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とんでもブスのワタシが整形しないワケ

画面の向こうの顔の良かったり悪かったりする皆さん、ご機嫌いかが。

ワタクシ何を隠そう、とんでもなく妙ちきりんな顔に生まれついてしまった、可哀想な女のコなんですけれども、
それで嫌な思いをずいぶんとしてきました。
それはおいおい。

具体的にどんな顔かは自己紹介の記事を読んでね。


美容の相談もメイク講師やスタイリストや美容師に散々しましたけど、どうも外見の変身には限界があるようだ、と悟ったもんですから、
わたしはこの顔でどうやったら幸せに生きられるんでしょうって、
何度となくお金を払って悩み相談しました。
お坊さんや、カウンセラーの方に。
そうすると聞かれますね。

「整形はなさらないのですか?」

はい。
したいけども。
してこなかった理由としては大きく二つ。

①整形してマシになるには、ある程度のポテンシャルが必要。

顔には、比較的たやすく整形できる部分と、できない部分があります。
そして、顔の美醜というのは、パーツそのものの美しさも大事ですけど、バランスもめちゃくちゃ大事なんです。
私は全パーツおよびバランスに難があるので、ひとついじったらもう全ていじらないとバランスが取れないという確信があります。
ごっつい蒙古襞とタプタプの一重瞼のセットが鎮座するこの目元、一度美容外科にカウンセリングにいきました。私がパッチリしたお目目にしようとすると、モンスターになってしまうことがよくわかりました。目と目の距離が平均より近いうえに、ちょっと内斜視なんですね。
目頭切開しないと理想の目の開きにならないんだけど、目頭切開すると目がますます近づいて、そうはならんやろ!という思わず笑ってしまうような、ギャグの顔になってしまいます。
さすがに目の位置は動かせないしね!整形をもってしても。


歯の抜歯矯正もね、考えましたよ。もっこりした口元をギュッと引っ込めたくて。
でもカウンセリングにいった歯医者さんに言われたんです、
あなた鼻の下長いの気にしてんだっけ?出っ歯だから角度がついて、まだ短く見えてるよ。これ、歯が奥に引っ込んだら、鼻の下が真っ直ぐになるから、もっと長く見えるよ。それでもいい?後悔しない?ライン自体は綺麗だから、無理に引っ込めないでもいいと僕は思うよ。

で、帰ってきたってワケ。
もろもろをまとめて言いますと、
私が見れる顔になろうと思ったら、
抜歯矯正+人中短縮+鼻中隔延長+小鼻縮小は多分セットでやらないと、妙ちきりんに磨きがかかってしまうのが、やる前から見えてんです。
いくらかかるのか。何年かかるのか。

まあお金が無尽蔵にあったらやるかも。でもそうじゃない。

整形しない理由②

単純に悔しい。

美って相対的なもんでしょ?
時代や地域によって美醜の基準なんて大きく変わるわけですよ。
見る人によっても変わるし。
で醜い者を迫害してくる人に、正当性なんかないわけですよ。
なんで、何も悪いことしてないこっちが自分の金と時間をかけて自分の肉体を損傷せねばならんのか。

という強い気持ちで生きてきましたが…

もうだめかも。
疲れちゃったワ。

美は相対的とはいえ、私の顔はやっぱり変だと思う。どんな時代のどの美の基準でも私は美に属せないと思う。あるいはダリの絵の中にあれば美しいかもしれない。
どうせ、このままの顔で元気に生きていける自信ないし、
ありったけ整形して、モンスターになって、納得してエイヤで死ぬか。


と死まで連想するのがいつもの思考パターンなんですが、ここで毎度思い至る、整形しない理由の3番目。

この顔に生まれて、どこまで頑張れるか、試されてるような気がする。

まったく、悪夢と言ってもいい顔です。
万華鏡のようにあらゆる角度から嫌な思いをさせてくれます。
でもそれが運命なんだろうなとボンヤリ思います。
この醜い顔とくんずほぐれつ、取っ組み合いながら殴り合いながら、這いつくばって生きるのが今生の課題なのかも。

というかそう思いたい。
この変な顔がたまたまの産物で、そこになんの意味もないなんて、やってられない。

並以上の顔に生まれた人ですら悪戦苦闘するのがザラなこの世の中を、
ブスな女に生まれて生きるというのは、
かなり大変なことなのだ。
私は自分以外にブスな人間を見たことがないが、
どこかにいるのだろうか?
もしいるならば、きっと自分なりの折り合いをつけて生きていることと思う、私もそうであるから。

ここまで読んでくれてどうもありがとう。
素敵な1日を過ごしてね。

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