「1万円でも安い」と思わせる価値とは?
先日、友人と立ち寄ったカフェで、1月末にハンドメイド商品を出店するイベントのお話を伺いました。
私も趣味でハンドメイドに凝っていた時期があり、お店で商品を見かけたりると、「どうやって作っているんだろう」と気になるものです。
とはいえ、ハンドメイドで生計を立てるのは大変なこと。
たとえ1万円を稼ぐとしても、自分の作った作品を買ってもらうためには、宣伝やマーケティング、そして何よりも商品そのものの価値が高くなければなりません。
それはハンドメイドに限らず、どの業界でも同じこと。
新卒社員の給料が平均で1日1万円と言われます。そう考えると、新卒ならなおさら、企業に1万円の価値を提供するのは、かなり難しいことなのだと感じます。それだけ企業は将来のために投資していると言えますね・・・
世の中にはブログで月に数百万円を稼ぎ出している人もいるようですが、それだけの収益が得られるのは、それだけの代金を支払ってでも「読みたい」と思わせる内容であるから。
文章の内容、コンテンツはもちろんですが、書き手自身のエピソードや想いに共感するからこそ、読み手は「また読みたい」と思うものです。
もし、自分の発信で1万円を稼ぎたいと思うなら、どんな内容を発信すれば良いのか、ふと考えていました。
1人から1万円か、10人から1,000円なのか、一人当たりの単価設定によっても変わってきますが、共通しているのは「その値段でも安い」と思わせるくらいの内容であること。
「1万円でも安い」と思えば、読み手は1万円を支払うし、
「1,000円でも高い」と思えば、読み手は1,000円すら支払ってくれません。
値付けは経営。
相手に、顧客に対して、どんな価値を提供したいのか。
それを購入することで、どんな利益が得られるのか。
ハンドメイドでも、ブログでも、飲食店でも、経理派遣でも、コンサルであっても、アーティストと呼ばれる人であっても、成功する人は知っています。
相手に価値を与えるからこそ、喜んでお金を支払ってもらえる。
「1万円を稼ぎたい」
「年収を上げたい」
そう思うのは自由だと思います。
ただし、そのために忘れてはいけないのが、
「買い手にどんな価値を与えたいのか」
どうすれば、相手に喜んでもらえる作品を生み出せるのか。
相手が本当に求めているものは何か。それに対して、自分の強みを活かして与えられる価値は何か。どんな形で貢献できるのか。
やはり自分の好きなものを作りたいし、好きなことを書きたい。
得意なことで挑戦したいし勝負したい。
それをそのまま形にするのではなく、相手が求める形にして提供することで、相手から受け入れられやすくなり、結果としてビジネスが成功します。
では、私自身はどうなのか?
私は、伝え続ける人生でありたいと思っています。
言葉で伝えることが好きで、勉強もしてきて、今では少しずつ評価もされてきて、自分の強みとしてさらに磨いていきたい。
でも、ただ自分の書きたいことを書いているだけでは、読み手に共感してもらうことはできません。
自分の伝えたい価値を、最善の形でお客様に届ける。
「伝えきることは、生きること」
これからも、伝え生きるために挑戦していきます。
それが私の与える価値であるために。
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「○○円でも安い」と思わせる、あなたの価値は何ですか?
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