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HOLY TONGUE - HOLY TONGUE EP

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
OO2ORA(オオゾラ)と申します!

今回はHOLY TONGUE「HOLY TONGUE EP」を紹介します!

今作はUKのレーベル「Amidah Records」からのリリースでデジタルでの配信もされています。「Amidah Records」はUKのDJであるAl Woottonが運営する「TRULE」の姉妹レーベルとして立ち上げられたレーベルです。本作はその主宰のAl WoottonとパーカッショニストVALENTINA MAGALETTIのコラボレーション作品になっております。一言で「ダブ」とジャンル付けして片付けるのではもったいないほどの「ダブ」以上の音楽的側面を見せ付けてくれる1枚になっています。

それでは各曲のレコメンド始めます!

1曲目「Misinai」。これぞ「ダブ」的な世界観の音楽です。ダビーなエフェクトとパーカッションが融け合い、レコードジャケットにも表現されている様なグレーな硬質感が音の中に浮き上がってきます。ON-U的なダブサウンドの印象も強いですがAl WoottonがTRULEで表現してきたダブテクノの流れが強いようにも感じられます。呪術。

2曲目「Emet」。裏打ちのパーカッションから徐々に足されていくダブ。どことなく23 skidooのような音楽性を感じるような入りですがそこからオリジナルへと昇華させていく音の流れが流石です。Al WoottonがLivity Soundからリリースした作品の中に垣間見られたトライバル的音像がこの曲の中に昇華されており、呪術性の中の神秘性を引き出す様な役割を果たしてくれています。

3曲目「Erev」。ダブのリズムの裏で鳴る滴るようなパーカッション、自然風景を描写させてくれる様なアンビエントな音像、まるで未来を想起させるように鳴るビーム音など様々な音像が複雑に見せかけて単純に絡み合うことで出来上がったダブ作品。前2曲を含めてこの1枚の集大成的1曲としてラストに配置されたこの音楽がただの「ダブ」で終わらせない感を演出しているように感じます。



といった感じで今回はHOLY TONGUE「HOLY TONGUE EP」をレコメンドしていきました。新時代のダブ作品入門盤としてダブの沼にハマるための第一歩的な1枚だと聴き直して感じました。



個人的はAl Woottonを追って辿り着いた1枚なのでこれからこの盤を聴き始める方は逆にAl Wootton(a.k.a. deadboy)を掘り出すきっかけにもなって欲しいなと勝手ながら感じました。彼の主宰レーベルTRULEではダブだけではなくガラージなど、幅広い音楽性が展開されているので要チェックです!

それではまた次回!

Twitter:@Wassssup_mymen
soundcloud:https://soundcloud.com/a-b-0325


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