ストレッチングは運動パフォーマンスを低下させる? Part1 基礎知識編
皆さんこんにちは!WATANABEトレーナーの岡田です!
本日は皆さんが何気なく実施している『ストレッチング』についての情報をお届けしたいと思います。
ところで、みなさんストレッチングはパフォーマンスを低下させるという事を聞いたことがありませんか?数年前には様々なメディアで取り上げられました。実際、トレーナーの中でもストレッチングはパフォーマンスを低下させるので実施しないといった人もいたりします。
結論から申し上げますと、正しくストレッチングを実施すればパフォーマンスは低下しません。むしろ向上する可能性があります。
その事について本日は解説していきたいと思います。
ストレッチングの話をする前に、ストレッチングの種類を理解する必要があります。
☆ストレッチングの種類
ストレッチングの種類は下記の3つです(細かく分類すれば、様々な種類ありますが、今回の話の中では以下の2つを理解しておけばOKです。)
・スタティックストレッチング(静的ストレッチング)
・ダイナミックストレッチング(動的ストレッチング)
・スタティックストレッチング(静的ストレッチング)
反動は使わず静止したままでじっくり伸ばすストレッチングです。
広く一般的に実施されているストレッチングだと思います。
具体的には以下の写真のようなストレッチングになります。
実施時間は基本的には30秒になります。
・ダイナミックストレッチング(動的ストレッチング)ダイナミックストレッチングとは競技動作を活かして身体の準備を整える機能的なストレッチング方法になります。例えば走る動作の準備として膝を引き上げる動きであったり、低くかまえ姿勢をとるために胸を張ったままお尻を下げるような動作で股関節周囲を伸ばすようなストレッチングになります。このストレッチングは反動は使いません。実施時間は1~3秒キープを10回~20回実施するよう
な形になります。例としては以下のような種目があります。
サイドランジも股関節のストレッチ感を意識すれば、ダイナミックストレッチングになります。
・バリスティックストレッチング
バリスティックストレッチングは反動を使い、ダイナミックストレッチングよりもより可動性大きく動かすストレッチングになります。例えば大きく脚を振って股関節周囲を伸ばすような動きが代表的なストレッチングになります。実施時間は一瞬(1秒以下)です。これを5回~10回実施するような形になります。以下の写真のように脚を素早く振り、つま先をタッチするようなエクササイズになります。
表にまとめると以下のようになります。
基本的なストレッチングは理解できましたでしょうか?
今回はここまでです!
次回はストレッチングの科学的な研究の紹介、現場での実施タイミングの話をしていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
参考図書:NSCA決定版 ストレングス&コンディショニング
以下よりお知らせになります。
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