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はじめての保育園。泣く息子と泣かなかった娘の気持ち

毎朝の涙
ふたごの保育園入園が決まったのは3歳の5月でした。夫の転勤&引っ越しにより、幼稚園入園を断念した私は、無謀にも無職状態で保育園の利用申請と就職活動を開始。運良く保育園も決まり、仕事も決まる。というドラマのような展開で新生活がスタートしました。いざ保育園生活が始まると、毎朝登園するたびに…泣く泣く泣く。大粒の涙をボロボロ流しながら、「ママ~いかないで〜」と園の門をドンキーコングばりに揺らす息子と、対象的に先生の誘導でササッと教室に入っていく娘の姿がありました。

お別れの儀式を決める
毎朝涙でお別れしなくていいように、子どもたちのお絵かきノートに、保育園の見取り図を描いて、保育園に着いたらすることを説明しました。
①ママはここでカードをピってする(登園手続き)
②2人はここで先生にご挨拶。
③その後は靴箱に靴をしまおう。
④そしたらここでお別れしよう。
と話しをすると、お別れのときにバイバイ。だけじゃなくて「グー・タッチ・ギュー・バイバイ」をしよう。と言われたので、翌日からその儀式を実践することにしました。

その後は涙しながらも、息子もいつしかグータッチバイバイから卒業し、今では挨拶のあとは秒速でお友達のところに向かう男児になりました。

年長になった息子談
今日ふと思い立って、息子に「年少さんのころさー」と話しかけると、息子は「泣いてたよね...朝、保育園で。」というので、以心伝心!?とびっくりしながら、話をしていると、なんで泣いていたかっていうと「知らない人ばっかりで怖かったから。それをママに言いたかったけど、あの頃は小さかったから、なんて言えばいいか分からなくて泣いてたんだ〜。知らせたかったんだよ。」と言うのでした。

今思えば、こども達には担任の先生は紹介したし(それ以上しようがないと思う。)お友達にも慣れていってもらうしかない。でも、たしかに知らない人ばっかりの中に1日10時間近くいるんだもんね。それは怖かったよね。と改めて思ったのでした。

年長になった娘談
同じ話を娘にしてみたところ、「息子くんめっちゃ泣いていたよね〜」と言いながら、「あの時さ、◯◯先生がね、泣いてたら赤ちゃんクラスの子に笑われるよ。って言ったんだよ。△△先生と◇◇先生もそう言ってた。でもさ、そんなこと言ったら息子くんがかわいそうだよ。泣きたいのに。」と言うので、一際冷静な娘に驚き、当時3歳でそんなことを考えていたことにまた驚き、なんだか驚きの連続でした。

語彙力が増え、気持ちも言語化できるようになったからこそ、今になって教えてくれるこどもたちの気持ちに、反省させられたり、笑わせられたりの日々ですが、やっぱり子どもってすごいな〜。と思うのでした。



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