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PALMS TRAX - High Point On Low Ground

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
OO2ORA(オオゾラ)と申します!

今回はPALMS TRAX 「High Point On Low Ground」を紹介していきます!よろしくお願いします!

ロンドンのアンダーグラウンド・レーベルLobster Thereminの中心的アーティストUK出身のPalms Traxが、アムステルダムのRush Hour系列レーベルDekmantelから2016年にリリースした1枚。モダンとオールドのちょうど狭間に位置する、現代のハウスミュージックの新たな旗を掲げてくれているようなサウンドが1枚を通して鳴り続けている作品です。

それでは各曲のレビューを始めていきます!

1曲目「High Point On Low Ground」

シカゴハウスのような鎧を身に纏いながらもモダンな音像で新たなハウスミュージックの解釈を生み出してくれているトラック。この表題曲をLicaxx氏が雨の中、披露している動画がすごく印象的な記憶があります。雨の湿っぽさや陰鬱さわ吹き飛ばしてくれる勢いがあるわけではなく、むしろ徐々にあっためていきながら湿気すらも取り込んで熱気に変えてしまうようなエネルギーがこもった一曲です。

2曲目「Cloud City」

ボトムのしっかりとした展開から開けてくかのようなシンセの音の鳴りが特徴的なトラック。アシッド的な風味も織り交ぜつつ、ロウな一面も見せながら、ディープハウス的な印象を与える…といった感じで様々なハウスのサブジャンルが独自の融合を見せた完成形的なトラックに仕上がっています。空間的な広がりも最高です。

3曲目「Paws」

独特なパーカッションから徐々に足されていくカウベルやクラップ、サンプリングボイスなどが融合していき、鼓膜に直接作用してくるダンサブルウイルスへと変化していきます。このウイルスは即効性が高く、耳に付着した時点で感染者は踊り始めてしまいます。といった比喩がぴったりなほど徐々に足されていく音像が見事なまでに踊らせるために作用してくるハウスミュージックです。


といった感じで今回はPALMS TRAX 「High Point On Low Ground」をレコメンドしていきました!前述もしましたがオールドスタイルとモダンの狭間を漂いながらも架け橋として機能してくる最高の1枚に仕上がっています。

今作はヴァイナルリリース、デジタル配信ともに行われています。2016年発売の作品のためミントの状態でのヴァイナル購入はなかなかに至難ですがユニオンとかにたまに中古で転がっているので見つけた方はぜひそちらで!

それではまた次回!

Twitter:@Wassssup_mymen
soundcloud:https://soundcloud.com/a-b-0325


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