陸上をまとめてみる。

2005年・世界陸上ヘルシンキ 時差6時間 15時~翌5時開催
2006年・トリノ五輪     時差8時間 17時~翌7時開催
2007年・世界陸上大阪    時差0時間 9時~23時開催
2008年・北京五輪      時差1時間 8時~22時開催
2009年・世界陸上ベルリン  時差7時間 16時~翌6時開催
2010年・バンクーバー五輪  時差17時間 2時~14時開催
2011年・世界陸上大邱    時差0時間 9時~23時開催
2012年・ロンドン五輪    時差8時間 17時~翌7時開催
2013年・世界陸上モスクワ  時差6時間 15時~翌5時開催
2014年・ソチ五輪      時差6時間 15時~翌5時開催
2015年・世界陸上北京    時差1時間 8時~22時開催
2016年・リオ五輪      時差12時間 21時~翌11時開催
2017年・世界陸上ロンドン  時差8時間 17時~翌7時開催
2018年・平昌五輪      時差0時間 9時~23時開催
2019年・世界陸上ドーハ   時差6時間 15時~翌5時開催
2021年・東京五輪      時差0時間 9時~23時開催
2022年・北京五輪      時差1時間 8時~22時開催
2022年・世界陸上オレゴン  時差16時間 1時~15時開催
2023年・世界陸上ブダペスト 時差7時間 16時~翌6時開催
2024年・パリ五輪      時差7時間 16時~翌6時開催
2025年・世界陸上東京    時差0時間 9時~23時開催
2026年・ミラノ五輪     時差8時間 17時~翌7時開催
2027年・世界陸上北京    時差1時間 8時~22時開催
2028年・ロサンゼルス五輪  時差16時間 1時~15時開催

こうしてみると、見づらい北米での開催は綺麗に6年おきなんですね。そして来年は世界陸上東京。大阪に続いて18年ぶりの日本開催、ぜひ現地に見に行こうと思います。

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