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社員心得帖/松下 幸之助(2)

こんにちは!
こちらは1月14日16時です!

本日の英語

今日は"ソファーベッド"です。

「sleeper sofar」(スリーパーソファー)

日本だと、ソファーベッドで通じるのですが、アメリカに来て家具を探しているとき、それでは通じませんでした。
やはり、日本で使われているカタカナ英語は使われていないことが多くあります。

本日の話題

今日は、先日の本紹介の後半になります。
前半はこちらから↓

働くとはどういうことなのか。
ということを書いている本なのですが、今日の引用は、すごく新体操に通じる部分があると思っています。

通じる部分とは…?

今日の仕事のプロとしての実力が、明日は素人の域に転落するといったことさえ、現実に起こる可能性が十分にあるわけです。
幹部社員たるもの、絶えず自分の実力について自問自答しつつ、真剣にその涵養をはかっていかなければなりません。

※「涵養」(かんよう)
→無理をしないでゆっくりと養い育てること

新体操やフィギュアスケート、ダンスなどの表現スポーツ、もしくは料理や絵画などの創作が必要とされるものにおいては、共通の「永遠の悩み」があります。

それは、
新しいものを生み出す
ということです。

人を感動させる、驚かせる。
そのためには、誰もが見たことないものをしなければなりません。
スポーツになると、それが勝利の鍵を握ると言っても過言ではありせん。

新体操選手は、シーズンが終わると毎年その壁にぶつかります。
青森大学にいた頃は、「一度した演技は過去のものだ」とよく監督に言われました。

「とにかく生み出せ」と。

常に自分を磨く

話を戻しますが、この本では先ほどの引用の通り、絶えず自分の実力を自問自答しなければならないと言っています。

自分の実力は周りの人と比べてどうなのか。
自分の仕事のクオリティーはどうなのか。
どこを伸ばすことができそうなのか。
それを伸ばすと何ができるようになるのか。

常にこれを自分に問いかけることによって、実力を最大値に保っておくことができるようです。
逆に言えば、少しでも自分の実力に驕りがあったり、何も考えないまま停滞状態でいると、実力はどんどん落ちていくということです。

現状維持では維持すらできないということをよく聞きますが、まさにその通りだと思います。
新体操は常に進化しているので、去年の演技を同じクオリティーでやったところで、同じ点数が出ることはありません。

また、これはこれまでの経験からですが、団体選手において、「とりあえずBチームに入れれば」と言っている人はBチームにすら入ることができません。
さらに、Aチームに入りたいと思うのであれば、Aチームの選手を追い越す気持ちがなければ入れません。
何か一つでもいいので、勝るスキルを身につける必要があります。

こういったことを、スポーツをしながらにして自然と学ぶことができる新体操は、その人の人生を豊かにする素晴らしいスポーツだと僕は思っています。

現役の選手でいる時はこんな事を感じる機会はありませんが、社会に出てからそれを実感する機会が多くあったので、僕はこのスポーツに非常に感謝をしていますし、恩師や両親、仲間、新体操を通して出会った全ての人に感謝をしています。

まとめ

先日紹介した空間認知能力や、身体能力だけでなく、こういった内面的なことを成長させられる事も新体操の魅力です。
現役の選手のうちは、自分の未来を見通しながら競技に取り組むなんてことはなかなか難しいとは思います。
しかし、必ずどこかで生きてくるものがあると思いながら、一生懸命に練習に取り組んでほしいと思います😊

演技の魅力はもちろんですが、新体操がもつそれ以外の魅力も、もっと多くの人に知って欲しい!
そう思うからこそ、いろんな角度から競技を見ることができるよう、僕自身がいろんな分野の情報に興味をもって、集めていきたいと思います!

では、また次回!

井藤 亘(いとう わたる)

・シルクドゥソレイユアーティスト(Cirque du Soleil)

Twitter:@wataru_cirque

Instagram:@wataru_cirque



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