OJTとテレワークと

※政治シリーズはわかりやすい解説思いつけば、続けます。


新人くんが弊部にエア(?)配属され早くも2週間が経過した。弊社戦時以来のテレワークの中でのOJTということもあり、前例✖️前例といった状況である。

弊社のOJTは半年間受け持つもので、その実施計画要綱や在宅勤務計画書などは全部自分が組み立てることとなる(管理職が役員兼任なのもあり、実質裁量は全て自分にあるのである...良くも悪くも)。

という状況下で、正直自分も困惑気味なのだが、いちばんかわいそうなのは新人くんである。配属されても特段やることもなく、右も左もわからずという中での配属である。本当にかわいそうである。

テレワークのOJTは自分が楽をしようと思えばできるし、手抜きをしようと思えばいくらでも楽ができる。ぶっちゃけずっと研修やレポート、適当に自学習を課しておけば、自分の業務の時間もある程度確保できる。ただ、自分が相手の立場に立つと、非常に心苦しいものである。

という正解という正解がないなかで、現状把握という名の自分がしたことと今後自分がしなければならいなことは以下の通り。


①現状把握(自分がしていること)

・研修✖️実務のサイクルを回す。

→正直研修は知識を蓄えるだけで、アウトプットの機会がない。実務に即したアウトプットの機会がないまま研修をおこなうのは、詰め込むだけで本人のモノにできないまま時間が過ぎてしまう可能性がある(本人のやる気云々だとも思うが)。

研修でやったことをレポートに課すのも考えたが、最低限レポートにコメントをするにしても、それを「現場」どういかせるかなかなかイメージがしにくいだろう。

ということで、エア配属2週間ながらも実務研修をしつつ実際に実務を担ってもらうことにした。正直、テレワークで研修でやってもらったことを実務をやってもらうのは非常に難しい。

実際の実務手続き、過程、考え方などをわかりやすく表現したスライドを作成し、きちんと目的やゴール、進捗の確認などを適宜行う必要性がある(やってみたらわかったが、これは正直めちゃくちゃ時間がかかる)。なにより知識0の右も左もわからない相手の立場にたち、説明をするのがかなり難しかったりする。これは自分の中で「相手の立場を想像する」という意味で、よい勉強となった。(それはお客様の立場を想像するということと一緒である)。

何より、仕事業務を担ってもらうことにより、インプット✖️アウトプットのサイクルをまわすことが、勝手に本人のためになるのではと思っている。(研修ばっかりだと正直つまらないしね)。アウトプットだけでも仕方ないし、インプットばかりでも仕方ない。もちろん、基本的な基礎は完全に落とし込んでもらうことが前提ではあるが。

ただし、新人くんに自分の時間をかければかけるほど、自分の業務時間がなくなっていくのが非常に難しいところである・・・・明日も4時間くらい..


② これからの課題

と、自分の現状を把握している中で次に目指すは「体系的な実務&研修」を組むことにある。仕事は「点」の積み重ねであるが、その「点」と「点」を結び「線」にしてあがるのが、自分の役割だと思っている。

弊部の欠点は「体系的な教え方をしないこと」である(まだできて三年目の部署なのでむしろそれが当たり前でなあるが)

「この仕事ができれば、今後こういう仕事でも役立つよ」という少し先を見せる必要性があるのではないかと考えている。そうすることで、「今目の前の仕事」だけでなく、慣れれば「今後の仕事に関する視野」を持つこともできるのではないかと勝手に思っている。

問題はテレワークという環境下で、「今後の仕事のこと」をどう指し示すかである。なんやかんや「モノ」を作っている会社なので、「モノ」がないと何も説明ができないのである。本当に非常に悲しい。

と同時にこれをやることは「本人に乗り越えることができない壁を設定してしまう」可能性があるということである。「乗り越えることができない壁」を設定してしまうとそれは自身の損失、挫折に繋がると勝手に思っている。そこらへんをうまく見極めていくのが自分の中での課題であろう。先輩からも「自分ができたからといってそれを後輩に求めたらダメよ」とはしばしお言葉をいただく..


と2週間を過ごして思ったことを書いてみた。問題は緊急事態宣言が伸び、在宅が続くということが一番怖い。在宅中どのように体系的に新入社員を伸ばしていくか、自分も慣れない業務なことであり違う頭を使っていく必要性がありそうだ。


いや、というかこんなに権限与えちゃってよいんすか、部長



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