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オールドレンズで残す京都の町並み①~清水寺界隈~

こんにちは。WATARU(@wataru_t_photo)です。

普段は京都っぽくないストリートスナップを撮ることが多いのですが、「せっかく京都に住んでいるのであれば、京都にいるうちに京都らしい町並みを撮っておこう」と最近思うようになりました。

ただ、普通に観光地や寺社仏閣を撮っただけだと、めちゃくちゃうまいフォトグラファーの方々を超えるのはかなり難しいと感じてます(新規性がないということも含めて)。
例として有名な保井さんの写真を引用させてもらいます。


そんなこともあって、どうやって京都を撮ろうかと考えた結果、オールドレンズを使って自分らしい京都の景色を残してみようと思いました。

今回使った(というかオールドレンズをそれほど持っていないのでこれからも中心になっていく)レンズは、「Super Takumar 55mm F1.8」です。
おそらくオールドレンズに興味を持った人が一番初めに買うレンズで、値段も比較的安く手に入ります。

写りとしては、解放付近のもやったとしたコントラストと、盛大に出るフレアとゴーストだと思います。まあ、ザ・オールドレンズみたいな感じ。F値を絞ればパリッとも撮れます。

今回は、このレンズを使って東山の八坂、二年坂、三年坂を中心に写真を撮りに行きました。
※早くも今年のベストショット候補が撮れたのでぜひ最後まで見てみてください。

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京都でマリカー走ってるところ初めて見ました。(ちなみに任天堂から訴えられて、現在は名称が「ストリートカート」に変更してます)
個人的に奥の小学生が気に入ってる写真です。
お次は有名な八坂の塔。

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観光客がコスプレした舞妓さんです。

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ちなみにこの日は平日で、しかもコロナウイルスの影響で観光客が減ってると言われてた時期だったんですが、普通に観光客はたくさんいました。

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開放で撮るとこんな感じ。

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解放のボケ具体いい感じですし、絞ってもよきです。

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オールドレンズをAPSーCのカメラに付けると、本来フルサイズで端の方に出るゴースト(虹)が写らないという点がデメリットです。
ただ、このレンズ(この個体だけなのかは、他のタクマーを試してないので何とも言えないですが)、太陽光をカメラ正面から45度くらいの角度に持っていくと、こんな感じのゴーストが出るんですよ。

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おそらく、端に写るはずのゴーストが写ってるんだと思いますが、太陽が写ってないのにゴーストが出るので、結構気に入ってる撮り方です。

こんな感じで、帰るために引き返しつつゴーストが出る場所を探していたのですが、ゴーストの出る場所と着物を着た男女のカップルがちょうど交わったので、後ろ姿を撮ろうと思ってシャッターを切ろうとしたところ・・・

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無我夢中でシャッターを切りました。
おそらく今年一番の写真が撮れた気がします。

シャッターを切った後、顔が写ってるので、許可をもらおうと思って、勇気を出して話しかけました。英語はかなりカタコトです。

SNSに上げてもいいか、後で写真を送りますとか伝えた後に、せっかくの機会なのでもう一枚写真を撮らせてもらいました。

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これだけ、FUJINON XF35mmF1.4 Rで撮りました(フォーカスを完璧に合わせる自信がなかったのと、後で後悔しないようにきれいに撮りたかったから)。写真を送ったら喜んでもらえました。ありがたい。

ゴーストの偶然と被写体の偶然が生んだ写真ですが、自分がそこにいなければとれることはなかったので、自分が撮った写真として受け入れました。
一瞬の出来事を記録するストリートスナップの楽しさを再確認できた一枚でした。

突然始めたオールドレンズシリーズがどれだけ続くかわかりませんが、できる限り撮り続けてみたいと思います。

それでは。

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