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パリピな美容院考(こっこさんへのアンサーnote)

土曜日、こんなTweet&noteを目にした。

私は翌日の日曜日、3ヶ月ぶりに美容院の予約をしていたので、とても面白く読ませて頂いた。

というのも、こっこさんが書かれている視点が、私が意識したことのないことばかりで、新鮮で。こっこさんにその気持を伝えたところ、パリピ認定されたので、パリピとして美容院へ行くことにした。

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私が通う美容院は都内にあり、自宅から1時間以上かかる場所にある。
そうまでしてヘアカットを任せたい美容師さん(仮名:秋山さん)と出会ったのは、私が就職のため上京した22歳の時だった。

当時住んでいた街、駅ビルの中の大型チェーン店で店長をしていた秋山さん。今は独立して自分のお店を経営している。

もう10年以上の付き合いで、夫よりも早く出会っている。途中、私は夫の転勤で東京を離れていたが、関東に戻ってきたのを機にまた通い始めた。

私が東京を離れている間、私の友人達が通うようになり、友人も家族ぐるみでお世話になっている。みんな子育て中で、なかなか一堂に会することができないので、秋山サロンをハブとして、最近の情報共有をする部分があったりする。

そんな付き合いの秋山サロン、私にとって美容院に行くのは、ちょっとしたご褒美タイムのようなものである。

そして以下、こっこさんの「美容院攻略問題」についての美容院パリピとしての回答となります。ご査収ください。

雑誌問題

美容院に行くとたいてい用意されている雑誌。

私の場合、「VERY」「Oggi」「Domani」「ELLE」「OZmagazine(オオゼキではない)」「サンキュ」このあたりが置かれることが多い。

このチョイス、30代女性・子持ち・働いている属性としてだいたい最適解な気がする。

では、置かれた雑誌をどうするか。というと、ここぞとばかりに、ザーッと流し見して、読みたい箇所があったらジーッと読んで、気になることがあったら、秋山さんやアシスタントさんに、「これどう思います?」と話しかける。という具合だ。

昨日も『新型ながら美容家電のアイマスクをしながらダイソンをかける』という特集記事について、どうせなら、目元だけじゃなく顔面全体マスクしたい。という、どうでも良い話をしてしまった。

その後、秋山さんと美容院における雑誌チョイス問題について検討した結果、さすがに私に「non-no」や「CanCam」は置けないし、「家庭画報」も違うよね。

ということで、雑誌を選ぶ側のセンスとチョイスが問われるんだよね。と。その辺、初回来店時のアンケートで美容院側もリサーチしていたりする。その中で「ELLE」はなかなかの万能選手ということが分かった。(なんだか分かる気がする。)

そして雑誌から、お客さんの趣味趣向(どんな服装が好みなのか、どんなカラーが好きなのか。など)を理解し、ヘアスタイルを提案する時の判断材料にすることもあるそうだ。

似合わせカット。と言っているけど、似合わせって、ただ単に頭の形とか、毛質毛量の問題じゃなくて、その人がどんなライフスタイルで、何が好きでどうなりたい。とか。そういう部分、全部含めてのヘアスタイルの提案をすることだと思っているんですよね。と秋山さんは語った。(普段こんな話はなかなかしないので、私が通い続ける理由がココにある気がした。)

だとすると、好きな雑誌とか好きなテイストとかどんどん伝えた方が良いな〜と思いましたが、こっこさん、これはハードル高いでしょうか。

なお、私は各紙の見出しおもしろワードの流し見と、ワーママタイムスケジュール系記事と、料理テクニック記事を中心に読み込み、読み終わったら「雑誌変えてください」と言っているので、美的な趣味趣向は一切伝えれていない(笑)

おそらく伝わっているのは「時短」と「楽さ」を求めていること。でもそれで良いんだ。今の私は子育て中で、いかに楽に手早くセットできるかを求めているんだから、雑誌からもそれを伝えれていれれば本望だ。と思った。

鏡直視問題

これは、たしかにこっこさんのご意見に同意。

だがしかし、そんなに気にしないといえば気にしていない気もする。鏡を見るのは最初の「今日はどうします?」の時ぐらいで、施術中は雑誌に目を落とすか、話している美容師さんを見るか、鏡の中自分をそんなに見ないようにしている気がする。

あとは、切っているハサミ(シザー)の動きとか、カラーの施術とかパーマの施術とか、単純にすごいな〜と手技を見ていることもある。

いい感じに目が悪いので、細かい点が見えないのも良い点かもしれない。

シャンプータイム

本件について、秋山サロンではシャンプータイムはリラックスしてほしいので一切お話しません。スタイルを貫いているため、顔にガーゼをかけてもらったら目をつむってリラックスするのみ。となっている。これがお客様から好評頂いている。とのことだった。

なので、トリートメント中に意識が飛んでいることがある。本当に寝かけているため、シャンプーを担当してくれた方には、「今私寝てましたよね〜気持ちよかった!」とか、「このトリートメントの香り、すごい良いですね」とか、そのままの感想を口にしている。(かといってトリートメントを買うわけではない。)

会話をし続ける感じ。もっというと、シャンプー始まる前に話していた会話に戻ることもある。昨日はトイストーリー4見ましたか?という問いに対し、まだ見れてないけど面白かったか?という話を続けながら席にもどった。

秋山さんと検討した結果、関西方面では「流し足りないところありますか?」について意見を言う方もいるみたいだし、美容学校ではセオリー的にシャンプータイムの会話を学ぶけれど、関東だとあんまり意見を言う方もいないし、だとすると必要ないよね。

真にリラックスして欲しいということで、うちのお店はその流れを撤廃したんですよ。とのことだった。

そうか、どおりで…。だから、私は今まで意識したことがないぐらいリラックスしていたのか。秋山さんの策略によってリラックスさせられていたのか。こんな秘密があったのか。(普段こんな話はしないので、ココにも私が通う理由がある気がした。)

余談だけど、福岡で通っていた美容室では、シャンプー台に登ると、天井にメモが貼ってあって「目をつぶってリラックスしてお過ごしください」って書いてあったな〜と思い出した。色んな心配りの方法もあるなー。

まとめ

こっこさんのnoteをきっかけに、私が10年来通う美容院について、その理由を深堀りする機会となった。

秋山さんの仕事に対する真摯な思いやお店づくりやスタッフの話。自分が本当に良いと思うヘアケア用品を使って、お客さんがリラックスできる空間を作っていること。

店内の至るところに心配りがされていて、あー、だからこの人にお願いしたいたいと思うんだ。と私の中の無意識の選択理由がわかった気がした。もちろん腕が良いのは言うまでもないが、思った以上にデキる人だった。(…今さら失礼)

こっこさん、アンサーにはなっていないかもしれないけれど、こんなふうに美容院を楽しんでいる者もおります!おかげで私はますます美容院が好きになりました。(勝手ながらのnoteですが、きっかけをありがとうございました!)

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