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いつだってモンスターペアレントになれる気がした

突然の涙

学校から帰った息子が元気がなかった。学童保育に通っているので、疲れたているのかな?と思ったが、どうも様子がおかしい。

話を聞いてみるとぽつりぽつりと話をしだした。

学校でKくんにズボンが濡れていることをおもらしと言われた。と…
濡れていたのは理由があって、掃除の時間にバケツの水がかかっただけ。しかも他のお友達が雑巾を絞る時にかかったものだった。それを、おもらしって言ってきて、違うお友達にも言いふらされたとのこと。

幸い、それを聞いた他のお友達は、「違うよ、掃除の時間についたんだよ。」と言ってくれたそうだが、それでもKくんは「お前が見ていないだけだ、あれはおもらしだ」と言い続けたそう。

学校が終わり、学童に言ってもその話をされたらしい。何度否定しても聞き入れられなかった。とのことだった。

さてどうするか。
これまでも、Kくんについては家でも話していたし(言葉がきつく乱暴)今回は息子も我慢の限界という感じだったので、話し合って学校の先生にお伝えすることにした。

連絡帳に書いてみる

息子から聞いた内容を連絡帳に書いてみる。
果たして、この書き方で先生に伝わるだろうか・・・。そんなことを考えながら、まずはアクションを起こすことにした。

翌日、仕事帰りに携帯に学校から着信があった。確認してみると担任の先生からで息子の連絡帳を見た結果報告だった。

結論からいうと、息子さんのお話している通りでした。とのこと。

先生は、連絡帳を確認すると、息子とKくんを呼んで、二人から経緯を聞いたらしい。そこでK君は「おもしろい」と思ったから言った。それ以外の理由はなく、ただ「おもしろい」から言いました。と言ったそうだ。

息子だから、とか色んな私情があるわけではなく、「おもしろい」と思って言ったとのことなので、指導しました。息子さんには悲しい、辛い思いをさせてしまい、すみません。という説明と謝罪を受けた。

先生の対応は迅速だったし、きちんと話を聞いてもらえてよかった。でもここでふと疑問が生じた。

これ、逆だったら親まで話は届くのかな…?もしかしたら、本人に指導しました。ということなので、そこで終わって、親は全く介入しないのかもしれない。

私は別に保護者からの謝罪を求めたいわけではなく、単純に逆のことが起きてしまった場合(すなわち、我が子がよそのお子さんを傷つけるようなことがあった場合)保護者はそれを知る術があるのか?と考えてしまった。

ズボンの件は、先生の前でKくんが謝る。という形で形式的には終わり、だからといってすぐにKくんが変わるかというと、それもあまり期待できない状況なので、これからは先生も様子を見ていきます。何かあったら遠慮なく言ってください。というところで幕引きした。先生はこの日、息子の名前を伏せた形で、クラスでもこの話を展開して、みんなで考える時間をとったらしい。

対処法が見えない中で

まずは毎日、双子たちと色んな話をするようにしている。そして、会話の中で、毎日ができるだけ楽しくなるように、どんなことができるか。という話をしている。嫌なことを言う人はこれからだってたくさん出てくる。そんなとき、どうしたいか。どんな自分になりたいか。

今は小学校、自分のクラス、学童…という小さいコミュニティの中にいるので、閉塞感があるかもしれないけれど、子どもたちには自由があって、小学校という枠だけじゃない色んな世界があるんだ。という話をしている。

そんな話をしながら、息子がこれまでKくんからどんなことを言われたか。ということを聞いていると、なかなかひどい。

「ちび」
「お前は小さいから役に立たない」
「ぶ○○○すぞ。こ○○ぞ!」
「ぶん殴られてぇのか」
「泣き虫、弱虫」
「女と遊ぶなんてだせー」

そして、これは息子だけが言われることではなく、色んな子に向かって言ってるとのことだった。(だからみんな、最近K君とは遊ばなくなっているんだよ。と娘が教えてくれた。)

こんな言葉をかけてくるのにK君から「○○して遊ぼう」と言ってくることもあるらしく、こんな状況で一緒に遊ぶこともあるという息子も理解できない。(楽しく遊べているのか、無理やりつきあわされているのかもわからない。)

でも人の気持ちって難しい。自分の気持だってわからないことがある。だから仕方ないよなーと思いながら。息子は息子で、娘は娘で、私は私なのだ。

さすがにこんなことを言われている。と聞いてしまうと腸が煮えくり返っている。自分が言われるよりも、子どものことを言われると辛い。というのを親になってみて痛感している。それならよほど自分が言われる方がマシだ。

ということで、いつだってモンスターペアレントになれそうな気がする
と思いながら、グググっとこらえつつ、息子と娘の様子を見守っている毎日。



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