久しぶりに現場にin(選挙レポート)

選挙レポートと書いてあるが、正式には政治活動である。

本日山本太郎が出馬を表明し、話題沸騰中の「東京都知事選挙」だが、その影に知られていない戦いがある繰り広げられている。

それが「東京都議会議員補欠選挙(北区・大田区・日野市選挙区、北多摩第三(調布市・狛江市)選挙区」である(公示は当分先)。今回は「北区」に選挙に焦点を当て、現場レポートをしてみたいと思う(半日ボランティアしただけだったが)。

※筆者は議員インターン等で実は政治活動経験がそれにあると勝手に自負している。勝手に。

①      東京都議会議員補欠選挙(北区)について

北区選出の東京都議会議員が辞任したことで行われる選挙である。この選挙、実は都知事選の影に隠れているが、非常に候補者がすごいのである。

なんと全員女性である。

・やまだ加奈子(自民党)北区区議会議員:議長まで務めた経験あり

・天風いぶき(都民ファースト)小池百合子元秘書:元宝塚歌劇団

・佐藤こと(維新・あたらし党)都政対策委員:TOEICは900点超え

・斉藤りえ(立憲民主党)元北区議会議員:元筆談ホステスで著名に

一人ひとりのHPを拝見していても分かるが、どの方も「経験」「背景」が共に豊富で、演説一つでも、全員女性候補の中で自分たちをどう「差別化」するのか非常に見所なのである。

※佐藤こと候補を支持・応援してい音喜多議員の解説は以下の通り(解説が微妙に面白い)。

② 街頭演説の準備から内容まで

ほっっっっんとうに選挙は大変なのである。例えば街頭演説でも、その場所で演説をする際、警察に申請を出したり、ビラを配布してくれるスタッフさん(ボランティア)を集めたり、旗の設営をしたり、他の陣営と街頭演説の場所がバッティングしないよう調整をする必要性がある。

ちなみに選挙区でお互いの街頭演説カーがすれ違う時があるがその際、「○○候補のご健闘をお祈り致します」という声があるかないかで選挙のばちばち具合が変わってきたりする。

ちなみに街頭演説で何を話すかも非常に大事である。基本的には東京都議選の規模だと、中々有権者は足を止めて聞いてくれなかったりする。

そのような前提で街頭で何を訴えていくか、他の候補者とどう差別化するかが鍵である。うまいなあと思う人は現都政をただ批判するのでなく、「自分の経験をわかりやすく」「それをどうやって政治で生かし」「未来をどうしたいのか」をうまくストーリー上でPRしているかだと思う。自分の言葉で話しているか否かも結構大事である。


③   現場レポート

さて、今回はとある候補者の応援に行った自分だが、「何をするか」書いておこう。

自分が行ったのは「街頭演説」のビラ配布と声かけである。

Q:ビラ配布って受け取ってもらえないじゃないですか?

A:3分に1回受け取ってもらえれば良い方(政党によりけり)。まあ受け取ってもらえず基本的に当たり前である。

配る側は配る側で色々と工夫を凝らすものである。

例えば目を強引に合わせに行って「こんにちは」とお声がけして、相手の目線がいくところに候補者の「名前」が書かれたビラを差し出す。あとは、適度な声出しである、「元気か否か」はボランティアの声一つで変わるのである。

さらに大事なのは「相手の目線に合わせるか」である。これができるか否かで同じボランティアであってもだいぶ配布率が変わってくる。自分も二年ぶりの現場だったのでだいぶ感覚が失われていたが、これをやることで徐々に配布率が上がってきた。

インターンで「ビラ一つで結果が変わる」「自分の配布するビラが一票に近づく大きな一歩」と教わったので、雑な性格な自分であっても、これはすごく一つ一つの動作を丁寧にやっているようにしている。これを雑にやっている方は印象的に最悪である。勝てる選挙も勝てなくなってしまう(これを書いて読者の大半の方には全く利益がないが)

そして、自分の場合、若者なせいか結構年配の女性の方が受け取ってくれる傾向がある。多分、30票は獲得できたはずである。。

ちなみにお手伝いした後私用で秋葉原に行ったのだが、キャッチをしているメイドさんでも「この人はビラ配布うまいだろうな」とかそういう職業病で見てしまう。非常によろしくない。


Q :変なイチャモンつけられませんか?

A:結構優しかったりする

自分は大阪で議員インターンをした経験があるのだが、大阪では「維新」「反維新」で分かれており、とにかく政党による「好き嫌い」が激しい。そのため、熱烈に応援してくださる人もいれば、暴言を履いてくる人も普通にいる。

一方、東京は比較的メンタルに優しい。こんなにイチャモンをつけられなかった現場活動は初めてでややびびってしまった。まあ逆に大阪はそれだけ「政治に関心がある」ということなのかなとも思ってしまう。そして、人間単純なもので「批判だろうが」「応援であろうが」、関心持ってもらっているんだと思い、ついついウキウキしてしまう。

④  まとめと政治家の思い

 以上が現場レポートである。正直「街頭演説」のサポートしかしていないので、薄っぺらな記事なってしまい申し訳なかった。

選挙で「誰に投票すれば良いか分からない」とか色々悩みがあると思う。もちろん、政策で決めるのもありだが正直やや専門的なところもあり、そんなに勉強する暇がないしなあと考える方もいるだろう。

その際は候補者の「演説」を見ればよいと思う。演説は自分の政策的主張を訴えるとともに(ぶっちゃけ政策的主張の演説がわかりやすいか否かも一つの判断ではある)、政治家の「思い」を訴える場でもある。

「なぜ自分が立候補したのか」「自分だからこそできることは何なのか」この2つは政治を知らない人でも、関心がない人でも「聞きやすい分野」なのである。

そして、立候補する大半の方は熱い思いを持っている。声をガラガラにしながらも自分に何ができるかを訴え続けている。

「誰に投票して良いかわからない」。もし時間があるなら各候補の演説で聞いてみて、最後は「なぜ自分が立候補したのか」「自分だからこそできることは何なのか」に一番共感できる人を選んでみるのも一つの決め方だと思う。

・佐藤こと(30:30あたりから)

※他候補者の方の東京都議会議員選挙補欠演説の動画貼りたかったけど、佐藤さん以外なかった..

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